東工大ニュース

EPFL及びアーヘン工科大学との国際産学連携ワークショップ

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公開日:2015.06.29

6月8日~12日に、東京工業大学の教職員がスイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)及びアーヘン工科大学を訪問し、各大学の関係者と研究発表、意見交換を行うワークショップを開催しました。

EPFL ブロイラー教授による説明

EPFL ブロイラー教授による説明

アーヘン工科大学 ワークショップ(左からブレッテル副学長、ディンター氏、岸本工学系長、武田教授、グリース教授)

アーヘン工科大学 ワークショップ(左からブレッテル副学長、
ディンター氏、岸本工学系長、武田教授、グリース教授)

東工大は、「世界のトップ10に入るリサーチユニバーシティ」を目指して、様々な取り組みを行っています。中でも国際化は、今後の成長・発展になくてはならない要素です。具体的には、大学・企業の国際的な研究者・技術者の育成と、世界的なイノベーションにつながる研究の実践、これらを踏まえて交流強化が強く求められています。

EPFL 国際部長フロマンタン博士

EPFL モルタンサン副学長(研究担当)

この一環として、欧州の有力理工系大学であるEPFL及びアーヘン工科大学との交流を活発化させるため、今回のワークショップ開催へと至りました。東工大教員7名と日本の企業関係者3社が参加し、欧州に拠点を有する9社が現地参加しました。両大学とも産学連携活動やベンチャー企業の創出を積極的に進めていて、ワークショップでは大学発のベンチャー企業からもプレゼンテーションがあり、有意義な会合となりました。

アーヘン工科大学 ブレッテル副学長挨拶

アーヘン工科大学 ブレッテル副学長挨拶

東工大ではすでにMITとの国際連携の取組みを進めていますが、今回訪問したEPFLやアーヘン工科大学とは、それぞれの特色を活かしたスキームを構築して連携を進めていく計画です。この取り組みが新たな共同研究や製品開発プロジェクトにつながり、東工大と、EPFLやアーヘン工科大学と、日本や欧州の企業が協業することで、新たな大型国際共同研究へ繋がることが期待されます。また、東工大は、両大学とすでに授業料等不徴収協定を含む学術交流協定(全学協定)を締結済みで、相互の学生交流を行っています。両大学ともこの交流をさらに拡大することを希望しており、今後のさらなる交流の発展が見込まれます。

決められた人数内の学生をお互いに受入、派遣する際に、在籍大学に授業料を支払うことで、留学先大学での授業料・検定料等が免除される取り決め

両大学について

EPFL

  • 1869年設立。スイスに2校ある国立理工系大学の一つ。(他の一つはスイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETH))
  • 学生数約1万人。総予算859百万フラン(約1,030億円)国際化が進んでおり、学生、教員の50%は外国人。
  • 2014-2015 THE世界大学ランキング総合 34位、工学 12位(東工大はそれぞれ141位、59位)。
  • ベンチャー企業の創出が盛んで、2000-2014年までの合計192社設立。
  • 企業との連携(Innovation Squareへの企業の入居)が盛んで、164社が進出。

EPFL キャンパス
EPFL キャンパス

アーヘン工科大学

  • 1870年設立。ドイツ ノルトライン・ヴェストファーレン州立大学。
  • 学生数約42,000人、うち工学部が2.3万人、機械工学科のみで1万人を超え、欧州最大を誇る。総予算890百万ユーロ(約1,220億円)。
  • 2014-2015 THE世界大学ランキング総合 156位、工学 54位
  • EPFLと同様積極的に企業をキャンパス内に誘致(Innovation Factory)し、120社以上が拠点を置いている。
アーヘン工科大学 本部建物

アーヘン工科大学 本部建物

アーヘン工科大学 ブックス教授研究室見学

アーヘン工科大学 ブックス教授研究室見学

問い合わせ先

産学連携推進本部

Email : sangaku@sangaku.titech.ac.jp
Tel : 03-5734-3886

7月24日10:00 キャプションに誤りがありましたので、修正しました。

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