東工大について

学長就任3年 三島良直学長インタビュー

国際化による教育・研究一体改革の推進

2012年10月の学長就任から3年が経ち、再任が決まった三島良直学長に現在の取組みや今後の展望、将来について話を聞きました。

教育改革、教育の国際化

日本で初めて学部と大学院を統一した「学院」を創設する教育改革のスタート(2016年4月)まで半年余りとなりました。現在の意気込みについて聞かせてください。

三島学長

この改革は、本学が育成するグローバル社会に寄与できる人材像を明確に示し、実現する教育を行うためのものです。自ら学びとる姿勢で入学した学生が、自らが描く将来像に向けて、多様に用意されたカリキュラムから必要な知識を選び取り、自己実現を達成できる教育体系となることを目指します。そのために重要となる、学生の成績や達成度に対する評価については、教育環境の企画・整備を行うために設置された教育革新センターと連携し、本学独自のポートフォリオを構築中です。

継続的な海外への講義配信や、学生の留学・海外経験の推奨など、国際化への取組みについて聞かせてください。

世界トップクラスの大学との単位互換を目指すべく、日英表記したカリキュラムとシラバスをWEB上で公開し、世界中に本学の質の高い教育内容を発信します。併せて、進行中の教育システムを完成させつつ国際認証を受ける準備をしていきます。

三島学長

大学院では、2018年までにほぼ全ての講義を英語化し、学士課程では、英語を母国語とする外国人教員による授業を増やし、英語の講義に慣れていくようにしたいと思います。

また、大規模オンライン講座「MOOC(s)」を提供する米国マサチューセッツ工科大学・ハーバード大学の共同設置による非営利組織「edX」に参加し、本学の講義を海外に発信することで、本学に対する海外の学生の関心・入学意欲を高めます。同時に、学内では、オンライン講義を予習した上で参加する「反転授業」で学生の主体的学習を実践して、理解を深めることを目指します。

その他、能動的な学修参加を促す教授・学習法であるアクティブラーニングを充実させます。国内外から最先端の研究者を講師に招いて創造的討論や実験を伴う講義を行う東工大レクチャーシアターといった様々な形態を取り入れて、広い視野を持ちつつ自己を深めるためのリベラルアーツ教育にもその要素を盛り込んでいきます。

留学については、長期・短期など様々なプログラムを用意し、1年を4期に分けた学事暦(クォーター制)で柔軟な履修計画が立てられますので、在学中に一度でも経験することを奨励します。

2014年度以降、学勢調査への協力学生や教育改革に関心のある学生と意見交換会を実施し、積極的に学生とコミュニケーションをとっていますが、今後はどういった学生と意見交換の場を設けたいと考えますか。

できるだけ色々な専門分野・学年の学生と、意見交換を続けたいと考えています。教育革新センターとも情報共有しつつ、FD研修などで講義内容に関する要望をフィードバックし、大学運営に学生の意見を取り入れていきます。

研究改革

研究改革も、研究体制の再構築や教員の研究環境整備を集中的に検討し、新年度までにその骨格を作り上げると聞いていますが、これについての思いを聞かせてください。

三島学長

学士課程の後半から大学院にかけての教育において、世界最先端の研究に触れ、学生自身が研究に参画する比重が高まるため、その内容を充実すべく、国際共同研究を推進して教員自身の国際面での研究力を強化することが重要と考えています。また、教員の事務的な負担を軽減するとともに、研修休暇とよばれるサバティカル休暇制度を活用した海外での研究従事を推奨することにより、教員が研究に取り組む時間を増やしていきます。

本学が得意とする材料や物理など世界トップクラスの研究分野をより強化しつつ、時代に応じた新しい研究分野を創り育てていく体制作りが重要と考えます。国内外の研究者の流動性を上げることで、大学に新たな息吹を吹き込むことが必要になると思います。

このように、教育改革と両輪をなす研究改革も、国際化を推進しつつ取り組んでいます。

今後に向けて

今後の抱負を聞かせてください。

三島学長

教育改革・研究改革・国際化における基本的なシステムの定着化、実行体制作りを推進していきます。これにより学生及び教員の意欲が高まり大学全体が活性化する様や手応えを感じとりたいと考えています。そのために、改革の細部に目を配りながら、必要な修正に躊躇なく取組み、より良い方向に進めていきます。改めて、改革に携わってきた教職員に感謝するとともに、授業・実験に携わる先生方には更なる尽力を仰ぎたいと思います。

東工大は変化しつつ、今後も将来に夢を持つ科学技術系の人材を輩出していきますので本学の教育・研究にぜひご期待ください。

FD研修

ファカルティ・ディベロップメントの略称で、教員が授業内容・方法を改善し向上させるための組織的な取組の総称

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