企業・研究者の方
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公開日:2017.10.06
2011年3月の東日本大震災により、我が国の原子力政策が大きな転換点を迎えたことは、多くの人が知る通りです。しかしながら、日本には現在、原子力発電で発生する使用済み核燃料が重金属ベースで2万トン近く存在し、早期の処理処分が求められています。さらに地球規模においても、地球温暖化問題対策とエネルギー確保の観点から、核燃料処理の問題は避けて通ることができません。
使用済み燃料を再利用するためには、使用済み核燃料からウラン(U)、プルトニウム(Pu)が再処理工場で回収され、MOX燃料として再利用する核燃料サイクルを活用します。この際に問題となるのが、U、Pu回収後に残される高レベル放射性廃棄物の処理処分です。高い安全性と経済性を確保しつつ、高レベル放射性廃棄物(HLW)の毒性低減化処理と、体積を減らす減容処分を進める技術開発が求められています。
本シンポジウムでは、HLWに含まれる高毒性核種の分離技術、分離された高毒性核種の核変換技術、HLWのガラス固化・最終処分技術に注目し、欧米より6名の研究者を招聘するとともに日本国内からも9名の研究者に参加していただき、学内の研究者4名を加えて日欧の技術開発の現状を互いに報告します。更にこれらバックエンド技術の合理化・統合化に議論を進め、HLW問題の解決に必要な今後の研究課題を抽出すると共に、日欧米共同研究による問題解決への道筋を探ります。
日時 |
2017年11月1日(水) - 11月2日(木) |
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場所 |
東京工業大学 大岡山キャンパス 大岡山西8号館10F大会議室 |
主催 |
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参加費 |
無料(ただし、懇親会会費:5,000円(学生:2,000円)) |
言語 |
英語 |
主催責任者 |
竹下健二 教授 |
参加申込 |
参加ご希望の方は、申込フォームよりお申し込みください。 ※申込み締切:2017年10月27日(金) |
お問い合わせ先
東京工業大学 科学技術創成研究院 先導原子力研究所
望月弘保 特任教授
E-mail : mochizuki.h@lane.iir.titech.ac.jp
Tel : 03-5734-3613