建築学関係科目

 

建築設計製図第一Architectural Design and Drawing I)

°藤岡 洋保 教授  宮本 文人 助教授  塚本 由晴 助教授  前学期  0−0−2

建築設計製図の第一段階として,木造および鉄筋コンクリート造建築の設計図を作成することによって,建築の基礎

的な表現法を多面的に学ぶとともに,図面を通した建築空間の把握力を養う。それを基本として,設計者の思想や哲学

を建築図面としてまとめる素養を,住宅の設計課題を通して修得せしめる。

1. 木造住宅 2. 鉄筋コンクリート造住宅 3. 近代・現代住宅作品 4. 都市部の住宅の設計

 

建築設計製図第二Architectural Design and Drawing II)

°青木 義次 教授  藍澤  宏 教授  藤井 晴行 助教授  大佛 俊泰 助教授

奥山 信一 助教授  後学期  0−0−2

I 建築の設計および設計意図の伝達方法としての製図の基本的習練― ―建築設計製図第一を習得しておくことが必要

である― ―

II 平面構成,立体的空間構成,架構法,周辺環境との調和等から建築空間の総合的理解を深めるための設計課題を行

う。

 

建築設計製図第三Architectural Design and Drawing III)

°八木 幸二 教授  安田 幸一 助教授  金箱 温春 講師  佐藤 尚巳 講師

前学期  0−0−3

I 各種の建築の設計を通して建築の空間・構成,また計画・構造・設備・材料といった建築の諸側面の総合化と意匠

表現の修練を行う。

II 公共建築・商業建築等の設計・製図

 

建築設計製図第四Architectural Design and Drawing IV)

°坂本 一成 教授  奥山 信一 助教授  塚本 由晴 助教授  内藤  廣 講師

北山  恒 講師  後学期  0−0−3

I 建築設計製図第三に続いて,各種の建築の設計を通して建築家に必要な芸術・技術等の総合化と意匠表現の修練を

行う。

II 公共建築,都市の複合建築等の設計・製図

 

近代建築史History of Modern Architecture)

藤岡 洋保 教授  前学期  2−0−0

欧米における近代建築や都市計画について,その背後の思想にも留意しつつ講ずる。

 

西洋建築史History of Western Architecture)

藤岡 洋保 教授  後学期  2−0−0

西欧(エジプト・ギリシャを含む)の建築の歴史について,各時代・地域が建築に対して抱いていた理想に注目しつ

つ,講述する。


日本建築史History of Japanese Architecture)

藤岡 洋保 教授  後学期  2−0−0

日本建築の歴史について講じる。あわせて,歴史的建造物の保存について論じる。

 

建築史実習Field Servey of Historical Buildings)

仙田  満 教授  前学期  0−0−1

I 古代から現代までの建築を実地に見学し調査することによって,意匠・技術等わが国における建築の伝統を体得さ

せることを目的とする。

II 主として近畿地方における主要建築の見学,調査。

 

建築意匠Visual Design)

°坂本 一成 教授  塚本 由晴 助教授  後学期  1−1−0

I 建築及び都市の空間と形象の基礎的な問題を考察し,あわせてその表現演習を行う。

II 建築の内部空間・外部空間・外形・部位等の表現。

 

建築環境Landscape Architecture)

宮城 俊作 講師  後学期  1−0−0  (奇数年度開講)

I 庭園は建築をとり囲む環境を構成する諸要素のうちで最も重要な要素である。庭園史・理論・技術・材料などあら

ゆる角度から日本の庭園について講ずる。

II 1. 庭園史 2. 計画及び設計

 

造形演習Architectural Design)

岸  健太 講師  丸山 智巳 講師  前学期  0−1−1

建築意匠,建築設計の基礎としてスケッチの技法を修得させることを目的とする。

 

建築計画第一Architectural Planning I)

°宮本 文人 助教授  藤井 晴行 助教授  後学期  2−0−0

I 建築計画の立場から学校施設及び病院施設について講ずる。

II 都市及び建築における知覚,認知,行動等について講ずる。

 

建築計画第二Architectural Planning II)

青木 義次 教授  前学期  1−1−0

建築計画における倫理的問題に重点をおき,

1) 建築計画学の史的経緯,2) 計画手法,3) 計画における評価手法について講じるとともに,演習によって理解

を深める。

 

建築計画基礎Architectural Planning)

°藍澤  宏 教授  大佛 俊泰 助教授  前学期  2−0−0

建築計画ならびに都市・地域計画の基礎となる共通課題について講述する。

I 建築計画の意義:建築計画の役割・意義について概説する。

II 住宅計画の意義内容,方法を中心に論じ,住宅計画の基礎概念を講述する。

1. 生活構造 2. 住生活 3. 独立住宅計画 4. 集合住宅計画

III 建築人間工学:寸法の設計にかかわる要点について建築計画的視点から概説する。

1. 人体動作の寸法 2. 集団の寸法 3. 単位空間の寸法 4. 寸法のシステム

 

建築計画演習Exercise of Architectural Planning and Design)

°青木 義次 教授   藍澤  宏 教授  宮本 文人 助教授

藤井 晴行 助教授  大佛 俊泰 助教授  0−2−0

建築設計における建築計画の役割や重要性について概説し,設計演習をとおして建築計画の知識や考え方を設計に生

かす能力を習得させる。

 

建築材料構法第一Building Materials and Construction I)

三上 貴正 助教授  °横山  裕 助教授  後学期  2−0−0

主として建築構造用材料について,その諸性質ならびに構法を講述する。

 

建築材料構法第二Building Materials and Construction II)

三上 貴正 助教授  °横山  裕 助教授  前学期  2−0−0

建築物の各種仕上材料の諸性質ならびに構法・施工法について講述する。

 

建築環境設備学第一Environmental Engineering and Building Services I)

°藤井 修二 教授  湯淺 和博 助教授  前学期  2−0−0

I 都市・建築・設備における具体的事例を示しながら建築の設計・計画と環境工学及び設備工学のかかわりについて

理解させる。

II 1. 人の生理・心理と環境 2. 環境要素としての水・熱・空気・光・音 3. 都市環境と建築環境 4. 環境の

創造と設備の役割

 

建築環境設備学第二Environmental Engineering and Building Services II)

°藤井 修二 教授  湯淺 和博 助教授  後学期  2−0−0

I 空気調和設備と給排水衛生設備の理論と実際について述べ,各種設備を設計計画する際の基本的事項を修得させる。

II 1. 空気調和 2. 熱負荷 3. 空気線図 4. 空気清浄 5. 給排水衛生設備の意味 6. 負荷設計 7. 機器

および配管の設計

 

建築環境設備学第三Environmental Engineering and Building Services III)

°藤井 修二 教授  湯淺 和博 助教授  前学期  2−0−0

I 建築環境設備学第二に引きつづき各種設備計画をする際の基礎的事項を修得させるとともに,新しい設備技術につ

いて紹介する。

II 1. 空気清浄技術 2. クリーンルームの計画 3. 分散型エネルギーシステム 4. 流れの解析と制御 5. 水

質の管理 6. 計測システム

 

建築学実験第一Environmental and Structural Engineering Laboratory I)

瀧口 克己 教授  °小河 利行 教授  藤井 修二 教授  三上 貴正 助教授

横山  裕 助教授  竹内  徹 助教授  堀田 久人 助教授  五十嵐規矩夫 助教授

湯淺 和博 助教授  前学期  0−0−1

I 建築環境,構造,材料の基礎的事項について理解させるとともに,各種測定器具の取り扱いを修得させる。

II 1. 環境(空気質,水質)

2. 構造(鉄筋コンクリート構造,一般構造,トラス構造)

3. 材料(コンクリートの施工性・強度,木材・仕上材料の強度)

 

建築学実験第二Building Materials Laboratory II)

藤井 修二 教授  小河 利行 教授  °時松 孝次 教授

横山 裕 助教授  五十嵐規矩夫 助教授  湯淺 和博 助教授  後学期  0−0−1

I 建築環境,構造,材料の基礎的事項について理解させるとともに,それらに関する試験方法,各種試験機器の操作

等を修得させる。

II 1. 環境(騒音測定,照度測定,流量測定,換気量測定)

2. 構造(地盤・基礎構造,鉄骨構造)

3. 材料(高分子材料,性能試験)

 

建築環境計測Environmental Laboratory)

°藤井 修二 教授  湯淺 和博 助教授  前学期  1−0−1

I 建築環境設備学で修得した各種設備を設計・維持する際の基礎的事項につき,実験を通して研究させる。

II 1. 室内気流分布測定 2. 空気清浄室の評価 3. 大気汚染物質の分析 4. 圧力流量の測定 5. 水質の分析

6. 熱コンダクタンス・日射量測定 7. 照明環境評価 8. データの処理に関する考察

 

建築電気設備Electrical Systems for Building)

鈴木 久志 講師  後学期 1−0−0

I 建物の機能または性能の源となる電気設備について基礎知識を修得させる。

II 電気エネルギーの応用・利用技術を駆使して人間活動に役立て快適環境を形成する技術としての電気設備について,

最新の情報をふまえて講述する。

 

建築自動制御Automation and Automatic Control Systems for Building)

柴田稜威夫 講師  後学期 1−0−0

I 建築設備に関する自動制御を対象とし,フィードバック制御システムの制御方式・動作・適用など基礎的事項を講

述する。

II 空調設備の簡単な計装図などを修得させる。

 

建築構造力学第一Structural Mechanics I)

°小河 利行 教授  時松 孝次 教授  後学期  2−1−0

I 建築構造物の骨組の力学のうち,単純ばり等の静定構造物の反力,部材応力及び変形の解析法ならびに簡単な不静

定骨組の解析法を講述する。「一般材料力学」を予め履修しておくことが望ましい。

II 総論,力の釣合,単純ばり,静定骨組,不静定骨組,その他。

 

建築構造力学第二Structural Mechanics II)

°瀧口 克己 教授  堀田 久人 助教授  前学期  2−1−0

I 建築構造物の骨組の力学のうち,不静定骨組の部材応力,反力及び変形の解析法を講義し,具体的に解析法を修得

させるために演習を行う。「一般材料力学」及び「建築構造力学第一」をあらかじめ修得しておくことが望ましい。

II 総論,不静定骨組一般解法,たわみ角法,固定モーメント法,水平力を受ける骨組の略算法,マトリクス法。

 

建築構造力学第三Structural Mechanics III)

°小河 利行 教授  竹内  徹 助教授  中山 昌尚 講師  後学期  2−0−0

I 弾性学・振動論を中心に建築構造における専門的な力学知識を修得させる。

II 弾性基礎式,薄板部材の曲げと捩り,平面板の応力解析ならびに座屈,曲面 板の応力解析,有限要素法,地震・風

荷重に対する振動応答理論の概説。

 

建築構造設計第一Structural Design I)

°小河 利行 教授  竹内  徹 助教授  五十嵐規矩夫 助教授  前学期  2−1−0

I 鉄骨構造および鉄骨系複合構造の構造設計理念について講述し,同時に演習を行い,鉄骨構造および複合構造の力

学的性状に関する知識ならびに設計方法を修得させる。一般材料力学,建築構造力学第一をあらかじめ修得しておく

ことが望ましい。

II 鉄骨構造の沿革,材料ならびに許容応力度,構造設計の手順,部材の座屈,接合方法,部材設計,接合部設計,塑

性設計法,鉄骨系複合構造概説。

 

建築構造設計第二Structural Design II)

°瀧口 克己 教授  堀田 久人 助教授  未 定  後学期  2−1−0

I 鉄筋コンクリート造建築物に使用する材料及び主要構造部材の力学的性状ならびに構造設計法について講述し,具

体的に構造設計法を修得させるために演習を行う。

II 概説,材料の性質,構造解析の基本事項,はり・スラブ・柱・耐震壁・基礎等の構造設計法。

 

建築構造設計第三Structural Design III)

時松 孝次 教授  未 定  後学期  2−0−0

I 建築構造物に関連する地盤災害および地震動災害とその防止策について講述する。

II 1. 地盤災害 2. 地震動災害 3. 軟弱地盤対策 4. 地震時液状化と対策 5. 建物の免震と制振

 

地盤工学Geotechnical Engineering)

時松 孝次 教授  前学期  2−0−0

I 建築敷地の選定・調査及び建築基礎の設計・施工を行うためには,地盤の特性及び地盤・構造物の相互作用を理解

する事が必要である。その目的で地盤および地盤構造物の変形と破壊のメカニズムを講述する。

II 1. 地盤の成因と組成 2. 基礎の即時沈下 3. 圧密沈下 4. 地盤の破壊 5. 土圧 6. 地盤の支持力 7.

斜面安定 8. 地震時の地盤および地盤構造物の破壊

 

建築法規Building Codes)

講師  未 定  後学期  1−0−0

I 法規は,我々が社会で活動し,又,生活していくうえでのルールであり,常識ともいえる。一方,建築物は「まち」

を構成する一大要素であり,「まち」の中でのあり方と,建築物の安全性を建築関係法令を通じて講述する。

II 建築法規の基礎知識及び建築規準法を中心として,建築関係法令(都市計画法,建築士法等)の制度,内容につい

て講述する。

 

建築経済Building Economics)

松本 光平 講師  後学期  1−0−0  (偶数年度開講)

建築の物的特徴に着目して,建築活動の社会・経済的意味を考える。

 

建築生産Building Production)

未 定  後学期  2−0−0

I 建築物の施工技術を理解させるために,その概要と各工事別の施工技術を講述する。仕様書,工事用機械等にもふ

れる。

II 建築生産の無形の(ソフトな)側面を中心に講述する。

 

建築一般構造Building Construction)

瀧口 克己 教授  °八木 幸二 教授  小河 利行 教授  安田 幸一 助教授

横山  裕 助教授  前学期  2−0−0

建築に作用する外力の流れや外的要因を概説するとともに,建築の構造やおさまりを全体,細部にわたって説明し,

建築物としての建築の全体像を修得させる。