ジャグてっく:新しい体験を求めて

地元小学校での練習風景 地元小学校での練習風景

ジャグてっくのメンバー:渡邊真帆(左)さんと杉浦貴行さん(右) ジャグてっくのメンバー:渡邊真帆(左)さんと杉浦貴行さん(右)

東工大の部活動は、スポーツ、エンジニアリング、文化、美術など、様々なフィールドをカバーしています。しかし、ジャグリングの技術を磨くことだけに全力を注ぐサークルがあると知れば、驚く方も多いのではないでしょうか。「ジャグてっく」は10年ほど前に一人のジャグリング愛好家によって創設されましたが、その後順調に部員を集め、現在では在籍部員は80名に上り、半数が定期的な練習会に参加しています。

「私は大学のお花見の時に数人の部員がジャグリングを演じているのを見て入部しました。」そう話すのは工学部制御システム工学科2年生の杉浦貴行さん。「これまで経験のない全く新しいものに挑戦したいと思っていましたが、これは間違いなく未体験のものでした。」それ以降、彼は部のリーダーとなり、特にシガーボックスのジャグリングを楽しんでいます。

部員は通常、週2回の練習を行います。室内練習は地元の小学校で、屋外練習は大学のグラウンドで行いますが、天候不良の場合、屋外練習は中止になります。もっと練習をしたいメンバーは、天候が許す限り大学のグラウンドで追加練習をすることもできます。新入部員はジャグリングしたいものを決め、入部するときにそれを購入します。人気のジャグリング対象やスタイルは、シガーボックス、こん棒、ボール類、皿回し、リング、デビルスティック、ディアボロ(空中ごま)などです。

「ジャグてっく」は工大祭等のイベントで技を披露するほか、時々地元の保育園や小学校から出演依頼を受けることもあり、そこで子供たちにジャグリングの基本技を教えたりもします。また、パーティーに参加した時にジャグリングの披露を依頼されることもあります。

「ジャグてっく」のメンバーで、杉浦さんと同じ学部の渡邊真帆さんは、一週間も練習すればボールのジャグリングができるようになると言います。「ものにもよりますが、ボール以外のものはもう少し時間がかかるかもしれません。」渡邊さんは、こん棒のジャグリングを専門にしていますが、ジャグリングは基本を習得しても、次は様々な手の動きのバリエーションを習得するという課題があり、さらにオリジナルのテクニックが閃いたりするので、決して飽きることはないと言います。

杉浦さんも同じく「卒業してもジャグリングを続けますよ。どこでも練習できるし、何より楽しいですからね。」と語っています。

Tokyo Institute of Technology Bulletin No. 16 (2010年5月)