東工大ニュース
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公開日:2015.05.13
4月23日、大岡山キャンパス西9号館で、移動通信研究グループオープンハウス2015を開催しました。本イベントは、移動通信に関連する5研究室(高田研究室、阪口研究室
、府川研究室
、安藤・広川研究室
、松澤・岡田研究室
)からなる移動通信研究グループの主催により、グループの研究活動を広く社会に紹介するとともに、学外の企業や研究機関との連携を深めるという主旨の下、2005年から毎年4月に開催されています。本年は関係者を含め120名以上が参加し、「Green evolution in 5G wireless communications」と題して、昨年に引き続き5G(第5世代移動通信システム)※1について、将来求められるGreenな無線通信※2とは何なのか、議論が行われました。
デモ展示の様子
オープンハウスは、各研究室の研究室紹介、ポスターでの研究発表、招待講演とパネルディスカッションからなります。27件のポスター発表・デモでは多くの参加者が興味を持ったようで、実験機器の構成やプログラム、製作コスト等についての質問が多くありました。
質問に対して受け答えする学生
ポスター展示会場の様子
講演中の岡田准教授
招待講演では、本学から岡田健一准教授、エリクソン・ジャパンから藤岡雅宣氏、EnOceanアライアンスから板垣一美氏、そして富士通研究所から福田英輔氏が講演し、チップやデバイス※3、IoT※4、ネットワークといった様々な視点から、5Gに求められるGreenな無線通信について、現在の取り組みや最新の技術動向などを通して紹介がありました。パネルディスカッションでは、デバイスとネットワークの省電力化を比較した場合にどちらがより効果的なのか、またGreen 5Gネットワークの将来像について、ここでしか聞けないオープンなディスカッションが展開され、参加者にも好評だったようです。
2016年も、オープンハウス2016が開催される予定です。