大学院で学びたい方

タイからの手紙(タマサート大学)

氏名: Thanaruk Theeramunkong博士
所属: タマサート大学シリトーン国際工学部准教授

ICTES 第2期学生 ICTES 第2期学生

2009年国際ソフトウェアコンテストで受賞した学生たち 2009年国際ソフトウェアコンテストで受賞した学生たち

東工大との連携関係

私は1995年に東京工業大学の情報工学科、博士課程を卒業しました。北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)と民営の企業で働いたあと、1999年にはシリトーン国際工学部(SIIT)で教育、研究の仕事を始めました。SIITは1994年にタマサート大学の下、科学と技術に焦点を置いた独立教育高等機関として設立されました。タマサート大学は1934年に、タイで2番目に古く設立された大学です。学部と大学院で、法学、工学、医学から教養までさまざまな分野にわたる講義が行われています。

SIITで働いている間、私は東工大とタイの組織の橋渡しを目的としたいくつかの連携活動に携わりました。例えば、SIITでは多くの学生に電気工学、情報工学、社会工学を含むさまざまな分野において、奨学金を利用した東工大への留学を奨励してきました。さらにSIITは、東工大に博士号取得後の研究者を送り出しています。

両校の連携活動の中で最も意義深いのは、1998年にTAIST Tokyo Tech(Thailand Advanced Institute of Science and Technology)という事業の下、SIITと東工大がInformation and Communication Technology for Embedded Systems(ICTES)の修士学位取得プログラムを共同で創立したことです。このプログラムは、タイの国家的研究機関である国家科学技術開発庁(NSTDA)から手厚い支援を受けました。ICTESと同じように、自動車工学の修士の学位が1997年にKMITL(キングモンクット工科大学ラカバン校)とNSTDA、東工大の間で確立されました。これら2つの修士号学位取得プログラムでは、多くの東工大の教授らが、電話会議と対面での話し合いを通じて、1年に40人ほどの学生に対して、研究に関する助言をしています。

最後に、同窓生のパーティについて、述べておきましょう。1992年から毎年、東工大の同窓生を招き、情報交換や今後の協力関係を築くため、パーティを開催しています。近年では東工大の教授にもこのパーティに参加して頂いています。今後もNSTDAの東工大オフィスを通して、さらに多くの活動が研究開発拠点タイランド・サイエンスパークで行われると私は確信しています。

Tokyo Institute of Technology Bulletin No. 12 (2009年9月)