管弦楽団
管弦楽団とは
東京工業大学管弦楽団は1925年(大正14年)に設立された全国でも有数の歴史あるオーケストラです。学部1~3年を中心とした団員の多くは経験者ですが、初心者や未経験の楽器に転向する団員もいます。未経験者でも、先輩や同期との練習を積み重ねて上達していける環境が整っています。
管弦楽団には、皆で集まって演奏したいという想いのもとに他大学の学生も多く参加しており、年2回の定期演奏会を軸に活動しています。
大学オーケストラの魅力とは
大学のオーケストラは学生が主体となって運営し、音楽も自分たちでつくっていきます。聴衆を感動させる演奏は容易ではなく、長い歴史を誇るからこその責任感もありますが、音楽として質の高いものを届けたいと考えています。演奏会の曲選びは、それぞれの楽器の出番やバランスを踏まえながら、しっかりと完成させることができるプログラムを組んでいきます。
そして常任指揮者やトレーナーの先生の、長年の経験や理論に基づく指導を受けて演奏の質の向上に励みます。団員同士も曲に対する思い入れや意見を交わしながら結束を強め、一つの曲を作り上げていきます。長い時間を共に過ごした仲間たちと奏でるサウンドはとても尊いものです。団員同士の強いつながりは大学オーケストラ最大の魅力。一生の宝物になることは間違いありません。
活動内容と3つのセクション
主な練習は全奏練習、分奏練習、個人練習の3つです。全奏練習は曲の演奏者全員が集まり、毎週火曜と木曜の授業後に70周年記念講堂で行います。弦セクション、木管セクション、金管打楽器セクションに分かれた分奏練習は、講義室や音楽練習室で週に1~2回です。個人練習はいつでも部室を使うことができ、授業後は様々な音色が聴こえてきます。
弦セクション
ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバスの弦楽器が所属し、水曜午後に3時間半ほど練習しています。
木管セクション
フルート・オーボエ・クラリネット・ファゴットの木管楽器が所属し、日曜に6時間ほど練習しています。
金管打楽器セクション
トランペット・トロンボーン・ホルン・チューバの金管楽器とパーカッションが所属し、水曜と土曜に3時間ほど練習しています。
年間のイベントスケジュール
管弦楽団の主なイベントは定期演奏会・合宿・学園祭です。
合宿は、GW中の春合宿と夏季休暇中の夏合宿の年2回、志賀高原で行います。春合宿は新歓と5月末の定期演奏会に向けた集中練習の側面があります。夏合宿では、第一回から毎年参加している「志賀高原カレッジコンサート」に出演し、新入団員の初舞台となります。
工大祭での演奏やイベント企画、すずかけサイエンスデイでのアンサンブル、近隣の小学校でのミニコンサートなどに加え、各セクションが主催する演奏会も開催しています。
4月 |
式典演奏(入学式) |
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5月 |
春合宿、すずかけサイエンスデイ、 定期演奏会 |
8月 |
夏合宿、サマーコンサート (志賀高原カレッジコンサート) |
9月 |
金管打楽器セクション演奏会 |
10月 |
工大祭 |
12月 |
定期演奏会 |
3月 |
木管セクション演奏会 弦楽アンサンブル演奏会 式典演奏(学位記授与式) |
定期演奏会にかける想い
定期演奏会では、外部のコンサートホールを借りて1時間半程度の演奏をしています。例年1,000人以上の来場者を迎え、毎年来場いただくお客様も大勢いらっしゃいます。仲間たちと練習を重ねて迎えた演奏会にはなんとも言えない感慨があります。
普段からオーケストラに触れている方にも曲の魅力、管弦楽団の魅力が伝わる演奏を目指していきます。オーケストラのコンサートというと敷居が高く感じる方も多いかと思いますが、工大祭での親しみやすい演奏会を通して多くの方にオーケストラの魅力を発信していきます。
新入生へのメッセージ
大学オーケストラには、学生が主体となり皆で時間をかけて音楽をつくっていくなど、社会人や他のアマチュアオーケストラとは一味違った良さがたくさんあります。例年、4月の新歓活動やSNSのつながりで興味を持ってくれる新入生が多く、皆さんが思っている以上に初心者も入団しています。楽しいオーケストラライフをご用意して、皆さんの入団をお待ちしています。
サークルの詳細
- サークル名: 管弦楽団
- 設立: 1925年(大正14年)
- 部員数: 約70人(2020年12月現在)
- 活動内容: 年2回の定期演奏会などの演奏活動
- 活動場所: 部室(サークル棟2 201号室)、70周年記念講堂
2021年4月掲載