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コマツと東京工業大学が組織的連携協定を新たに締結

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公開日:2015.04.08

コマツ(社長:大橋徹二)と、国立大学法人東京工業大学(学長:三島良直)は、研究開発のための組織的連携に関する協定を4月1日に新たに締結しました。1. 将来建機に求められる機械、電気、材料、情報通信などの分野における革新的技術、2. 現象解明につながる計測、分析、CAE(Computer Aided Engineering)などの先進的「見える化」技術、3. 将来の建設・鉱山向けソリューションビジネスを支える要素技術、の3つを主要な対象として、コマツおよび東京工業大学の双方から人材を集結し、積極的に研究に取り組むことで、建設、鉱山機械に関する革新技術の開発を進めます。

また同時に、東京工業大学大学院理工学研究科にコマツ建機革新技術共同研究講座を設置しました。共同研究講座ではトライボロジー技術の研究に取り組み、建機のキーコンポーネントである油圧機器の高性能化を目指します。東工大のトライボロジーにおける機械、材料、化学各分野の研究者とコマツの研究者による学際的な研究体制を構築しました。コマツと東工大が互いに協力してトライボロジー技術の発展と人材育成に取り組んでいきます。

なお、コマツの国内大学との協定は、横浜国立大学、大阪大学、金沢大学、東京大学に続き5校目、また、東工大の企業等との組織的連携協定は、15機関目となります。

トライボロジー技術 : 潤滑、摩擦、摩耗、焼付きなど摺動にともなう現象を扱う科学技術
コマツ 取締役(兼)専務執行役員CTO 髙村藤寿(左)と東京工業大学学長 三島良直(右)

コマツ 取締役(兼)専務執行役員CTO 髙村藤寿(左)と東京工業大学学長 三島良直(右)

共同研究講座の概要

名称
コマツ建機革新技術共同研究講座
場所
東京都目黒区大岡山2-12-1 東京工業大学大岡山キャンパス 石川台3号館
設置期間
2015年4月1日~2018年3月31日
大学代表者
岸本 喜久雄(東京工業大学大学院理工学研究科 工学系長)
会社代表者
住谷 明(コマツ 開発本部材料技術センタ 所長)
共同研究担当教員
大竹 尚登(東京工業大学大学院理工学研究科 教授)
京極 啓史(東京工業大学大学院理工学研究科 教授)
青木 才子(東京工業大学大学院理工学研究科 准教授)
共同研究講座教員
菊池 雅男(東京工業大学大学院理工学研究科 特任教授※コマツから出向)
田中 真二(東京工業大学大学院理工学研究科 特任准教授)
その他研究員2名

問い合わせ先

東京工業大学 広報センター

Email: media@jim.titech.ac.jp
Tel : 03-5734-2975

コマツ コーポレートコミュニケーション部

Tel: 03-5561-2616

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