教育

第3類

2019年4月以降の入学を目指す方へ

2019年4月以降の入学を目指す方へ
平成31(2019)年4月入学以降の学士課程入学試験が変わります。
入学試験合格者の入学時の所属を「類」から「学院」に変更するなど実施方法が変わりますので、詳しくはこちらのページをご覧ください。

2019年4月以降の入学を目指す方へ | 入学案内

学院 | 東工大で学ぶ

本ページは、2018年4月入学を目指す方向けの説明になります。

人の役に立つ化学技術等を学びたい!

第3類

化学のチカラで地球を救う!

第3類は、2年目から物質理工学院応用化学系、工学院経営工学系に所属しますので、分子・原子等の目に見えないナノ単位の世界から、製品をつくり出すプロセスまで、幅広く学ぶことができます。

先端的な研究をもとにして、化学をどのように人の生活に役に立てるかを考え、環境・資源・エネルギー・医療・新素材等、様々な面から、日本のものつくりを支えます。また、国立大学では東工大にしかない工学院経営工学系では、人が使いやすい機械やシステム、働きやすい作業環境をつくり出す研究をしています。

卒業後は、ほとんどの学生が大学院に進学し、エネルギーや地球環境等に関する先端の技術を研究しています。大学院を修了後の就職先は、大手化学メーカー、エンジニアリング会社、石油会社、食品、公的機関等、多岐にわたっていることも特徴です。

2年目に進むことができる学院・系

第3類の特徴

POINT1:応用化学系の実験

POINT1:応用化学系の実験

2年目から3年目にかけて、応用化学系の実験を共通で行います。1つの専門性を追求するだけでなく、応用化学系の学問で必要とされる基礎的なことを幅広く学び、研究者としての見地を広げるのです。また、講義で習ったことを自分たちの手で実験するので、講義に対する理解をより深められます。実験中は、総勢80~120名の学生がペアを組み同時に実験を行っています。

POINT2:バスゼミ

入学してまもなく、新入生セミナー(通称:バスゼミ)というイベントがあります。第3類では、京葉・京浜地区の企業を中心とした化学プラントや研究所を見学しに行きます。普段入ることのできない大規模化学プラントを見学することで、将来自分が支える「現場」のイメージをしっかりと持ってもらいます。近年では、サッポロビール千葉工場、JX日鉱日石エネルギー研究所、住友化学石油化学品研究所等を見学しています。

ポリアセチレン

ポリアセチレン

「電気を通すプラスチック」として注目を集めている高分子、ポリアセチレン。2000年にノーベル化学賞を受賞した白川英樹博士は、この物質を東工大の研究室で合成した。写真の試料は、百年記念館にて展示中。

第3類の現場01

第3類の現場01

化学工学実験工場

他に類を見ない、3階まで吹き抜けの化学工学実験工場。化学プラントの設計や操作など、化学工学に特化した実験を学生自ら装置を組んで行う。写真は、3階の高さから下に向け液体を流す実験装置。組成や性質が複雑な流体のパイプライン内の流れを研究する。

写真左:プラズマを使った実験。
装置は学生が組み上げ、放射性廃棄物の無害化に関する実験などを行う。

第3類の現場02

第3類の現場02

電算機室

化学というと、主にフラスコや試験管などを使うイメージが強いが、パソコンを使ったコンピューターシミュレーションもする。分子の電子状態や性質を解析したり、化学プラントや流体のシミュレーションをしている。

第3類の現場03

第3類の現場03

NMR室

NMRとは、強い磁場を発生させ、その中に研究でつくった化合物などを入れて、化合物の分子構造や化学構造などを解析する装置。これ1台でなんと数千万円。NMR室には7台のNMRが設置されている。

NMR

Nuclear Magnetic Resonance
(核磁気共鳴)の略。

第3類の学生に聞きました。

  • 第3類への志望動機は何ですか?

    飯島 汐里第3類 1年
    (取材当時)

    飯島 汐里

    中学の頃から実験が好きで、高校へ入学し化学をより深く学んでいくにつれて、大学でも化学を学びたいと感じるようになりました。特に、分析化学という分野に興味があったのですが、大学へ行きじっくり考えた上で自分の将来の道を決めたいと思いました。そこで、化学について幅広く学ぶことができる第3類を志望しました。

  • 受験生に助言するとすれば?

    宮崎 隆太郎物質理工学院 応用化学系
    応用化学コース 修士1年
    (取材当時)

    宮崎 隆太郎

    様々なことに対して、好奇心・探求心を持つことが大事です。東工大では、1年生の時から様々な分野を学ぶことができます。私は工業地域育ちで、密接に関連している化学工学という分野があることを知り、深く学びたいと思いました。大学院では、研究にあたって、「なぜだろう?」と考える機会がとても多くなります。受験勉強は大変ですが、いろんなことに疑問を持ち、興味を持つことで、将来的に楽しい研究生活が送れると思います。

  • 将来の夢は何ですか?

    佐藤 昌和物質理工学院 応用化学系
    応用化学コース 修士1年
    (取材当時)

    佐藤 昌和

    私は現在、有機化合物の合成に関する研究を行っています。有機化合物は、炭素と水素といったごく限られた元素の組み合わせにより多種多様な構造をもっています。その構造の違いから生じる様々な機能は、医薬品や機能性材料など、私たちの生活をより豊かにする可能性に満ちています。将来は、東工大で学んだ有機合成に関する知識と経験を生かして、有用な機能をもつ有機化合物を設計、合成し、社会へ送り出す仕事をしたいと思っています。

  • 卒業研究ではどんな研究をしましたか?

    貫井 麻理菜物質理工学院 応用化学系
    応用化学コース 修士1年
    (取材当時)

    貫井 麻理菜

    新しい高分子の開発に関する研究をしていました。力を加えると化学反応が起きて発光する特別な分子を高分子に導入しました。多くの失敗を経験し、苦労をしたこともありましたが、完成した高分子のフィルムを引っ張って発光する様子を観察できた時はとても嬉しかったですし、最終的に研究成果が卒業論文として一つの形にまとまった時は大きな達成感を味わいました。