東工大について

評価ポリシー

平成19年1月5日
評価室

国立大学法人東京工業大学 評価ポリシー

はじめに

 国立大学法人東京工業大学(以下「本学」という。)は、「研究と教育を通じて知を創造し継承するとともに、次代を担う優秀な人材を育成し、もって人類や社会の発展に貢献すること」を使命としている。本学は、この使命を遂行するための重要なプロセスとして、評価を位置づける。
 本学は、評価を通じて学生・教職員・卒業生及び社会等の学内外のステークホルダーと常に対話し、相互の理解を深め、使命と将来への展望を共有・共創して、未来を拓くことを目指す。
 もとより、唯一絶対の評価は存在し得ない。人と社会の変容や時代の変遷に拘わらず、良好な共創関係の構築・維持により、評価自体のさらなる進化が可能であると確信している。
 このような評価の精神を本学及び学内外のステークホルダーが共通に認識し、共有することが、何よりも重要であることを意識し、本ポリシーを定める。

1.

目的

 本学の使命を遂行するために、教育研究活動等の現状を把握し、本学の特徴・個性を明確にしつつ、高い水準に向かって継続的に進化することを本学の評価の目的とする。
 本学は学内外のあらゆる評価に能動的・積極的に取り組み、評価結果に対する深い洞察を通して、さらなる改革に向けた戦略的展開を図る。評価システム自体についても、教育研究活動等の質を継続的に保証・向上させるとともに、本学が持つ国際競争力や潜在的な可能性の発見・認識につなげるべく不断の見直しを行う。このような評価活動により、組織及び教職員のアクティビティーの向上を図るとともに、個々の組織を越えた連携・協力を促進し、大学全体の発展を図る。
 また、本学の評価結果等に関する情報を社会に向けて広く発信することにより、学内外のステークホルダーとこれらの情報を共有し、使命遂行に向けた共創関係を構築する。

2.

基本方針

(個性と多様性を尊重する評価)

 使命遂行のためには、各組織及び個々の教職員の発想や意欲を尊重した多面的な評価が不可欠である。そのため、教育研究上の挑戦的な試みや成果が出るまでに長期間を要する研究等の評価の視点を導入する。また、各組織の具体的目標は、全学共通の目標に基づくとはいえ、多様である。こうした多様性をも考慮した評価方法の構築を目指す。

(相互信頼に基づく評価)

 本学の構成員は十分な資質を有しているとの前提に立ち、各組織及び個々の教職員のプラス面を積極的に評価することを基本とする。また、不毛な駆け引きや戦略的操作が生じないよう十分に配慮し、評価者と被評価者の相互信頼に基づく評価を実現する。

(客観的・多面的な評価)

 各組織及び個々の教職員が自己を客観化しつつ行う自己点検・評価を前提として評価を実施するが、その結果の客観性や妥当性を確保するために、外部評価や第三者機関が行う評価、学生による評価等の異なる視点を導入する。

(証拠に基づく評価)

 評価は可能な限り、根拠資料・データに基づいて行われるものであり、その結果のみならず、プロセスも明らかにすることにより、透明性と公平性を確保する必要がある。教育研究の機能を重視して、定量的・実証的な証拠に基づく評価を基本としつつ、定性的な評価も積極的に取り入れる。

(進化する評価システム)

 評価システム自体の信頼性向上、及びより適切かつ効果的な評価のために、枠組みやプロセスに関するメタ評価(評価システムの検証)を継続的に行うとともに、多種多様な評価への適切な対応を可能とする柔軟な評価システムを指向する。