留学生チューター

制度の概要

この制度は、留学生に対して、大学が選定した留学生チューターが、留学生の学修や生活の支援を行うことにより、留学生の学修・研究効果の向上を図ることを目的とした制度です。

1.対象者

東工大に新入学した留学生が対象です。

2.指導期間

(1)留学生が学士課程学生:留学生の入学後最初の4か月とし、留学生の要望に基づき、最大8か月とします。4月入学の場合は、前半:4月~7月、後半:9月~12月(留学生からの要望に基づいて配置)。月毎の指導時間は10時間までとします。
(2)留学生が大学院課程学生又は非正規課程学生:留学生の入学後最初の3か月(3月は除く。)とし,通算の指導時間数は40時間までとします。
(3)チューター活動は留学生が来日後に開始してください。

3.活動時間

(1)1日の活動時間が6時間を越える場合は,途中1時間の休憩をはさんでください。
(2)1週間当たりの活動時間は,20時間以内に制限されています。学生アシスタント(TA及びRA)と兼務している場合,全体で20時間以内です。
(3)深夜(22時から5時まで)の活動は,認められません。
(4)大学予算で出張する日には,原則として留学生チューター活動を行わないでください。

4.謝金(実費補填を含む)

(1)稼働時間に応じて支払います。(1時間当たり1,120円※)。※2023年10月~
(2)謝金の振込みは、「チューター謝金用出勤表」および「勤務報告書」の提出後、2ヵ月程度です。

5.留学生チューターの選定及び対象者

・留学生が学士課程学生の場合、原則として大学が選定します。なお、留学生を留学生チューターとして選定する場合には、日本語能力等を考慮します。
・留学生が研究生または大学院課程学生の場合、指導教員の推薦に基づき大学が選定します。
・学士課程の留学生チューターの方向けに業務開始前にチューター研修会を開催します。

サポート内容

以下に挙げるものは一例です。留学生の多様なニーズに応えられるように、留学生チューターは、事前に留学生にどのようなサポートが必要か留学生に確認してください。なお、飲み会など明らかにサポートとかけ離れているものは、チューター活動として認められません。

* 生活面でのサポート例
・日本の文化・慣習についての説明
・銀行の口座開設の手伝い
・区役所等での手続き(住所の登録・国民健康保険への加入)
・住居探しの手伝い
・病院への付き添い

* 学修面でのサポート例
・学内施設の紹介(各窓口、図書館、学生相談室、保健管理センターなど)
・レポート等の日本語の添削
・履修申告の手伝い
・研究室でのルールの説明

活動の注意点

1.留学生に連絡する

担当する留学生に自分が留学生チューターであることをできるだけ早く連絡してください。自分の留学生チューターが誰だか分からず困っている事があります。

2.異文化を理解する

留学生の文化、慣習の違いを十分踏まえた上で、留学生の言動について判断してください。宗教、思想、飲食など生活上の禁忌など、相手の立場になって考えてください。また、日本人学生同士または研究室内での暗黙のルールになっているようなことは、留学生にとって察することが難しいものです。誤解が生じないように、事前に十分な説明と話し合いをしてください。

3.曖昧な返事をしない

留学生の要望に対しては、曖昧な返答はせず、できないことについては、はっきりと断ってください。留学生の要望に全て対応する必要はありません。自分で判断できない場合は、指導教員または学生支援課に相談してください。また、金銭の貸し借りは行わないようしてください。

4.活動について

お互いの都合を調整しながら活動を行ってください。また、無制限に留学生を支援すると、留学生チューター自身の負担にもなりますし、留学生が自立するための阻害にもなります。留学生と適度な距離を保つことを意識してください。

5.対応困難なことについて

留学生チューター一人だけで対応が難しいことについては、学生支援課、学生相談室など、いろいろな手段の利用を検討してください。研究室に所属している留学生の場合、指導教員に相談して研究室全体でのサポートも可能です。

6.留学生と連絡がとれない

留学生と連絡がとれない場合、出来るだけ早く学生支援課にお知らせください。

7.その他

留学生が東工大で学ぶ上で必要な情報は、『外国人留学生用キャンパスガイド』にまとめています。留学生チューターを始める前にご確認ください。

事務手続き

留学生チューター活動に対する謝金は、あらかじめ東工大に登録する銀行口座(ゆうちょ銀行含む。)に振り込まれます。以下の手続きを確認の上、しっかりと対応してください。

1.銀行口座等振込依頼書の提出

・ゆうちょ銀行の口座を登録される方のみ、通帳のコピー(口座番号と氏名の分かるもの)を添付してください。
・外国籍の方は、通帳のコピー(口座番号と氏名の分かるもの)を添付してください。
・過去に銀行口座等振込依頼書を提出したことがある方でも、学籍番号、現住所が変更になった場合は、再度提出してください。
・給与口座振込依頼書を既に提出した場合でも、改めて「謝金」で登録してください。

2.扶養控除申告書の提出

・両面印刷(短辺とじ)にて提出してください。
・年ごとに提出が必要となります。アルバイト先などで既に提出済みの場合は不要です。

3.チューター謝金用出勤表、勤務報告書の記入

・東工大の「学生アシスタント」(学内専用ページ)ウェブページ右横の「勤務報告書について」から、様式をダウンロードしてください。

4.チューター謝金用出勤表と勤務報告書の提出

「チューター謝金用出勤表」と「勤務報告書」は、3か月分をまとめて、学生支援課へ提出してください。提出期限については、チューターに決定した際に、こちらからお送りする「決定通知書」を参照してください。

お問い合わせ先

〒152-8550 東京都目黒区大岡山2-12-1 Taki Plaza TP-002
学生支援課生活支援グループ

Email gak.sei@jim.titech.ac.jp
Tel 03-5734-3013, 3015 , 7648  FAX 03-5734-3240