ロボット技術研究会:ルールより熱意

ロボット技術研究会のメンバー:部長の小島涼介さん(上段右)とチームリーダーの細川拓巳さん(下段右) ロボット技術研究会のメンバー:部長の小島涼介さん(上段右)とチームリーダーの細川拓巳さん(下段右)

ラジコン・パワーファイターロボットの例 ラジコン・パワーファイターロボットの例

情報工学科2年生の小島諒介さんは、幼い頃からものを作ったり、ものの仕組みを調べたりするのが大好きでした。そのため、東工大に入学してサークルを選ぶ際に、マイスター(人力飛行機や電気自動車を作るサークル)とロボット技術研究会に悩むこととなりました。そして、いろんな種類のロボットを作る自由があることが背中を押すかたちとなり、ロボット技術研究会を選びました。

「ロボットの製作はやりがいがあります。」と語るのは、今では部長となった小島さん。「機械、電気、エンジニアリングといった異なる分野のメンバーで構成されるチームが必要です。自分一人だけでは何もできません。」

初めてロボットコンテストに出場した際は、一年生で構成されたチームに入り、競技課題は、どのロボットが最も早く箱にボールを入れることができるか、というものでした。8チーム中2位に入賞しましたが、それがきっかけでロボット製作に夢中になったといいます。

100人近いメンバーが在籍していますが、特に熱心に活動しているのは20~30人ほどのメンバーです。週に何回参加しなければいけないといったルールは全くありません。どれだけ熱心に取り組むかは部員各自の熱意次第です。「とはいえ、競技の締切りが近づいてくると、作業が間に合うように全力を尽くし、サークルの研究室で寝泊まりするようになります。」小島さんはそう話しながら、寝泊まりに備えた寝袋の入った棚を指差します。

現在、数名の部員が6月に開催されるNHK主催の大学ロボコンの準備に熱心に取り組んでいます。競技課題は、どのロボットが最も早く正確に発泡スチロールの大きなブロックを積み上げて、ピラミッドを作るかというものです。

このような活動には当然費用もかかります。機械科学科2年生でチームリーダーの細川拓巳さんによると、ロボットの部品や装置購入のためにアルバイトをすることもあるそうです。

「女子も数人が入部しています。女子メンバーの活躍により、今後更に女子メンバーが増えてくれればと期待しています。」

Tokyo Institute of Technology Bulletin No. 15 (2010年3月)