教育

第6類

自然と調和する都市環境や建築物について学びたい!

第6類

生活、環境、未来を築く

人の生活に係わるすべてを学問分野とする第6類は、3つのアプローチを持った系から構成され、2年目に、建築学系、土木・環境工学系、融合理工学系のいずれかに進みます。

建築学系は建築・施設のデザインやまちを創る仕組みを「学術」「技術」「芸術」を三位一体として学ぶ系で、広い視野と深い洞察力、たくましい想像力の育成を目指します。土木・環境工学系はスケールの大きな分野。橋やトンネルといった土木事業はもとより、交通システムや防災、環境問題等もテーマとします。融合理工学系はグローバルに共通する地球・都市規模の問題等を対象に、理工系のみならず人文社会科学系の知見を融合して社会への貢献を目指す問題解決志向の新しい系です。

卒業後は、ほとんどの学生が大学院に進みます。大学院修了後の進路は、官公庁や公的機関、交通や建設・設計、コンサルタント、メーカー、エネルギー等の一般企業を中心に幅広い分野で活躍しています。

2年目に進むことができる学院・系

第6類の特徴

POINT1:東工大のキャンパス計画

建造物の設計・デザインを主に手掛ける建築学系と社会基盤(インフラ)整備や環境共生を図る土木・環境工学系が一体となって、キャンパスの見直しと改良を行っています。大岡山駅を降りてすぐの大岡山キャンパスの東工大蔵前会館、環境負荷低減型の新図書館が建てられたのもこの計画の一環。百年記念館や駅前広場、本館や研究棟、歩道橋の設計にも第6類の先生方のアイディアと技術が生かされています。今後も、より快適なキャンパスへと進化を続けます。

東工大蔵前会館

東工大蔵前会館

附属図書館

附属図書館

POINT2:融合理工学系とは?

グローバル社会では、理工学系と人文・社会科学系の知見を融合し、社会ニーズの把握に基づく解決策の"デザイン"が不可欠です。融合理工学系では、地球・都市の異常気象、国際開発や環境の政策・計画、天然・再生資源を活用した環境浄化やリサイクル、国際ロジスティクス、プロジェクト・マネジメント、デザインとエンジニアリングの融合、コミュニケ−ション技術やその言語学・社会学の側面、原子力利用と社会等を対象に問題解決志向の研究を展開しています。

  • 創造性育成科目の発表風景
  • 創造性育成科目の発表風景

コンセプト・デザイニング 東工大‐武蔵野美大合同ワークショップ

第6類な場所01

第6類な場所01

構造実験室

コンクリートや金属などの特性を調べることができる実験室。3つの油圧ジャッキが交互に荷重を加える「移動載荷試験装置」は、ほぼ毎日稼働し、何十年にわたって車などが往来する橋桁を再現。橋桁の金属疲労を調べている。荷重頻度や力の強さ(最大値は合計100トン)は自由に設定が可能だ。

上:移動載荷試験装置
下:超音波探傷器
探触子から超音波を送り、金属の内部についた傷を調べる。傷があると超音波がはね返ってきて、その位置や大きさが測定できる。

第6類な場所02

第6類な場所02

製図室

図面を描いたり、建築模型をつくったり、製図室では朝から晩まで多くの学生の創作が行われている。建築学科では、2年生になると自分専用のデスクが与えられ、研究拠点として利用していくことになる。

PickUp!

融合理工学系

現代社会における様々な問題は、伝統的に確立した学問領域のみでは解決できず、複数の学問領域の知見や様々な分野の専門家間の協働を必要とします。また、複数の専門家のみが協働すればよいわけではなく、問題やニーズが存在する社会・地域・コミュニティーの実態を理解し、関わりのある市民、行政担当者、市民社会組織、国際機関などとの連携も不可欠です。このように、現代は、複雑な問題の解決や新たな機能・価値創出のため、従来から重要視されている学際的(Inter-disciplinary)なアプローチから、超域的(Trans-disciplinary)アプローチへの移行が強く求められている時代となっています。融合理工学系は、個別の理工学分野を超え、国境や既成概念を超え、そして我々自身の限界を超える気概をもって研究と教育を推進し、社会へ貢献する系を目指します。

英語による授業も充実!

融合理工学系では、グローバル時代におけるエンジニアやエンジニア・マインドを有する人材育成のため、日本語のみならず英語による数学や基礎専門科目の講義も充実させていきます。今日、日本国内だけで働くエンジニアや専門家がいるでしょうか?答えは明白です。本系では、楽しく、明るく、そして厳しく学ぶ学習環境が用意されています。

第6類の学生に聞きました。学生生活、満喫してますか?

学院に改組される前に入学した学生です。
  • パワーと団結力を実感

    浅子雄祐第6類1年(取材当時)

    浅子雄祐

    「つくる」仕事がしたくて、建築をやろうと入ったんですが、暮らす人の生活を創造していくというところは、どの学科も共通していて、どれもやりがいがありそうだなと思っています。それと第6類は仲がいいです。実は今日も、寝る間を惜しんで頑張ったグループプレゼンテーションが終わったので、みんなで打ち上げに行くんです。

  • うれしい誤算でした!

    佐道千沙都第6類1年(取材当時)

    佐道千沙都

    芸術的なセンスのある人が多いとあってか、ファッションや持ち物のセンスがいい! おしゃれで可愛くてかっこいいです。おしゃれに興味ない人が多いと想像していたので驚きました。他類に比べて類の人数も100人程度と少なめだし、ユニットクラスの人数も35人ぐらいなので、みんなとすぐ仲良くなれるのもいいところです。

  • 志の高さに刺激されます

    津吉友裕土木・環境工学科2年
    (取材当時)

    津吉友裕

    ただ勉強ができるということではない"頭の良さ"を持った人が多く、毎日が刺激的です。そして一人ひとりが第6類の勉強に興味を持って入学しているので、グループワークの時も高校の時とは比べものにならないほどレベルの高い議論ができます。みんなで協力してひとつのものをつくり上げていくというのは土木の特徴で、これも魅力です。

  • GSEPに在籍して

    ドー・ゴク・カン
    (Do Ngoc Khanh)
    第6類1年、GSEP1期生
    (取材当時)

    ドー・ゴク・カン

    留学生を対象とした融合理工学系国際人材育成プログラム(GSEP)の講義は全て英語で行われ、日本語の知識は必要ありませんが、英語力を試したい日本人学生も受講しているため、日本人学生との接点がないわけではありません。GSEPでは、理工系科目だけでなく、リベラルアーツや社会学など文系科目も学びます。自分の得意分野以外の知識を得ることにより、これまで気付かなかった分野での自身の成長のきっかけとなっています。GSEPの先生方をはじめとする、東工大の寛大な支援体制に本当に感謝しています。

  • 土木工学で命を守りたい

    米花萌理工学研究科
    土木工学専攻修士1年
    (取材当時)

    米花萌

    将来は、災害に強い構造物を造って社会に貢献していきたいです。もともとは医学部志望でしたが、ある時、大きな災害のニュースを見ていてこう思ったんです。傷ついた命を救えるのは医師だけど、"傷ついていない命を守れる仕事"もある、自分がやりたいのはこっちだと。それが土木工学の道に進むきっかけでした。

  • 切磋琢磨する充実した日々

    乾谷翔理工学研究科
    建築学専攻
    修士1年
    (取材当時)

    乾谷翔

    振り返ると第6類に入ってから建築学科を卒業するまでの4年間は、常に競争の日々でした。最初は志望の学科に入るため。その後も設計課題で周りと競い合ってきました。大変な時もありましたが、だからこそとても充実していたように思います。今後は専門的な知識だけでなく、横断的な視点が必要。来年夏からはオランダへ留学予定です。