ドイツでは、ノーベル賞受賞者と若手研究者との交流を目的に、毎年ノーベル賞受賞者会議(リンダウ会議)が開催されています。日本からも、文部科学省と日本学術振興会の支援で、主に博士課程の学生がこの会議に参加しています。2004年7月開催の第54回リンダウ会議には、東京工業大学から大学院理工学研究科物性物理学専攻の赤井吉郎さんが参加する機会に恵まれました。
赤井さんの研究テーマは、シリコンに替わる新たな半導体としても注目されているカーボンナノチューブ。赤井さんは、その電子状態や構造をスーパーコンピュータを使って解き明かし、性質や応用法を探る研究をしています。
今回のリンダウ会議では、物理学分野のノーベル賞受賞者のうち18名が一堂に会しました。日本の江崎玲於奈博士や、2002年の受賞が記憶に新しい小柴昌俊博士、そして赤井さんが日頃研究をする上で欠かせない「Kohn-Sham方程式」を提唱したウォルター・コーン博士もその1人です。自分の研究テーマに関して、ぜひともコーン博士に質問がしたかった赤井さんは、出発前に1か月間マンツーマンで英語の集中レッスンを受け、会議に臨んだそうです。さて、リンダウ会議でどんな体験をしてきたのでしょうか。 |
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帰国後、インタビューに応じる赤井さん。
専門はカーボンナノチューブ。
将来のノーベル賞受賞が期待される分野だ。 |
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| 会場でウォルター・コーン(Walter
Kohn)博士にサインをもらい感激する赤井さん。 |
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