東京工業大学歌の制定は昭和31(1956)年5月26日とされている。作詞は詩人三好達治氏に依頼され,作曲は当時本学一般教育科目音楽の授業担当であった諸井三郎氏に委嘱された。1956年3月初旬に曲は完成した。調子はハ短調-ハ長調である。初演は同年3月26日の卒業式において職員合唱団において正式に演奏された1)。
残されている楽譜はきれいにペンで清書されたオーケストラスコア,男声四部合唱スコア,混声四部合唱スコア,同ピアノ伴奏譜の4種類である。原譜は学長室に保管し,筆書きの詩と並べて掲額してある2)。詩と現代語訳,入学式などで歌われている楽譜はト短調-ト長調の楽譜を以下に示す。それに加えて,2010年9月にこの調子のピアノ伴奏譜を制作した。この調子で録音された音源は2010年9月現在で存在しない。そこで,楽譜作成ソフトFinale2010版でプレイバックしたwave音源を練習用にアップしておいた。歌はソプラノのコーラスにしてある。
2010年7月に歌詞の新訳と英訳が作られた。原始の言葉の順序になるべく添って現代語訳と英訳を行ったものである。
参考文献
1)東京工業大学百年史(通史),p.799,1985.
2)伊賀健一:東京工業大学歌―その原譜―,東工大クロニクル,No.450,p.17.,2010/04/28