研究

東工大ニュース

長谷川修准教授がInnovative Technologies 2013 特別賞を受賞

2013.11.01

像情報工学研究所知的システム部門の長谷川修准教授の研究室による「人工脳SOINN」が、経済産業省「Innovative Technologies 2013」の特別賞に決定しました。

特別賞は、「Innovative Technologies 2013」採択技術20件の中から、特にコンテンツ産業以外の分野への波及・応用の可能性が高い技術を表彰するものです。

2013年10月24日(木)に行われた特別賞選考会では、産業界、学術界等の専門家からなる19名の選考委員に、展示物のデモンストレーション及び技術の解説が行われ、「Industry」「Culture」「Human」「Ecology」4件のうち、「人工脳SOINN」は「Ecology」(特に環境分野への波及・応用が期待される技術)に選出されました。

講評
自然界の未知の状況に直面した時、インターネット上の画像や動画、音情報を自ら検索し、それを学習していくという自己増殖型ニューラルネットワークを持っており、日々更新、蓄積されていくビックデータの解析手法として様々な分野への応用が期待される。
例えば外来種を、おびただしい数の生物データから同定したり、災害時の状況把握など緊急の対応を要する作業を、多くの人的な資源を投入することなく行える可能性を秘めた技術である。

今回の受賞を受けて、長谷川准教授は次のようにコメントしています。

「この度、長谷川修研究室で研究を重ねて参りました独自の人工知能技術、「SOINN」に特別賞を授与頂き、研究室一同、大変光栄に思っております。
SOINN は、長谷川研の歴代の卒業生の皆さんとの共同研究の成果でもあり、共に苦難を乗り越えてきた卒業生の皆さんとも、喜びをわかち合いたいと思っております。
日頃、研究・教育活動をご支援下さるご関係の皆様には、深く感謝申し上げます。
SOINN は、既に実利用が始まっております。例えば、科学技術振興機構様からのご委託を受け、震災ビッグデータの解析などに積極的に活用を進めております。
これからも、SOINN を社会の至るところでご活用頂くことで、私たちの生活の安心・安全や、利便性の向上に貢献できますよう、研究室一同で協力し、研究に打ち込んで参りたいと思っております。」

特別賞表彰式(前列 右から3番目が長谷川修准教授)