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植物のストレスに対する応答を調節する 3つの新規転写因子を発見

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公開日:2013.09.02

要約

要点

  • 背景:高等植物は転写因子などの作用により、遺伝子発現の ON と OFF を巧みに調節して外部からのストレスに適応
  • 新規性:高等植物のストレスに対する応答を抑制する働きを持つ3つの転写因子を発見
  • 今後の展望:植物が持つストレス応答機構を人為的に調節することが可能に

概要

東京工業大学地球生命研究所の佐々木結子研究員(前 日本学術振興会特別研究員・理化学研究所植物科学研究センター(当時))、理化学研究所環境資源科学研究センターの白須賢グループディレクターらは高等植物のストレス応答を抑制する3つの転写因子を発見した。モデル植物のシロイヌナズナの遺伝子発現データから、ストレス応答時に重要な働きをすると考えられる3つの転写因子を見出し、それらの機能が失われた植物体は過剰なストレス応答を示すことを明らかにした。

研究の内容,背景,意義,今後の展開等

本件に関するお問い合せ先
佐々木 結子
地球生命研究所 その他
電話: 03-5734-3414   FAX: 03-5734-3416
E-mail: y.sasaki.sekimoto@elsi.jp

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