大学院で学びたい方

インドから東工大へ:留学生活満喫中

インドから東工大に留学中のロビンさんにインタビューしました。国際交流をはじめとする様々な活動に積極的に取り組んでいます。

工学部機械科学科3年 ロビン ガーワル

氏名:
ロビン ガーワル (Robin Garhwal)
留学期間:
2012年4月~
所属:
工学部機械科学科 3年

なぜ、日本に留学しようと思ったのですか?

もともとはインドの大学に行くつもりで、留学自体考えていませんでした。残念ながら志望していたインドの大学には入れなかったので、どうしようかと考えている時に文部科学省の国費外国人留学生制度を知りました。日本の技術力の高さは世界有数なので、機械工学を学びたいと考えていた自分にとってはチャンスだと思いました。それに加え、母国語のヒンズー語と英語の他にもう一言語習得できることも魅力でした。インド以外の国で勉強するとは思ってもみませんでしたが、国費留学生として無事受け入れが決まり2011年に日本にやってきました。

東工大を含めた日本の生活はいかがですか?

日本語の知識は全くなかったので、来日後一年間は日本語と大学に入るための勉強に費やし、ようやく東工大に入学することができました。

東工大に留学中のインド人留学生は、学部と大学院を合わせても全部で6人。そのうち学部生は僕ひとりです。でも、特に寂しいことはなくて、逆にひとりでよかったとさえ思っています。というのも、ひとりしかいないので目立つこともあり、みんな僕が誰かを知っているようで声をかけてくれます。ある意味、友達を作りやすいですよ。

東京に来ていくつか驚いたことがあります。まず日本人がほとんど英語を話さないこと。もうひとつは、僕は母国ではベジタリアンでしたが、日本では野菜が高く、ベジタリアンの料理やレストランもあまりなくて、ベジタリアンとしての食生活を維持することが難しかったことです。日本の生活も丸四年になり、今ではほとんど何でも食べるようになりました。その中でも、寿司やラーメンは特に好きです。

勉強以外にどのような活動をしていますか?

国際留学生会(TISA)に入って活動していて、昨年度は会長も務めました。TISAにはいろんな国の留学生と国際交流に関心のある東工大生が集まって交流しています。ここに参加することでたくさんの友達ができましたし、日本人の学生とのコミュニケーションから暗黙のルールや生活のヒント等、本やインターネットでは得られないことをたくさん学びました。

TISAが主体となって行う大きなイベントには、春と秋の入学時期に行うウェルカムパーティーとスポーツイベントの三つがあり、学生支援課、留学生センター、東工大基金室と各国の留学生団体と連携しながら企画を進めます。こういった活動は基本的にボランティア活動なので、勉強やそれぞれの活動で忙しいメンバーの協力しながら物事をすすめるのはなかなか骨の折れる作業でしたが、その分やり遂げた時の達成感は大きいものでした。僕たちが一生懸命企画したイベントを参加者が楽しんでくれる様子を見ることができて本当にやってよかったと思いました。また、この経験が自分の成長の糧になったとも考えています。無事会長を一年間務めることができたので、これからは一メンバーとしてイベントに参加するのを楽しみにしています。

東工大で勉強していること、そしてまた将来の夢について教えてください。

小さいときから僕は車や電車、飛行機などが好きだったので、その分野の勉強がしたいと思って機械学科に入りました。しかし、ここで勉強を始めてから「機械工学」と一口に言っても奥が深いことを発見しました。いろんな授業を履修していくうちに、機械のデザインがおもしろいと思うようになり、今は「感性工学」を勉強したいと思っています。「感性工学」というのはユーザーに焦点をあててデザインするという日本で生まれた概念です。機械といっても多種多様ですし、その接し方も人によって様々です。例えば、車を運転していてアクセルを踏み込むときの感触は単に『快適さ』を求めるものではなく安全面にも影響する重要な要素であり、そういった観点も含めてデザインを考えます。東工大でこの感性工学を勉強できる研究室はひとつしかありませんが、来年は四年生になるのでその研究室で勉強したいと思っています。卒業後は修士課程に進むつもりですが、将来の職業は具体的にはまだまだ検討中です。

(2015年1月取材)

ガーワルさん(中央)とTISA メンバー
ガーワルさん(中央)とTISA メンバー