東京工業大学広報誌 第8号
特集へ
時代を創るセンパイたちへ
橋本克巳さんへ
清都尚治さんへ
小学校に授業出前しますへ
講義ライブへ
ブレイクスルーへ
こちら学生企画室へ
東工大Q&Aへ
TOPへ
東工大Q&A データで読み解く東工大生のゲーム感 東工大のGAMERを探せ!
東工大生にとって、ゲームとはどういうものなのでしょうか。
学部生、大学院生、留学生の417人にアンケート調査をした結果をまとめてみました。また、各国のゲーマー達にそれぞれのゲームに対する思いも語ってもらいました。
アンケート対決 日本人学生 VS 留学生
Q1 ゲームをやりますか?
Q2 ゲームをやらない理由は何ですか?
Q3 ゲームセンターに行きますか?
Q4 よくやるゲームのジャンルは何ですか?
東工大生には、気分転換としての「ゲーム」!?日本人学生も留学生も最優先は、やはり学業?
 東工大の学生数10,263人(平成17年5月1日現在)のうち留学生が982人。約10人に1人が留学生という数は全国の大学でも珍しく、東工大は国際的な大学といえます。そこでゲームに関するアンケートも日本人学生と留学生と別々に集計したところ、上のような結果になりました。
 日本人学生も留学生もゲームにはまっている人は割と少なく、ゲームを楽しむ学生の多くは、個々にお気に入りのパソコンゲームを、勉強の合間に気分転換として楽しむようです。また学年が上がるほど、講義や研究で忙しくなるためか、ゲームをする時間が減る傾向はどちらも同じでした。でも、ゲームに関する思い入れは色々あるようです。
独りで熱中するより、皆が集まってワイワイやる方だね。

Kim Fredrik Nilssonさん(スウェーデン)
YSEP(短期留学プログラム)留学生
スウェーデンのリンシューピン大学では情報工学を専攻
Kim Fredrik Nilssonさんの写真
キーワード LANパーティ
複数のパソコンをLANで接続し、ゲームをするイベント。回線状態に左右されず、同じ会場で参加者同士が直接会話をしながらリアルに楽しめるのが魅力。自慢の自作パソコンや参加者のコスチュームも盛り上がる要素。
 スウェーデンの大学生もよくゲームをします。私もRPGをよくやりました。ストーリー性のあるゲームは何でも好きですね。母国では、コンピュータを持ち寄ってやるLANパーティがブームです。自慢の速いマシンを持ち寄ってLANでつなぎ、広いホールで、みんなで対戦し合うのです。3000人規模が参加する大きな大会もあり、チャンピオンを決めます。臨場感があって楽しく、私も参加したことがありますよ。ホームパーティでも家庭用ゲームを持ち寄って、みんなで楽しむことが多いです。またショッピングモールなどにゲームコーナーがあり、格闘技系が人気です。私は日本のゲームセンターが好きです。スウェーデンにはあまりない、大好きなリズム系ゲームがあるので。私にとってゲームはレクリエーションですね。ちなみに、スウェーデンでも「ゲーマー」のことを「gamer」と呼びます。
ウ〜ン! ゲームは好きなんだけど最近時間がなくて…
 インドネシアのゲームブームはそれほどではありません。日本に比べてゲームセンターの数やゲームの種類が少ないのです。でも私も中学、高校時代まではゲームをしました。ゲーム機はとても高価なので、昼休み学校のキャンパスや放課後の公園に貸しゲーム屋がやってくるのを楽しみにしていました。子どものおこづかい程度で貸し出し、2、3ゲームごとに料金を払うのです。今は修士の研究が忙しくて、なかなかやる時間がないなあ。
王 猛さんの写真


王 猛さん(中国)
第4類1年

Abv Rivai Khalidさんの写真
Abv Rivai Khalidさん(インドネシア)
大学院理工学研究科 
原子核工学専攻修士課程1年
オンラインゲームの世界の中で勝負をするのが最高なんだ!
 僕は今、結構はまってます。特にオンラインゲームに。現実世界とは違う、もうひとつ別の世界があって、そこでいろいろな疑似体験ができる。公平なルールがあって、誰でも勝てる可能性がある。チャンピオンになって、そのままゲームの世界に就職する学生もいるよ。
 やっぱり人との勝負がゲームの醍醐味(だいごみ)。僕は格闘技系が好きなんだけど、キャラクターになりきっちゃうこともありますね。中国と同じように、日本のゲームセンターの熱気はすごいね。でも中国と違うところは、みんなが個々に興じているところかな。中国では、プレーヤーの周りに自然に人垣ができて応援したり、そこで遊んでいる知らない人に、気軽に対戦を申し込んだりして楽しむんだ。
本を読んだり映画を観たりするのと同じ感覚。息抜きだからシンプルな方がいい。
日本人学生の写真


日本人学生
大学院理工学研究科
物質科学専攻
左から
修士課程1年
宍戸沙夜香さん
修士課程2年
佐伯 拓郎さん
修士課程2年
鈴木 紀雄さん
修士課程1年
山脇 拓人さん
鈴木 「ゲームセンターにはあまり行きませんね。たまにうまい人の技術を盗むために行くことはあるけど(笑)」
山脇 「自宅のパソコンで、みんな自分の好みのゲームをしますよね。僕はゲームがどこまで楽しめるか、ゲームクリエイターと勝負するつもりでやります」
佐伯 「僕はRPGが好きで、やり始めると長い時間やる。どちらかといえばストーリー性よりも自由度があって、いろいろなことができるものが好きです。だからオンラインゲームは、ローカルルールになじめなくてあまりやりませんね」
宍戸 「私は、シンプルなものが好きです。携帯のパズルゲームはちょっと息抜きにするのにいいですね。私にとってゲームは本を読むような感覚かな。だからゲームのノベライズを買うこともあります。同じストーリーを別の角度から味わう。最近のゲームはやることが複雑すぎて・・・」
鈴木 「僕も最近はあまり新しいゲームはやりません。同人ゲームというのがあって、昔ファミコンなどで流行ったゲームのパソコン用ソフトを通販で購入するのです。スーパーファミコンの世代だから、子どものころにやった懐かしいゲームが今は楽しいですね」
鈴木さんさんのオリジナルゲームの画像
佐伯さんさんのオリジナルゲームの画像
鈴木さんと佐伯さんは、オリジナルゲームの制作経験者。鈴木さんは昔懐かしいピンポンゲームをアレンジしました。球を打ち合ってポイントをためると、「球速変化」「球の透明化」などの特殊能力が使えるようになります。佐伯さんは、シューティングゲーム。画面中のキャラクターが文字なのです。内容は「戦車」を操作し、画面右から飛んでくる敵の「飛行機」や「ヘリ」を撃墜して進むというシンプルなもの。
ここでゲーム畑のOBが登場!
ゲームのアツさはエンジンから! 大戸友博さんの写真
大戸 友博さん
株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント
半導体開発本部 システムLSI開発1部 3課
2001年大学院理工学研究科
電気・電子工学専攻修士課程修了
 私は、ゲームでもゲームソフトではなく、ゲーム機を作る仕事に携わっています。具体的には、ゲームの心臓部である半導体の設計・管理をすること。例えば、F1マシンも、どんなにボディーやタイヤなど個々のパーツがすばらしくても、肝心のエンジンが頼りなかったら勝てませんよね。私はエンジンのチューンアップをしているのです。
 私がこのゲーム業界を選んだのは、実は決してゲームが好きだったからではありません。コンピュータの性能を上げる仕事がしたかったのです。皆さんはどんな時にコンピュータの性能が優れていることを実感しますか?
 結果が性能に左右される一例として、スーパーコンピュータによる気象予測に使われる「地球シミュレータ」があるのですが、実はそれよりもゲームをする時が一番実感できるのです。皆さんも最新機種でゲームを試すと、その性能が格段にアップしていることに気づかれるでしょう。その処理速度、CGの鮮やかさ。これらは、私たちのようなエンジニアが改良しているからなのです。
 もともと入学時からコンピュータを作りたいと思ってました。どうしたらより速く、効率よく計算できるのかを極めたかったのです。では、性能を上げて何をしたいかを考えた時、ゲームのアプリケーションで性能を見るのが一番おもしろいのではないかと思ったのが、この業界に入ったきっかけです。
 もちろん大学時代にゲームはしていましたよ。RPGのネットワークゲームをよくやりました。本当は、入社当時ゲームと仕事は分けてやりたかったのですが、今ではゲームにどっぷり漬かっています。ですから、自分にとってゲームとは、と聞かれたら、「一生離れられない趣味」でしょうか。
2005 Tokyo Institute of Technology