東工大について

平成25年度10月大学院入学式 式辞

平成25年度学位記授与式 式辞

本日、ご来賓ならびに本学役職員・部局長のご列席のもと、平成25年度秋季入学式を挙行できますことは本学構成員一同の大きな慶びであります。東京工業大学を代表して、大学院に入学された皆さんを心から歓迎いたします。本年度の秋入学生は総計324名、うち修士課程173名、専門職学位課程9名、博士課程142名となりました。

皆さんは今、ここ東京工業大学において、専門分野について高いレベルの技術、幅広い知識と適応力を身につけたいという強い意欲で満ち満ちていることでしょう。創立から130年を超える歴史をもつ東工大は、日本No. 1の理工系大学として、強力な研究能力、多様な視点やアプローチを統合し実社会へ応用する力、そして理工系の様々な分野で未来のパイオニアとなるための創造性を、学生の皆さんに養ってもらうことを目指しています。教員一同、皆さんに質の高い教育と多様な研究の機会を提供する用意があると確信しています。自覚と熱意をもって挑戦してください。

本日は、アジア、ヨーロッパ、中東、アフリカ、北米、中米、南米の31の国々から、239名の留学生が入学されました。皆さんを心から歓迎いたします。昨年5月1日現在、東工大には世界76か国から、およそ1,250名の留学生が在籍しています。これは全学生の13 %であり、日本の理工系大学では最大の割合です。皆さんがこうした国際的な空気を味わい、そして異文化を学び、理解することを通して、視野を広げてくれることを願います。この経験によって、将来国際社会が直面する問題を解決するべく、国際的なチームの一員として活躍するための適性を身につけることができるでしょう。

東工大は世界各地の大学との協力により、幅広い教育・研究活動を行っています。2008年より、韓国科学技術院、中国の清華大学を含む5大学によるASPIREリーグ(アジア理工系大学トップリーグ)の一員です。この共同体は、オランダのデルフト工科大学、スイス連邦工科大学チューリッヒ校等4校によるIDEAリーグ(欧州大学トップリーグ)と、2009年より協力関係にあります。また、学生やスタッフの交流に関する全学協定も、カリフォルニア大学バークレー校、ワシントン大学、ジョージア工科大学、ミネソタ大学を含む、アメリカ合衆国内の多くの大学と結んでいます。これら世界中のトップ校との協力関係を通じて、東工大はより多くの留学生を受け入れ、また様々な留学プログラムによって多くの東工大生を世界に派遣しています。したがって、世界のトップ大学に劣らない教育の質とシステムをさらに高めていく必要があります。併せて、トップを走る研究者達との国際的な協力関係推進、また研究の革新を進めるべく、研究者が専門分野を超えて融合できるシステムの実現により、研究能力を強化していくことが求められます。東工大は、私が本年提唱した目標である、「2030年までに世界のリサーチ・ユニバーシティのトップ10に入る」を実現するために、あらゆる意味でさらなる国際化を目指していきます。

最後になりましたが、皆さんが東工大で有意義な学生生活を送れることを願っています。何より健康に気を付け、自身の目標に向けて積極的に挑んでください。「自覚 熱意 挑戦」。皆さんが東工大で必要とするものです。

平成25年10月1日
三島良直
東京工業大学長

平成25年度学位記授与式 式辞