アニメーション研究会:アナログ、デジタル、アニメ!

日本の長編アニメは世界中の映画ファンを魅了していますが、東工大アニメ研究会の作品にはそうした魅力がはっきりと表現されています。 日本の長編アニメは世界中の映画ファンを魅了していますが、東工大アニメ研究会の作品にはそうした魅力がはっきりと表現されています。

東工大アニメ研究会の部員は毎週水曜日の午後、それぞれのプロジェクトの作業のために集まります。右側に立っているのが部長の伊與田諒さん。 東工大アニメ研究会の部員は毎週水曜日の午後、それぞれのプロジェクトの作業のために集まります。右側に立っているのが部長の伊與田諒さん。

アニメーション研究会では、東工大の十数名の学生がインスピレーションを発揮しています。部員は、秋の学園祭でアニメ作品を上映したり、年に2回ある学生映画祭に出展したりしています。

「私たちの作品はアナログとデジタルの組み合わせでできています。」部長の伊與田諒さんは説明します。「まずストーリーコンセプトから始めて、連続した鉛筆画にレンダリングします。次に、それぞれのシーンでどういう動きをするのか見せるためにコマの間に中割りを入れます。ページをめくるだけで大体の流れを確認することができます。」

「作品が形になってくると、ウェブカメラを使ってコンピュータに取り込みます。これはスキャンするよりも早く簡単で、作品をアニメーションプログラム上でスクリーン表示することができるようになります。フラットベッドスキャナで最終画を入力し、アドビ・フォトショップ等のソフトを使って色と陰影を付けます。必要に応じて声を入れるために友人にお願いしたり、オリジナルサウンドトラックのために様々な音源を探したります。

メンバーは、水曜日の午後に集まって活動します。全部員、卒業論文の執筆に集中するために3年で引退しますが、時々先輩がアドバイスのために立ち寄ったりします。

伊與田さんは3年生で、機械宇宙学を専攻しており、他のほとんどの部員が大学院へ進学するため、最終的にはそれぞれの学問分野に関連した職業を選びます。しかしながら、元部員の何人かは東工大卒業後にアニメ業界に就職した人もいます。

Tokyo Institute of Technology Bulletin No. 10 (2009年5月)