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2009.02.26
理工学研究科 化学専攻の鈴木啓介教授が,ドイツのアレキサンダー・フォン・フンボルト財団からフンボルト賞(Humboldt Research Award)を受賞しました。
同賞は,学術分野において今日までに国際的レベルの優れた業績を上げ,さらに今後もその先端的研究の継続が期待できる著名な外国人(ドイツ国籍ではない)研究者に授与されるもので,国際的評価の高い賞です。受賞者はドイツ国内の研究者と共同研究をする機会も与えられます。
鈴木教授は有機合成化学が専門。生理活性を有する天然有機化合物の合成、その基盤としての新たな有機合成反応の開発などに、創造的な研究を展開してきました。また、現在、グローバルCOEプログラム(新たな分子化学創発を目指す教育研究拠点)の拠点リーダーを務めています。
今回の受賞をうけ,鈴木教授は次のようにコメントしています。
「有機合成化学は、日本そして本学の"お家芸"です。そのひとつの源流は、約100年前、Zürich、Berlinに学んだ真島利行先生(1874-1962、本邦有機化学の祖、本学染料化学科創設)にあり、そこから星野敏雄先生(1899-1979、本学名誉教授)、向山光昭先生(1927-、本学、東大名誉教授)へと受け継がれてきた伝統があります。
今回、その流れをくむ者の一人として、大先達ゆかりのドイツからの栄誉に浴すことができ、恩師(向山光昭先生、故土橋源一先生、Dieter Seebach先生)、諸先輩、仕事仲間、学生諸氏、そして家族に心から感謝します。今後とも一層精進致します。ありがとうございました」