大学院で学びたい方

アメリカからの手紙(インディアナ大学-パーデュー大学 フォートウェーン校)

氏名: Todor Cooklev博士
所属: インディアナ大学-パーデュー大学フォートウェーン校 Wireless Technology Center

インディアナ大学-パーデュー大学 フォートウェイン校 インディアナ大学-パーデュー大学 フォートウェイン校
Engineering, Technology, and Computer Science Building

アメリカからの手紙 最近キャンパス内に建てられた"The Venderly Family Bridge"

インディアナ大学-パーデュー大学 フォートウェーン校の2012年優秀教授賞を受賞 インディアナ大学-パーデュー大学 フォートウェーン校の2012年優秀教授賞を受賞
(写真右がCooklev教授)

2011年、私は日本の情報通信研究機構(NICT)で客員特別研究員に選出され、東京工業大学を訪ねる素晴らしい機会を得られました。短い滞在ではありましたが、旧友に会い、東京工業大学とNICTの新たなつながりを築くことができました。将来的には、日本の研究者との協力関係をより強化し、日本、とりわけ東京工業大学を訪ねる機会が再びあれば、快く引き受けたいと思っています。

2002年にプライベートで 東京工業大学を3日間訪れたことを除くと、今回は、私が1995年に博士号を取得して以来、初めての大学訪問でした。大学は、在学中と比べるとだいぶ様変わりしておりまして、新しい建物の数に加え、新しいオフィスや研究室の大きさに感動しました。日本の地価は世界のどこよりも高いのですが、東京工業大学の研究環境は、空間も装置も資金も雰囲気も世界トップクラスです。アメリカでは、州から大学への資金供給は年々縮小していますが、東京工業大学は政府から十分なサポートを受けているようです。

私が卒業してから何年もたちますが、ここで東京工業大学の研究の進め方、特に研究室のシステムと毎週のセミナーについて振り返ってみます。学部4年生は、優れた研究経験を持ち、修士課程の学生に指導してもらっていました。そして修士課程の学生は、博士課程の学生に助言をもらっていました。私が大学院生だった時は、このシステムがどれほど効果的か気づいていませんでしたが、このシステムは教授そして他の学生の間での意義のある交流を促していたと思います。他の大学も似たような仕組みを取り入れていますが、東京工業大学ほど効果的に働いている例はないのではないでしょうか。私は現在教員として、このシステムで学生と効果的な関係を築きたいと思っています。

私は現在、ワイヤレスコミュニケーションとその応用研究でインディアナ州フォートウェインにあるインディアナ大学-パーデュー大学に勤務しております。現在の研究範囲は現代のワイヤレスシステムのすべての分野を含むものです。インディアナ大学-パーデュー大学フォートウェーン校は、パーデュー大学のキャンパスで、理学と工学のほとんどの分野の学部と大学院のプログラムが用意されています。将来私はこの大学と東京工業大学のつながりをより強化していきたいと思っています。

Tokyo Institute of Technology Bulletin No. 25 (2012年2月)