東工大について
東工大について
すずかけ台キャンパス屋内ギャラリーの絵画がリニューアルされました。
2013年3月にすずかけ台キャンパスに誕生し、今年で3年目を迎えるペリパトス・オープンギャラリー。キャンパス内に飾られたアート作品は、東京工業大学 大学院総合理工学研究科と教育研究活動向上のため連携協定を締結した、女子美術大学の在学生・卒業生・修了生による作品です。
ペリパトス・オープンギャラリーは、すずかけ台キャンパスを訪れる方に安らぎ、和み、憩いを感じてもらい、さらにはキャンパスに愛着を持ってもらえるような空間づくりの一助となっています。
リニューアルされた絵画の展示期間は2016年4月30日までの予定です。みなさま、どうぞこの機会にご鑑賞ください。
若い作者の芸術作品を奨励するため、東工大からそれぞれの作品へ賞を授与しています。
今回、4名の方からメッセージをいただいたのでご紹介します。
図書館長賞
田中 唯子 作
「空想Ⅲ」
~田中さんからのメッセージ~
私は幼い頃から、「社会」「生死」という漠然とした大きな存在を、建物や日々の報道から感じてきました。私が絵を描くのに明確な理由はありませんが、建物や引きつけられる出来事を描くと自分とは関係ないように思うこととの接点がわずかに生まれます。私はその接点から、大きな存在を捉えようとしているのかもしれません。
大学院理工学研究科理学系長賞
松本 雪絵 作
「貴女に逢えてわたしはうれしい」
~松本さんからのメッセージ~
春が終わり、緑が濃くなった頃。
まぶしい光に満たされた庭で、花や樹は庭の主に語りかけます。やっと貴女にあえた。
大学院理工学研究科工学系長賞
寺澤 澄夏 作
「ほおづき」
~寺澤さんからのメッセージ~
ほおずきを触ったときや、ほおずき市を訪れた際に聞こえてくる音色を感じていただければ幸いです。
大学院イノベーションマネジメント
研究科長賞
菅原 小百合 作 「ずっとそこにあった」
~菅原さんからのメッセージ~
身近にある何気ない風景をテーマに制作しました。この場所に少しでもスポットライトを当てることができましたら幸いです。
(所属及び学年:2015年3月時点)
大学院社会理工学研究科長賞
美術研究科修士課程芸術文化専攻色彩学研究領域 修了
韓 惠軫 作 「Do dream ピンクイルカ」
(Gouache、アクリル、合板 91cm×233.4cm)
学長賞
美術学科洋画専攻 4年
鹿山 玲子 作 「見つめる存在」
(キャンバス、油彩 M30 60.5×91×3cm)
大学院情報理工学研究科長賞
美術学科洋画専攻 4年
太田 晴子 作 「風をあつめて」
(キャンバス、油彩 F80 112×145.5×3cm)
大学院総合理工学研究科長賞
美術学科日本画専攻 4年
小野瀬 萌 作 「たゆたう」
(紙本着彩 P80)
大学院理工学研究科工学系長賞
美術学科日本画専攻 3年
寺澤 澄夏 作 「ほおづき」
(揉み紙、水干絵具、岩絵具 60.5×145cm)
大学院理工学研究科理学系長賞
美術研究科修士課程美術専攻版画研究領域修士 2年
松本 雪絵 作 「貴女に逢えてわたしはうれしい」
(リトグラフ 56.5×78.5cm)
大学院イノベーションマネジメント研究科長賞
美術学科日本画専攻 4年
菅原 小百合 作 「ずっとそこにあった」
(アートクロス、岩絵具 P80)
大学院生命理工学研究科長賞
美術学科日本画専攻 3年
中賀 美里 作 「像の変換 -私が見たものは- 」
(紙本着彩 F30)
5研究所長賞
美術学科日本画専攻 3年
橋本 優可 作 「公園」
(紙本着彩 P30)
図書館長賞
美術学科洋画専攻 4年
川﨑 絢子 作 「感受性グラス」
(キャンバス、油彩 S60 97×130.5×3cm)
図書館長賞
美術研究科修士課程美術専攻版画研究領域修士 2年
田中 唯子 作 「空想Ⅲ」
(銅版画、鉄さび 90×91cm)
図書館長賞
美術学科日本画専攻 4年
鹿島 菜々 作 「きらり」
(紙本着彩 P80)
特別賞
美術学科日本画専攻(2014年3月卒業)
渡辺 美月 作 「いっしゅんにくちづけを」
(紙本着彩 F80号横)
屋内展示物の他、ペリパトス・オープンギャラリーでは屋外に展示されている造形作品も充実しています。
ぜひ、キャンパス内をご散策ください。
ペリパトス・オープンギャラリー
室内展示(J2・J3棟3階廊下)
開館:平日 8時30分~17時15分
閉館:土日祝日、大学の定める休日
(2015年5月現在)
スペシャルトピックスでは本学の教育研究の取組や人物、ニュース、イベントなど旬な話題を定期的な読み物としてピックアップしています。SPECIAL TOPICS GALLERY から過去のすべての記事をご覧いただけます。
2015年5月掲載