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「スーパーグローバル大学創成支援」に採択

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公開日:2014.09.26

「スーパーグローバル大学創成支援」に採択

東京工業大学は、文部科学省による「スーパーグローバル大学創成支援(タイプA:トップ型)」に採択されました。この事業は、日本の高等教育の国際競争力の向上を目的としています。世界レベルの教育研究を行う日本のトップ大学が取り組む、海外の卓越した大学との連携や大学改革による徹底した国際化に対し、重点支援を行うものです。

採択事業の概要

構想名:「真の国際化のためのガバナンス改革によるTokyo Tech Qualityの深化と浸透」

本学の長期目標である「世界最高の理工系総合大学」の実現を目指して、既存の学科・専攻といった組織や教育体制を再編成し、国際化を推進します。そのために、大学全体としての方針・施策を迅速に実施できるよう、熱意と情熱を持った教職員が一致団結してガバナンス改革を断行する取組みです。

具体的には、「ガバナンス体制の改革」、「国際的視野での教育システムの刷新」、「国際的な研究活動の刷新」という3つの取組みを、有機的に実施します。

1. ガバナンス体制の改革

学長直属の一元的統括組織である「企画戦略本部(仮称)」と、教育研究評価にかかる情報を管理・分析・活用する組織である「IR室(仮称)」を設置し、人材、スペース、研究インフラ及び財政面でのガバナンス体制を改革します。

2. 国際的視野での教育システムの刷新

学士・修士、修士・博士を一貫した教育体系の構築、教育内容の国際的チューニング、教養教育の深化、学生の主体的学びを後押しする仕組みと教育方法の改革、達成度評価の厳格化、クォーター制の導入、 世界的特色を持つ国内外の企業や国際機関等を舞台としたPBL(Project-Based Learning 課題解決型学習)、国際的認証評価の受審等を推進します。

3. 国際的な研究活動の刷新

世界的最先端研究拠点となる研究所群を研究特区として設置し、これらの拠点での研究活動を通じた大学院学生の教育、「東工大博士研究員制度」創設による若手研究者の育成と交流を促進します。

これらの取組みを通して、国際通用性のある教育研究システムを構築し、国際的ネットワークの強化や学生と教職員の国際交流の飛躍的な活性化を図ります。そして、理工系分野における知と人材の世界的環流のハブとなることで、本学の教育研究の質と実、すなわちTokyo Tech Qualityを深化させ、世界へ浸透させることを目指しています。

東工大教育改革

2016年4月、東工大の教育が変わります。現在推進中の教育改革の骨子と進捗をまとめた特設ページをオープンしました。

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