東工大Science Techno(サイテク):科学の楽しさを伝える

実験の様子1 実験の様子1

実験の様子2 実験の様子2

中川慎太郎さん(左)と杉浦典和さん(右) 中川慎太郎さん(左)と杉浦典和さん(右)

数十年前に比べると、若い世代の科学への関心が薄れていると言われています。東工大Science Techno(サイテク)では、この風潮を払拭すべく、子供たちに科学の実験や体験をとおしてその楽しさを知ってもらい、科学に興味をもってもらうための活動をしています。

25人のサイテク部員は、毎週集まって小学生の子供たち向けの科学の題材を検討し、いかにそれを面白く伝えられるかを話し合っています。毎月1、2回、部員のうち10名ほどが東京や神奈川県周辺の小学校や地区センターを訪れ、小学生20名程を対象に科学教室を開きます。教室では科学の原理を紹介するプレゼンをしてから、それに関する工作や実験などを子供たちに実際にやってもらいます。

現在大学3年生の中川慎太郎さんがサイテクに入部したのは1年生の時、高校の頃から知る友人がサイテクのメンバーとして活躍している様子に影響を受けてのことでした。子供たちの興味を引き出すために、科学の楽しさを伝えることはとても有意義だと感じ活動に参加した中川さん、今ではサイテク代表を務めています。

中川さんにお願いして、サイテクが開発した様々な題材を見せてもらいました。ピンホールカメラや、簡単な望遠鏡、パスタとのりを使って橋を作り強い構造の要素を学ぶものなど、いろいろありました。「ピンホールカメラは簡単に作れます。厚紙でできた箱に針で穴をあけて、感光紙を入れるだけです。暗い箱の中で、明かりに照らされたものから出た光が穴を通って入ると、感光紙に像ができるのです。」と教えてくれました。

さらに幅広い客層を対象に、大学祭では毎年人気のエッグドロップコンテストを開催しています。家族やグループで参加して、卵を衝撃から守る装置を作るというもので、コンテストでは実際に建物の4階から的に向かって卵を落とし、装置の性能やデザインを競います。

部員の杉浦典和さんは、来年代表を引き継ぎます。「私は子供が好きで、将来先生になりたいと思っているので、とても楽しんでこのサークルの活動に参加しています。」と締めくくってくれました。

Tokyo Institute of Technology Bulletin No. 13 (2009年11月)