1. 化学工学課程は,化学工業をはじめ各種の産業分野および研究機関において活躍できる幅広い基礎知識と応用力を持った技術者・研究者の養成を目的としている。このため,2年次よりプロセスの開発と生産の合理化を指向する化学工学コースと,分子設計と反応設計を指向する応用化学コースとに分けて教育を行なう。
2. 化学工学コースおよび応用化学コースの標準科目および推奨学期は,付表のとおりである。◎印を付した科目は必須科目である。実験科目は以下のように履修する。
化学工学コース
応用化学実験第一,第二,第三,化学工学実験は,それぞれこの順で履修することを原則とするが,止むを得ない場合は第一,第二の順序,あるいは第三,化学工学実験の順序をかえて履修することができる。
応用化学コース
応用化学実験第一,第二,第三,応用化学実験(専門)は,それぞれの順で履修することを原則とする。止むを得ない場合,第一と第二の順序はかえて履修することができる。しかし,応用化学実験(専門)は,第一,第二,第三を履修しなければ履修することはできない。
3. 学士論文研究を申請するためには,6学期以上在学し,原則として次の単位を修得していなければならない。
化学工学コース
(イ) 付表(化学工学コース)第1−6学期に示す科目のうち◎印の科目全て(Lゼミ1単位を含む15単位),○印の科目より合わせて10単位以上,☆印の科目より合わせて20単位以上,◇印の科目より合わせて4単位以上を含む56単位以上
(ロ) 上記(イ)を含め総修得単位数から国際コミュニケーション科目を除く全修得単位数が89単位以上〔下記(注)参照〕
応用化学コース
(イ) 付表(応用化学コース)の中の第1−6学期に示す◎印の科目全て(18単位),○印の科目から24単位以上,および無印の科目を含めて合わせて52単位以上
(ロ) 上記(イ)を含め総修得単位数から国際コミュニケーション科目を除く全修得単位数が87単位以上〔下記(注)参照〕
4. 本課程を履修して卒業するためには,次の単位を修得していなければならない。
化学工学コース
(イ) 付表(化学工学コース)中の科目(ただし,学士論文研究を除く)から58単位以上
(ロ) 学士論文研究(8単位)
(ハ) 上記(イ),(ロ)を含め総修得単位数が124単位以上〔下記(注)参照〕
(ニ) ただし,「東京工業大学早期卒業に関する規則」の要件を満たした場合,卒業と認定する。早期卒業の場合,学士論文研究は半年で終えることができるものとする。その場合も学士論文研究は8単位を認定する。
応用化学コース
(イ) 付表(応用化学コース)中の科目(ただし,学士論文研究を除く)から◎印の科目全て(22単位)を含め58単位以上
(ロ) 学士論文研究(8単位)
(ハ) 上記(イ),(ロ)を含め総修得単位数が124単位以上〔下記(注)参照〕
(注) Fゼミ科目の3類セミナーは,推奨学期内に履修することが望ましい。また,国際コミュニケーション科目T・U,理工系基礎科目および健康・スポーツ科目の修得単位については,学士論文研究申請資格および卒業に必要な単位数として,それぞれ14単位,16単位,5単位の計35単位を総修得単位数として数えるが,それ以上修得しても上記3,4の総単位数には算入しない。
本学科における国際コミュニケーションI「英語5,英語6又は英語7」の単位認定のための基準設定点(TOEIC試験の点数で示される)は,500点です。
付表(化学工学コース)
第 1 学 期 |
第 2 学 期 |
||||
Fゼ |
3類セミナー |
2−0−0 |
理広 |
○有機化学(工)第一 |
2−0−0 |
第 3 学 期 |
第 4 学 期 |
||||
理広 理広 理広 基専 基専 基専 基専 基専 |
◎応用化学実験第一 ○物理化学(工)第一 ○有機化学(工)第二 ○無機化学(工)第一 ○化工熱力学 ☆移動論第一 ☆化工数学 ☆化学工学量論 |
0−0−4 2−0−0 2−0−0 2−0−0 2−0−0 2−0−0 2−0−0 2−0−0 |
理広 基専 基専 基専 基専 基専 基専 基専
基専 |
◎応用化学実験第二 ○材料科学 ☆移動論第二 ☆移動論第三 ☆反応工学第一 ☆化工計算機演習第一 ☆プロセス工学第一 ☆Elementary Principles of Chemical Engineering ◇化学技術者の倫理 |
0−0−4 2−0−0 2−0−0 2−0−0 2−0−0 0−1−0 2−0−0 1−0−0
2−0−0 |
第 5 学 期 |
第 6 学 期 |
||||
基専 基専 基専 基専 基専 基専
基専 基専 基専 理広 |
◎応用化学実験第三 ☆エネルギー操作 ☆物質移動操作 ☆反応工学第二 ☆化工計算機演習第二 ☆Fundamental Topics of Chemical Engineering ☆プロセス工学第二 ☆プロセス制御 ◇化工インターンシップ ○電気学第一 |
0−0−4 2−0−0 2−0−0 2−0−0 0−1−0 1−0−0
2−0−0 1−0−0 0−0−1 2−0−0 |
基専 Lゼ 基専 基専 基専 基専 基専 基専 基専 基専 理広 |
◎化学工学実験 ◎化学工学文献講読 ☆機械的操作 ☆化学工業プロセス概論 ☆装置の設計と材料 ☆プロセス安全工学 ◇環境エネルギープロセス概論 ◇生物化学工学概論 ◇原子力化学工学概論 ○高分子化学第一 ○科学技術者実践英語 |
0−0−2 1−0−0 2−0−0 2−0−0 2−0−0 1−0−0 2−0−0 1−0−0 1−0−0 2−0−0 1−0−0 |
第 7 学 期 |
第 8 学 期 |
||||
基専 学論 |
☆プロセス設計実習 学士論文研究 |
0−2−0 3 |
学論 |
学士論文研究 |
5 |
付表(応用化学コース)
第 1 学 期 |
第 2 学 期 |
||||
Fゼ |
3類セミナー |
2−0−0 |
理広 |
有機化学(工)第一 |
2−0−0 |
第 3 学 期 |
第 4 学 期 |
||||
理広 理広 理広 基専 基専 基専 |
◎応用化学実験第一 ○物理化学(工)第一 ○有機化学(工)第二 ○無機化学(工)第一 ○実践応用化学第一 ○化学工学量論 |
0−0−4 2−0−0 2−0−0 2−0−0 1−1−0 2−0−0 |
理広 理広 理広 基専 基専 基専 理広 基専 |
◎応用化学実験第二 ○物理化学(工)第二 ○有機化学(工)第三 ○無機化学(工)第二 ○実践応用化学第二 ○量子化学(工) ○基礎化学工学 反応工学第一 |
0−0−4 2−0−0 2−0−0 2−0−0 1−1−0 2−0−0 2−0−0 2−0−0 |
第 5 学 期 |
第 6 学 期 |
||||
基専 基専 基専 基専 基専 基専 基専 |
◎応用化学実験第三 ○物理化学第三(応化) ○無機化学(工)第三 ○有機化学(工)第四 ○実践応用化学第三 生物工学基礎 応化インターンシップ(平成22年度休講) |
0−0−4 2−0−0 2−0−0 2−0−0 1−1−0 2−0−0 1−1−0 |
基専 Lゼ 基専 基専 基専 基専 基専 基専 理広 |
◎応用化学実験(専門) ◎応用化学文献講読 ○有機合成化学 ○無機化学第四 ○触媒プロセス化学 ○実践応用化学第四 応用化学特別講義A 高分子化学第一 科学技術者実践英語 |
0−0−4 2−0−0 2−0−0 2−0−0 2−0−0 1−1−0 2−0−0 2−0−0 1−0−0 |
第 7 学 期 |
第 8 学 期 |
||||
Lゼ 基専 基専 学論 |
◎応用化学コロキウム第一 応用化学特別講義B 生物化学工学概論 学士論文研究 |
0−2−0 2−0−0 2−0−0 4 |
Lゼ 学論 |
◎応用化学コロキウム第二 学士論文研究 |
0−2−0 4 |