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日本人にとって、とても身近な道具の一つである傘。特に梅雨など雨の多い時期には大活躍です。でも、傘を差しているのにビショビショになってしまったり、強い風で傘が壊れてしまうこともありますよね。では実際のところ、傘ってどれくらいの雨風をしのげるのでしょうか?
私たち学生企画室では、この疑問を解消すべく実験に乗り出し、「傘はどれくらいの風に耐えられるのか」と「傘を差しているとき、どこが濡れやすいか」を調べました。さらに、この実験で得られたデータと私たちの創造力をもとに雨風に負けない傘を考えてみました。 |
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始めに、手軽なビニール傘の強さを確かめてみました。
実験方法は風速計と傘を手に持ち、気合いを入れてダッシュ!そして、傘が壊れたときの風速を確認します。
その結果、使ったビニール傘のほとんどが風速6m/s ほどで骨が折れ、ビニールも外れました。扇風機の「強」の風速が5m/sくらいなので、ちょっと風が強いとすぐに壊れてしまうことになります。
ビニール傘に続いて、一般的な紳士傘でも確かめてみることにしました。ところが、今度はなかなか壊れません。全速力で走っても壊れず、とうとう自転車で走ることにしました。すると風速9m/sでやっと壊れました。
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素材はあまり変わりないのに、なぜこんなに差がつくのでしょうか?その答えは傘の生地のつけ方にありました。
最初に使ったビニール傘は骨の端だけで生地と骨を繋いでいましたが、丈夫な傘は生地が骨から離れないように数か所で繋いでいました。そうすることで骨にかかる力を分散し、骨を折れにくくしていたのです。
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傘の種類や持ち方を変えてどのように濡れるのか調べることにしました。
調べるために必要なものはもちろん雨。しかし、自然の雨を実験に使おうにもいちいち雨が降るまで待ってはいられません。そこで、シャワーで水を降らすことで雨が降っている状態を再現することにしました。今回使用した傘の種類はビニール傘、一般的な傘の2種類。持ち方は片手に持つ方法と両手で体の前のほうで持つ方法を試してみました。
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実験の結果、傘の種類より、傘の持ち方によって濡れ方の違いが大きいことが判明しました。傘を右手で持った場合、体の左側面が濡れてしまいました。そこで、両手を使って体の真ん中辺りで傘を持ってみたところ、今度は体の前で傘を持ったために、後ろ側が濡れてしまいました。また、靴や裾が濡れやすいということも分かりました。地面での雨の跳ね返り具合を調べてみたところ、水滴が生地の端で集まってしまい、水滴が大きくなって落ちたときの跳ね返りが高くなるためです。というわけで、傘の中心に身を置くようにすることと、傘から地面に落ちる水滴を小さくすることができれば理想の傘に1歩近づけそうです。 |
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| 傘の中心と体の中心を一致させ、雨よけの位置を下げたことで濡れにくさを向上させた傘(というかレインコート?)。身につけるタイプのため、両手が自由になる。ただ、見た目が悪いのと、雨よけが邪魔なのが欠点。 |
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側面から濡れやすいという従来の傘の持つ欠点を改善した傘。ビニールで周囲を保護し、霧雨にも強い。ただ、視界が悪くなる、息苦しい、たたみにくいなどのデメリットも多い。 |
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私たちは今の傘よりもはるかに機能的な傘を創るべく、様々な改良を試みました。
それにもかかわらず、形だけは今までの傘と同じになってしまったのです。普段、何気なく使っている傘も実はよく考えられていたのですね。
このように身近なものに目を向けて、調べたり想像力をふくらませてみたりすると面白い発見があるかもしれません。そんな発見を求め、学生企画室はこれからもベストを尽くしていきます。 |
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