長期留学を目指して ~米国短期派遣プログラム~

文部科学省「大学の世界展開力強化事業」の支援を得て、「グローバル理工系養成協働ネットワーク」事業を実施しており、この度2014年2月25日から3月6日の日程で、米国のマサチューセッツ工科大学(MIT)・ブラウン大学への短期派遣プログラムが行われた。長期留学を考えている学生を対象に海外の大学を体験させることを目的として企画されたこのプログラム。参加した8名の学生を代表し、3名の学生にインタビューを行いました。

  • 生命理工学部生命工学科4年 久保文雅

    生命理工学部生命工学科4年
    久保文雅

  • 工学部電気電子工学科4年 祢津誠晃

    工学部電気電子工学科4年
    祢津誠晃

  • 理学部物理学科4年 斎藤敦美

    理学部物理学科4年
    斎藤敦美

スケジュール
1日目
ボストン着
 
2~4日目
MITでの活動
MIT学生と交流、授業参加・研究室見学
5, 6日目
自主活動
各自事前に立てた計画に基づきボストン市内を見学
(ハーバード大学、ボストン大学、Science museum等)
7日目
ブラウン大学での活動
ブラウン大学学生と交流、授業・参加・研究室見学
8日目
フィールドトリップ
レキシントン・コンコード見学
  • なぜこのプログラムに参加したのですか?
MIT学生との交流

MIT学生との交流

久保: 英語圏の大学に半年から1年ほどの長期留学をしたいと考えていた矢先、このプログラムのことを知り、実際の留学を行う前に準備をする良い機会だと思い、参加を決めました。

祢津: 僕も長期留学をしたいと思っています。海外での生活や研究環境を体験し、今後目指している長期留学をより現実的なものとするために参加しました。

斎藤: 私は、このプログラムに応募した段階ではまだそこまではっきりと長期留学への意思を固めておりませんでした。海外での大学生活、研究環境を体験し、今後の選択肢を広げられればと思い、参加しました。

  • MITで3日間、ブラウン大学で1日間の日程での活動でしたが、両大学の雰囲気はいかがでしたか?
MIT Hobby Shop見学

MIT Hobby Shop見学

祢津: まず、MITでは学生たちの勉強に対する姿勢に驚きました。キャンパスのいたる所にテーブルやイス、ホワイトボードがあり勉強をする学生、ディスカッションをする学生で活気にあふれていました。廊下に座り込んでPCに向かう学生もおり、キャンパス全体が勉強の場として活用されていると感じました。

斎藤: 東工大と比較して女子学生が多いのも印象的でした。キャンパスが活気にあふれており、とても居心地が良かったです。また、学生が皆、必死で勉強していて、自分がやりたいことに一直線だという印象を受けました。

久保: MITで日本語クラスの学生とのディスカッションを行った際、日本の技術や日本自体に興味を持ち、将来日本の企業に勤めたいと話す学生も多く、日本の技術力やゲーム関連の文化が高く評価されていることも感じ、日本の良さも改めて感じることが出来ました。

斎藤: ブラウン大学はMITとはまた異なり、非常に落ち着いた雰囲気でした。自由な校風と長い歴史を持つキャンパスは趣があり、すてきでした。勉強に打ち込む最高の環境だと感じました。

  • 講義やディスカッション、研究室見学はいかがでしたか?
MIT学生寮見学

MIT学生寮見学

久保: 研究室見学では日本人学生が在籍している研究室を訪れたのですが、留学するにあたり参考になる話を色々と聞くことが出来ました。また、研究室が企業と研究を進め、すぐに社会に還元できる仕組みを実感しました。研究室の雰囲気もよく、ディスカッションを重ねて研究を進める様子が印象的でした。

斎藤: 私はMITとブラウン大学でそれぞれ物理関係の研究室を1か所ずつ見学させていただいたのですが、みなさんとてもフレンドリーで温かく迎えてくださり、研究についても丁寧に説明してくださりました。また、各自やりたい研究を自由に行うことが出来る雰囲気も感じました。

祢津: 大学が学生にインターンシップの機会を多く提供しているのも印象的でした。インターンシップを通じて、様々な職場を経験し、将来に対するビジョンがより明確になるシステムはとても良いと思います。

  • このプログラムに参加し、今後長期留学を目指す気持ちに変化はありましたか?

ブラウン大学学生と交流

ブラウン大学学生と交流

久保: MIT、ブラウン大学の両大学で学生の勉強・研究に対する姿勢に強く刺激を受けました。漠然としていた長期留学のイメージが現実的なものとなり、長期留学を目指す気持ちがより強くなりました。

祢津: 目的意識を持ち、キャリアを考えて勉強に打ち込む学生たちと交流することができ、僕も必ず留学したいと思うようになりました。勉強・研究自体は東工大でも十分続けられますが、留学することにより、色々な考え方、多様性を持った思考が身に付くと思います。

斎藤: 私も、今回の短期留学を経験して、漠然としていた長期留学への想いが固まりました。

  • 今回の短期留学でみなさん意識に大きな変化があったようですが、帰国後何か新たにはじめたことはありますか?
ブラウン大学キャンパスにて

ブラウン大学キャンパスにて

斎藤: 今回の留学で思っていた以上にリスニング力が不足していることを実感しました。ネイティブの生きた英語に慣れるため、ネットで英語のニュースを毎日聞くことをはじめました。

久保: ニュースを副音声で聞くなど、身近なところで日々英語と触れ合えるように意識しています。

祢津: 長期留学の条件になるTOEFLの勉強により一層力を入れています。

短期留学を終え、新たな目標に向けてスタートを踏み出した3名の学生にお話を伺いました。