東工大への寄附

iGEM

iGEMは、基金からのサポートをいただいて活動をしています。

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どんな活動をされていますか?

iGEM(The International Genetically Engineered Machine Competition)は国際的な合成生物学の大会です。
学部生主体のチームが、BioBrickと呼ばれる規格化された遺伝子パーツを組み合わせることにより、新しい生命システムの設計・構築を行い、その成果をプレゼンテーションして審査されます。2014年度は、10月31日~11月3日にボストンで大会が開催されました。
2014年度の東工大チームは、消費者・企業・銀行の相互作用を題材にした遺伝子ネットワークの構築と、シミュレーションでの検証も行いました。この結果、10の部門のひとつであるInformation Processing部門において3年連続最優秀賞を獲得することができました。この記録は10年間におよぶ大会の歴史上初となる快挙です。

この大会に向けて、4月から何を作るかのアイデアを出し始めました。そして、7月末に何をつくるかが決まり、8月から本格的な実験が始まりました。毎日、朝から晩まで泊まり込みで実験の連続です。今年のチームは、実験が思った通りに進まずに、9月中に実験を終えることができませんでした。授業が始まってからも、空いている人で交代をしながら実験を続けて、ようやく10月上旬に実験を終えることができました。

この大会では、発表内容を伝えるためにホームページ、ポスターセッション、本番の発表、提出する遺伝子のパーツ、プロジェクトの安全性に対する取り組み等が評価対象になります。

実験後に、ホームページを作成しましたが、締め切り前日は、皆で徹夜作業でした。原稿を書く人、英訳する人、添削する人、ホームページに情報を載せる人。分業で乗り切りました。担当の先生も最後まで付き合ってくださいました。
ホームページの提出後は、発表の準備に入ります。ポスターの作成や当日配布するパンフレットの作成、あと、東工大は毎年発表時に劇をするのが名物になっているのですが、それの準備等々。ホームページ提出から本番までは、1週間しかないのですが、怒涛の1週間でした。

その甲斐あって、今年も良い成績を残すことができて、本当によかったです。

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この活動を通して、どのような学びや気づきがありましたか?

iGEM(The International Genetically Engineered Machine Competition)

様々な専門分野を持った学科の人が集まって、学んだ知識を出し合い、同じ目標に向かうという活動自体が本当によい経験になりました。自分の分野が、生命系とは関係なくても応用できるということも学べました。

大会には、世界中の一流の大学の学生が集まります。海外の同年代の学生と交流をして、同じ大学生なのにレベルが高いと感じ、世界のレベルを肌で感じることができました。アメリカに行ってからは、本当にたくさんの刺激を受けることができました。刺激を受けながら、たくさんの審査委員の前で発表し、結果を残すことができたので、自信にもつながりました。

メンバーだけではなく、先生と実験やシミュレーションを進めることで、多くの学びを得ることができました。
課題やテーマをどのように決めていくか、それに対してどのようにアプローチしていくか、という問題定義や考え方を学べたり、シミュレーションの時に、これ以上は難しいのではないかと思ったことも、先生の助言で解決したり。
学部生が研究に参加できる機会はあまりないのですが、非常にいい経験をすることができました。研究者になりたいという目標を持っているので、それに向かって一歩進めたと思います。

寄附頂いている方・卒業生の方へのメッセージをお願いします。

iGEMはものすごく費用がかかります。大会への登録料や渡航・滞在費、実験費など、費用面で大会参加を断念するチームも多くあります。限られたメンバーだけがボストンに行くチームもあります。東工大チームは、全員でボストンに行くことができました。
基金からのご支援のおかげです。これは本当に有り難いことですし、感謝をしております。ありがとうございます。
iGEMは来年も続けて欲しいです。来年のメンバーにも是非ご支援をいただければ、有り難いです。

  • 加藤卓也理学部物理学科 3年

  • ヨウ カイ理学部情報科学科 3年

  • オウ キンアン生命理工学部 生命工学科生物工学コース 3年

  • 村瀬 彩華生命理工学部 生命工学科生物工学コース 3年

(インタビュー実施:2015年1月22日時点)

2014年大会の様子は、東工大ニュースでも紹介しています。