東工大について

年頭のご挨拶 2017

年頭のご挨拶 2017

謹んで新年のお祝いを申し上げます。
旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。

変わる東工大―大学改革の推進

変わる東工大―大学改革の推進

昨年は、教育改革及び研究改革により、大学が大きく動き出しました。新しい教育システムのもと、学生の意欲が向上しているなどの成果を喜ばしく思いつつ、更なる学生支援体制の充実を図ってまいります。教育体制を大幅に変えましたので、改善が必要な点も生じてきていますが、内容を精査し、迅速な改善を心掛けつつ、改革の軸足をぶれさせることなくより良い教育体制の確立に努めていきます。また、研究体制については、研究テーマの設定や研究所・研究ユニットへの参加等に柔軟に対応し、各教員が基礎研究や応用研究における研究目標に向けて最適な研究体制で最高の成果をあげられるよう研究環境を整えていきます。科学技術創成研究院では人的な流動性を高め、招へいした海外の研究者とともに、国内のみならず国際的な共同研究を積極的に展開していけるようになりました。各教員が国際共著論文に発展する研究成果をより活発に発信することを期待しています。

産学連携の新しいかたち

産学連携の新しいかたち

本学は、従来より産業界との結びつきが強い大学として歩んできました。これまでは、教員個人ベースの共同研究でのつながりがその比重の多くを占めていましたが、これからは大学が進める大型プロジェクト、つまり組織としてのつながりを強めていくよう学内の体制を整えていきます。本学の研究を企業の要請に合わせるだけでなく、企業と相談しながら社会実装に向けて研究を進めていくことが必要となってきています。そのために、企業とは共同研究のみならず、特別な専門学修プログラムを開設し、人材育成すなわち教育面での協力も始めています。

また、大学の技術・人材を活用したベンチャー育成支援についても、組織的連携協定の締結により、本学の研究成果又は人的資源等を活用したベンチャー企業を中心に投資するファンド(資金)の組成に取り組み、技術系ベンチャーの創出を加速すべく積極的に推進していきます。

先端的研究を推進する東工大の新たな研究体制「研究ユニット」の仕組みを活かして国内外での共同研究を推進しながら、社会の課題・要請に迅速に応える産学連携活動の強化に取り組んでまいります。

世界のTokyo Techへ

世界のTokyo Techへ

国際的評価を向上させて本学の誇る教育・研究の質と実(Tokyo Tech Quality)を世界に浸透させることを目的として、文部科学省によるスーパーグローバル大学創成支援を受け、世界トップレベルの教育・研究を行う大学として国際競争力の向上を進めてきました。様々な角度から設定した目標にむけて順調に歩んできています。

そして、目標達成のために、これまでの教育改革・研究改革・ガバナンス改革を着実に進めていく体制づくりが重要です。国立大学をめぐる社会情勢は厳しく、財政的にも学内の組織・運営体制の更なる改革は必要となってきています。自己収入の増加のため、「世界の研究ハブ」として国際的共同研究の展開と成果の発信を強化し、外部資金及び産学連携の強化による研究資金の獲得に努めるほか、教育・研究を進めるための資金として寄附金についても重視していきます。戦略的・機動的な資金投入を行って、効率的な体制を整えつつ、日本の国立大学の中で先導的に国際化を進め、世界トップレベルの大学たるべく努力をしてまいります。

学内外へのメッセージ

学内外へのメッセージ

東工大は教育改革によって学生目線でのカリキュラムや達成度評価など各自の積極的な学修を支える環境を整えています。高校生・受験生のみなさんには、学生にとってより良い教育体制を整えている東工大で自分の目指す未来に向けてぜひ学んでほしいと思います。また、在学生のみなさんには、大学の全面的なバックアップのもと、気概や志を持って各自の目標に必要な力を修得し、社会で活躍していくことを期待します。

教職員のみなさんには、東工大をより良い方向へ一体となって前進するよう引き続き協力をお願いし、産業界や地域のみなさまには、大学が取り組んでいる人材育成や研究成果の社会への還元にご支援とご協力をお願い申し上げます。