東工大ニュース
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4月20日、日本国際賞の授賞式が天皇皇后両陛下のご臨席のもと東京国際フォーラムで開催され、東京工業大学 細野秀雄 科学技術創成研究院 フロンティア材料研究所教授・元素戦略研究センター長が出席しました。
日本国際賞は、全世界の科学技術者を対象とし、独創的で飛躍的な成果を挙げ、科学技術の進歩に大きく寄与し、もって人類の平和と繁栄に著しく貢献したと認められる人に与えられ、毎年、科学技術の動向を勘案して決められた2つの分野で受賞者が選定されます。
本年の受賞者は、「物質、材料、生産」分野からナノ構造を活用した画期的な無機電子機能物質・材料の創製に貢献した東京工業大学の細野秀雄教授と、「生物生産、生命環境」分野からゲノム解析手法の開発を通じた近代作物育種への貢献したアメリカのコーネル大学名誉教授のスティーブン・タンクスリー博士の2人です。
式典では多くの国内外の研究者らが見守るなか、2人に賞状や記念の盾が贈られ、両陛下は笑顔で拍手を送られていました。
なお、授賞式の翌日4月21日、東京工業大学蔵前会館で日本国際賞受賞者による記念講演会が開催されました。
講演会では、本年度の受賞者、細野秀雄教授とスティーブン・タンクスリー コーネル大学名誉教授の2人が自身の研究や今後の展望、また若者へのメッセージなどを多くの聴衆の前で熱く語りました。