学長 伊賀健一
平成23年10月8日
皆さま、こんにちは。東京工業大学 学長の伊賀健一でございます。
本日は、東工大へお越しいただき、ありがとうございます。
東工大は今朝ほど創立130周年記念式典を行ないました。本シンポジウムも、130周年記念事業の一環として開催させていただいております。
東工大は、1923年の関東大震災で元々蔵前にあった校舎を焼失し、翌1924年に、ここ、大岡山に移転してまいりました。以来、地域の皆さまとは仲良くさせていただいております。
3月11日に東日本大震災が発生し、市民生活や産業活動に大きな爪痕を残しました。被災地以外でも帰宅困難者による混乱、計画停電の実施によるさまざまな機能不全が生じました。本学においても帰宅困難となった方々が、大岡山、すずかけ台、田町各キャンパスに避難されて来られました。
こうした大震災の教訓を踏まえ、大学が社会の、地域の皆様のお役にたてることはないかと、本学「環境エネルギー機構」ならびに「先進エネルギー国際研究センター」を中心に、検討を重ねました。それが、本日の「グリーンライフラインによる地域防災拠点づくり」です。
今、日本の防災システムやエネルギーに対する取組みを再考すべき時期にきていると思います。現在、緑が丘地区に「環境エネルギーイノベーション棟」を作っており、自給自足型のモデルとして、社会の要請にお応えできるものと思います。
本日は、どうぞ最後までお聴きいただければ幸いです。
学長 伊賀健一
平成23年10月3日
グローバルリーダー教育院への所属、そして道場への入門、おめでとう。みなさんが高い志をもって難関に挑戦し、それを突破したこと、誠にうれしく思います。
本学の創立130周年を迎えるこの2011年にグローバルリーダー教育院を開設し、その第1期生である皆さんを受け入れることができたことは、大きな喜びであり、まさに新しい歴史の第1歩となる記念すべき年となりました。
日本は、東日本大震災をはじめとする様々な自然災害や原発事故などからの復興、経済問題などのほか、急速に進むグローバル化、必ずしも安定しているとはいえない経済情勢などの解決が強く求められています。また、国際的な視点では、エネルギー資源の枯渇、地球規模で起こっている環境問題、人口減少問題など、様々な課題が山積です。こうした課題を、社会の合意を得ながら解決するには、適切かつ強力なリーダーシップを持った人材が必要です。特に科学技術に立脚した現代社会の課題を解決するには、高度な科学技術力を基盤としたリーダー人材が不可欠です。日本ではこうした人材が十分に養成されていませんでした。このままでは、世界の中で日本は沈没してしまうことになりかねません。
そこで、本学では、高度な科学技術を基盤として、いかなる課題にも多角的な視点で取り組み、迅速かつ的確に解決できる素養を持った人材を養成するために、1年以上の準備期間をかけて、本年4月にグローバルリーダー教育院を開設しました。
国際社会を牽引するリーダーを目指すには、諸外国の人達と接しながらお互いに切磋琢磨していかなくてはなりません。私は、学生の頃から、趣味のオーケストラ活動を通じて、いろいろな分野の人々と接し、また多くの国へも参りました。そこで親しくなった友人達は、みなベクトルの方向が違い、考え方が異なり、それらをまとめることに大変な苦労をしたこともあります。しかしながら、学長になった今、その経験が非常に役立っていると思います。
世界各国には、このようにそれぞれに異なった文化があり、それを深く理解する必要があります。日本のオリジナル文化に「道」(どう)があります。茶道に代表されるように「道」には「心」があります。みなさんはまさにこの「道場」で、心をも磨き真のグローバルリーダーになってほしいと思います。
グローバルリーダー教育院のカリキュラムは大変厳しいものになっています。みなさんにはこれからいろいろな試練が待っているでしょう。失敗を恐れることなく、果敢に挑み、日本を、さらには世界をも牽引するトップリーダーになっていただきたいと思います。そのために、大学として、みなさんを応援します。
ここにいる9名のみなさんが、グローバルリーダー教育院の学生として、そしてその第1期生としての自覚と誇りをもち、人の痛みもわかる人間性溢れた強いリーダーに成長してくれることを強く望みます。
学長 伊賀健一
平成23年7月6日
この催しは、制御システム工学科の2011年度「創造設計第一」の正課によるロボット製作と競技であり、48名の学生が参加した。7月6日(水)13:00~17:30に、石川台3号館304号室において、満員の観客のもとで開催された。以下は競技終了後、学長杯を手渡した際の学長挨拶である。
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本日は、競技の様子を楽しませていただきました。優勝した千葉 崇 君はじめ48名の選手諸君、お疲れ様でした。本競技は40秒の持ち時間でアンテナの高さを634mmにすれば勝ちというもので、各種ブロックを積むのに色々なマシーンの工夫がなされていました。スカイツリーは634mで、武蔵(むさし)から来ていると聞いています。また、スカイツリーは奈良法隆寺の五重塔の構造にならった耐震の構造物で、日本オリジナルの技術です。スカイツリーを直訳すると「天木塔」ですが、中央ブロックには「天空塔」と書かれています。本競技の一昨年の優秀者である川島啓祐君(習字10段)の手によるものだそうです。今日は48人のオリジナルロボットが技を競いましたが、これからも日本の文化を基本とした新しい技術に挑戦して欲しいと願います。
1位から3位までの諸君と、マシーンのアイデアで選ばれた6人の選手が、MITで開かれる今年の世界ロボコン(IDC)に出場しますが、実力を発揮して堂々と頑張ってもらいたいと思います。
この催しは本学の森 政弘教授が1981年に世界で初めて始めたもので、伝統ある教育プログラムであり、世界に広がっています。指導、助言された教職員、チューターの皆さんに敬意を表し、今年の盛会にお祝いを申し上げ、挨拶といたします。

学長 伊賀健一
平成23年7月4日

本日5月26日、東工大は創立130年を迎えました
学長 伊賀健一
平成23年5月26日

学長 伊賀健一
平成23年4月27日
皆さんこんにちは。ご紹介頂きました東京工業大学学長の伊賀健一でございます。本日の寄附講座の開設記念のシンポジウムに、大勢様お越し頂きましてありがとうございます。深く御礼申し上げます。
まず3月11日の東日本大震災でございます。多くの方々が被災されましたことに対し、まず寄付者でありますJR東日本様、鉄道にも大変な被害だったと承っております、まずお見舞いを申し上げます。それから今回の寄附講座、実は以前から私ども東工大の卒業生であります東日本の副会長石田義雄様のおはからいにより、この寄附講座を作ろうと話を進めておりました。それからやはり卒業生でありますぐるなび会長滝久雄様に仲立ちを頂きまして、準備を進めて参りました。「この大震災で、あれはなし。」とおっしゃるかと思いましたのですが(笑)、今日これからご挨拶して頂きます社長青野智様自らお越し頂いておりまして、大事なものでありますからやりましょうと言うことで、今日を迎えている次第でございます。
この大震災を機にしまして、大学が持つべき役割というものを、改めて考えなければいけないと認識しております(図1)。日本の国立大学ですので日本における知の背骨でありますし、理工系大学は
で科学と技術で日本を支えるという気骨を持つべしと思っております。また大学単独というわけではありませんで、社会、産業界、国際との連携というものが必要かという風に思います。標準化というのは国際協調であると同時に、国際的な競争にもなります。これを大学がフェアな立場で見てゆくという意義があろうかと思います。大学教育の課題でございますが、国際的に通用する鍛錬の場、これを構築する、それともう一つ、いろいろと辛いこともございますので、学生諸君に夢を創る、これが教員、職員の務めだと認識しております。
さて、東工大でどうするかということでございます。細かい図2 で恐縮ですが、上の真ん中にありますのが、大学院の各専攻といわれる単位でございます。これだけございます。研究科で言いますと、実効的に七つの研究科、理工系分野すべてをカバーしております。下のピンクのところが学部でございまして、学科が下にあるようにできております。それから右側に描いてございますのが、上が研究所です。それから、橙色の線が全学的に結んでおりますが、機構というのを創りまして、全学的な横断的研究教育機構として作っております。情報系、それから環境エネルギー系、ライフエンジニアリング機構でございます。実は3月11日ライフエンジニアリング機構の発会式を品川プリンスホテル34階でやっておりましたところ大揺れにゆれまして、途中までは実行したのですが、あとは避難を致しました。左側、これが寄附講座、共同研究講座あるいは部門でございまして、学部あるいは大学院に頂戴出来る場合は寄附講座と申しておりますし、研究所の場合は部門と申します。これは各世話をする専攻あるいは学科のところに所属致しますが、全学的な横串を通した寄附講座と、あるいは部門と言うことで運営させて頂いております。これが東工大の全教育研究の全容です。細かいことは見にくいかとは思いますが、これだけの規模で10,000人以上の学生を教育しているとご理解頂ければと思います。
産業界と本学の連携の図3で、左上の三角は教育、右の上の三角は研究、それから真ん中に産業界を配置しておりますが、その上の寄附講座が大学と産業界を結びつける一つの候補であると思います。その下の台形は東工大の内のネットワークということで、産学、国際、大学同士、あるいは学会、同窓会、そういったものを束ね、それを全体大学がいろいろなネットワークを作ることを進めている訳でございます。
さてJR東日本殿からこれまで頂戴しております寄附講座を図4のようにまとめてみました。最初は静粛工学、これは1992年から3年間精密工学研究所に頂戴致しました。ちょうど私は教授をしておりましたので、このネーミングからシンポジウムなど、いろいろとお世話をさせて頂きました。
この寄附講座は3年で終わっておりますけれども、現在も静粛工学のシンポジウムを研究会として続けております。その後が工学部に頂戴いたしました協調工学でございます。三番目として鉄道の技術イノベーションと標準化ということで今回頂戴したわけでございます。これは大学の理工学系 研究科に5年間の予定で標準化について研究と教育を行います。
現在のところ企業からの寄附講座、寄附部門は図5のように九つがございます。この鉄道と通信の標準化について考えてみます。私は光通信を研究しておりまして、1989年にベルリンの壁が壊れて、その頃ちょうど太平洋・大西洋に光ファイバケーブルが通じました。そこでグローバル化というのが通信の世界で起こりまして、いろいろな情報が黒船のように参ります。インターネットなどがそうでした。そのとき思ったのは、鉄道はいいよね、通信はすぐ攻めて来られてしまうのだけれど、まさかアメリカのアムトラックが日本に乗り入れることはない、という風な認識を持っておりました。ところが今やそうではありませんで、まさか鉄道が海を越えてつながるわけではありませんが、世界へ出て行くというわけでございます。
そこでこの標準化というものが非常に大事になるかと思います。今日は専門の先生方にご講演を頂きますが、この寄附講座というものが、日本のあるいは世界の役に立つ一つの起点になればと思います。どうか最後までお聞き頂き、この寄附講座を暖かく見守って頂ければありがたいと思っております。最後になりますが、寄附者であるJR東日本様には改めてお礼申し上げます。どうもありがとうございました。

平成22年10月23日
東工大にプラス・ワン
東京工業大学 学長 伊賀健一
今年2010年にPLUS-1すると2011年、来年は本学創立130周年になります。今お目にかけている写真は、大岡山正門に隣接した百年記念館の前で撮ったもので、この建物ができて約30年が経過したわけです。昨年は、同窓会館ともいうべき東工大蔵前会館が大岡山駅前にでき、グラウンドも全面人工芝にいたしました。図書館の工事も着々と進んでいます。その工事用の外堀にはいろいろなコメントが学生諸君から寄せられています。
さて昨年、東工大では将来構想を作りました。『東工大ビジョン2009』と呼んでいます。その中の重要なミッションとして『知(ち)、技(わざ)、志(こころざし)、和(わ)の理工人』たれと謳っています。最初、知性と知識の知、技術の技、高い志を持つ東工大をイメージしていました。そこに、プラス・ワンとして、和を入れました。科学と技術を学ぶ東工大、知と技はもちろんのこと、世界の、そして地球のことを考える高い志が必要です。さらに、それだけでいいのだろうか?という疑問が沸いてきました。多くの国で紛争が続き、競争的かつ短期的視野でしかものが見られなくなってはいないだろうか、という反省です。そこで、日本古来の『和』を加えました。いろいろな議論はたたかわせるものの、自分の考えは限られた条件でしか真ではない、そこにこだわるのは賢明ではない、最後は和をもってことをなそうではないか、という意味です。
本日、東工大においでの皆様、基本は実直まじめな東工大生、そこに意外なプラスアルファを感じていただければ幸いです。

私のプラス・ワンは、光通信の研究に加えて続けてきたコントラバスです。
平成22年7月23日
【科学・技術は日本を救う】
東京工業大学 学長 伊賀健一
東京工業大学は,理工系総合大学として,「知の創造」と「ものつくり」を基本に,我が国の将来を担う人材育成と,世界に先駆けた学術研究に日夜取り組んでいます。
一方,平成23年度予算において,大学の教育・研究に係る経費を含む政策的経費が削減されると聞いております。
このことが現実となれば,大学に深刻な影響を及ぼし,国民が安心して大学の教育を受けられなくなることはあきらかです。
そのような事態になれば,高等教育に大きく予算を増強している欧米やアジア各国のいずれにも後塵を拝し,国力は相対的に衰退することは目に見えています。
高等教育への予算の確保の必要性についてご理解くださいますよう,お願い申し上げます。
平成22年5月6日
2010年3月31日をもってスーパーCOE「統合研究院」が終了し,後継事業として,附置研究所が主体となる新しい統合研究院が4月1日から発足しました。その中の一つとして「ソリューション研究機構」があり,4月28日(水)15:00~17:00にその発足式が行われました。以下はその時のあいさつです。
「3月の統合研究院最終報告会の時に次のように申し上げました。このような大きなプログラムを作り,完成させるのはちょうど大きな交響曲を書くようなものです。さしずめ,グローバル時代を迎える今で考えると,マーラーの交響曲第一番『巨人』ではないでしょうか。大きなテーマと展開,発展が簡潔へと向かったのです。3月でプログラムは終わったのですが,新しく幕があき第二交響曲が始まります。マーラーの交響曲第二番は『復活』です。新しい統合研究院が新しく復活し,ソリューション研究に大きなブレークスルーを期待しています。」
平成21年12月1日
本学学長伊賀健一は,
文部科学副大臣 鈴木寛氏,文部科学大臣政務官 高井美穂氏 あてに
下記のとおり,政府の行政刷新会議事業仕分けに対する意見を提出しました。
グローバルCOEの事業について
東京工業大学 学長 伊賀健一
本事業は21世紀COEの後継事業として,文部科学省が総合科学技術会議の指針を受けて予算化し,私は理事の一人として日本学術振興会で立ち上げの実務を担当しました。
その時の基本方針は以下のものでした。
(1)世界的な教育研究拠点を形成する
(2)博士課程学生への経済公的支援を充実する
(これは文部科学省科学技術・学術審議会等でも提言されている)
(3)21世紀COEをより発展させ重点的な分野で世界に対抗する
同事業の中間評価が行われましたが,本学の拠点に関してはすべて所期の目的を果たしていると高く評価されています。
また,これを大学においてサポートするには間接経費が重要であり,これらが充実してこそ国際的に競争し科学技術立国の最前線となり得ます。これらの削減は,糧秣を絶たれた前線の死滅となるばかりか,協力関係にある世界の研究者からの信頼失墜を招きます。
平成21年11月25日
本学学長伊賀健一は,
文部科学副大臣 中川正春氏,同 鈴木寛氏,文部科学大臣政務官 後藤斎氏,同 高井美穂氏 あてに
下記のとおり,政府の行政刷新会議事業仕分けに対する意見を提出しました。
科学技術は我が国の将来を支える
東京工業大学
11月25日の仕分け作業の中でも,その研究教育の継続性が仕分け人からの意見としても出されていた.国立大学運営費交付金の削減は継続性を危うくするものである.一方,それを補完する意味において競争的資金があり,改革と努力の緊張感を与えながら,継続性が辛うじて担保されてきた.科学研究費,G-COEなどの競争的プログラムは今や大学の基幹的資金になりつつあり,これが世界との競争に負けない源になっている.これらを縮減することは,前線にいる現場が世界との競争から撤退することとなり,日本の将来はない.制度には,いろいろ議論があったように不都合もあるかもしれないが,本筋を見ることが肝要である.
科学研究費補助金は日本の将来を育てる芽である
・運営費交付金が年々減少する中,大学の基盤的な研究を支える資金を運営費交付金から支出することは困難な状況となっている.
・科研費は研究者の自由な発想に基づく研究を支え,目先の成果にとらわれない将来への投資となる多様な研究成果を生み出す,無二の研究資金である.
・大型の研究資金を獲得しにくい若い研究者が研究を継続し,将来,研究成果を開花させて,国を担う研究者に育つために不可欠な資金である.
G-COE等の教育研究拠点は世界への最前線である
・G-COEは科学立国としての我が国の将来にとって得意分野の最前線拠点となっている.必要かつ厳選された分野の教育・研究を格段に強化するための重要な投資である.
・我が国の将来にとって重要な分野の人材を重点的に育てる資金である.これに対し,欧米はもとよりアジア,中近東諸国は,博士養成に本腰を入れ始めた.
・研究拠点に学ぶ博士課程の学生にとって,安心して研究と勉学を継続する基礎がこのプログラムで徐々に形成されつつある.国が有為な人材を育てる.投資を怠るべきではない.
結論
教育,研究は継続性が重要であり,現在最先端にある教育,研究分野から一度撤退すると,将来挽回することは殆ど不可能である.日本の将来のための投資を力強く行っていく必要がある.
平成21年10月24日
-彩豊かに東工大の飛翔-
東京工業大学 学長 伊賀健一
今お目にかけている写真は、本年5月26日の本学創立記念日に竣工した東工大蔵前会館にあるモニュメント“飛翔”です。大岡山駅前からすぐご覧いただけます。
これは、東京藝術大学長の宮田亮平先生作によるもので、同会館の完成を祝って卒業生の一人である滝久雄氏(ぐるなび創業者会長)が寄贈されました。宮田先生のモチーフであるイルカを基本に、私が無理にお願いして東工大のシンボルであるツバメを3羽ほど配していただきました。本体は7%のアルミニウムを含む合金で、表面にはハードコーティングに金色がちりばめられ、彩り鮮やかです。また、お日様の向きによってそれが刻々と変わります。私は、これこそが科学技術と芸術のシンボルとも思っています。
さて本年、東工大では将来構想を作りました。『東工大ビジョン2009』と謳っています。その中の重要な要素として多彩性をあげています。多くの彩りを持つ、人や研究や教育や課外活動や社会活動、それらを目指したものです。
人間の眼が感じるスペクトルは、一オクターブすなわち波長で400nmから800nmです。青、緑、赤が3つの要素で、金色にしてもこれらのスペクトルで作られます。人の彩りもそれぞれが違いがあります。茶色といっても48種類、ネズミ色に至っては100種類もあると言います。同じようでいてあなたはあなた以外ではない彩りの持ち主です。そこに、生きている証があります。本日、東工大においでの皆様、見方によってはいろいろなカラーを放つ東工大、そこにいる人々の活動とその飛翔をご覧いただくと幸いです。
