大学院で学びたい方

これから始まる、東工大での4年間 -ブラジルからの留学-

ブラジルの高校を卒業後、現在東工大へ留学中のエリック多田さんにインタビューを行いました。

Department of Mechanical Eric Tada

氏名:
エリック 多田 (Eric Tada)
留学期間:
2014年4月~
所属:
工学部機械科学科 1年

なぜ、日本に留学しようと思ったのですか?

日本の新幹線やロボット技術など、ブラジルにいた頃から日本の技術力の高さを知る機会はたくさんありました。そして、日本の企業は常に世界から尊敬されています。最先端のテクノロジーを学ぶには日本に行くべきだと思いました。

また、来日前、3年ほど日本語を学んでいました。ブラジルで大学に進学するという選択肢もありましたが、ブラジルの大学でポルトガル語で学ぶことよりも、日本語を学んだ経験を生かし、日本語を更に上達させたいという想いもあり日本への留学を決意しました。 そんな時、文部科学省の国費外国人留学生制度を知り、応募しました。

数多くある日本の大学の中で、東工大を選んだのはなぜですか?

ブラジルでは大学の附属高校に通っていたのですが、そのとき東工大のことを知りました。大学の教授と接する機会があり、その先生が東工大で学ぶことを勧めてくださいました。

文部科学省の国費外国人留学生として来日し、日本での大学進学に向けて1年間の予備教育期間がありました。この1年間は大阪で過ごしたのですが、第1希望の東工大に入学することを目指し、日本語などの学習につとめました。

入学から4か月ほど経ちましたが東工大での生活はいかがですか?

東工大の学生生活は順調にスタートしました。入学直後は履修登録のしくみが理解できず、戸惑いましたが、大学や日常生活で困ったことはチューターに相談することが出来ます。また留学生同士でコミュニケーションをとる機会も多々ありますので、誰にも相談できずに困ることもありません。

月曜日から金曜日まで、毎日1限目から講義や実習が入っていて、放課後は授業の予習復習に追われていますが、とても充実した生活です。

学部1年生ということで、ほぼすべての授業が日本語で行われているかと思いますが、いかがですか?

大学入学前の予備教育期間で日本語での授業には慣れてきていたし、数学や物理などの科目は言語を越えて理解できますので、このような科目では比較的スムーズに授業を受けることが出来ています。

ただ文系科目は慣れない日本語表現も多く、授業についていくのに苦労することもあります。それでも英語でレポートの提出が可能な科目など留学生でも対応しやすい科目もあり、助かっています。

具体的にどのような授業を履修していますか?

数学や物理などの基礎科目、日本語・日本事情や中国語、国際政治などの文系科目、そして図学・図形科学、工業力学など、実習を含む専門科目を履修しています。実習では、最近、旋盤やフライス版、ホール盤といった大きな機械の操作方法を学び、作業を行いました。これらの機器はブラジルでも使用したことがありましたが、より精度の高い作業を行い理解を深めています。

ホール盤による穴あけ作業中(授業「機械工学系リテラシー」にて)
ホール盤による穴あけ作業中(授業「機械工学系リテラシー」にて)

まだ大学生活は始まったばかりですが、これからどのような大学生活を送りたいですか?

毎日の授業で教わることをどんどん吸収していくために、今はただ一つ一つの授業に真剣に取り組んでいきたいです。 そして、勉強以外では同じ国費外国人留学生として入学した仲間やTISA (東京工業大学留学生会)のメンバーなど、すでに多くの良い友人が出来ました。休日には友達と出かけたり、東京での学生生活を満喫しています。今後生活のペースが落ち着いてきたら、いずれアルバイトにも挑戦できればと思っています。

東京は世界で一番魅力的な街だと思います。やりたいことが何でもでき、そしてこれだけの大都市なのに、とても安全です。東京に住み、希望していた東工大で学ぶ素晴らしい機会が得られたので、充実した大学生活にしたいです。

卒業後は大学院に進学し、更には日本で研究者になるか、ブラジルに帰国して企業に勤めるか、まだはっきりと決意していません。今は自分にできることに全力で取り組みたいです。

入学後数か月間、留学生一人一人に大学での活動や日常生活をサポートするチューター(主に日本人学生)が付きます。