高分子工学課程

1. 高分子工学課程は,化学工業の中で極めて大きな分野をしめる高分子化学工業を中心とし,関連する一般化学工業を含めた広い分野を対象とする化学技術者及び研究者の養成を目的としている。

2. 高分子工学課程の標準科目と推奨学期は付表のとおりで,付表中◎印を付した科目は必修科目,○印を付した科目は選択必修科目である。

3. ◎印のうち応用化学実験第一,同第二,同第三,高分子工学実験はそれぞれこの順で履習することを原則とするが,止むを得ない場合は,第一,第二の順序,第三,高分子工学実験の順序をかえて履習することもできる。○印の選択必修科目は11科目20単位のうち最低14単位の修得が必要であるが,本課程を十分に履修するためには11科目全部の履修が望ましい。

4. 学士論文研究を申請するためには,6学期以上在籍し,◎印科目全部16単位と○印科目最低14単位を含めて付表の科目の中から52単位以上を修得していることが必要である。

5. 高分子工学科卒業の資格は前項の条件を満たしたうえ,学士論文研究を行なう第7学期に,高分子加工及び社会技術革新学概論の中から2単位以上を修得し,かつ第8学期までに学士論文研究8単位を含めた付表中の科目の修得単位数の合計が66単位以上の場合に与えられる。

6. 本課程の目的から,付表に示す科目区分のうち,◎・○印を含め次のように履修することが望ましい。なお,Fゼミ科目の3類セミナーは,推奨学期内に履修することが望ましい。

Fゼミ(Fゼ)2単位  

理工系広域科目(理広)30単位以上

基礎専門科目(基専)28単位以上

Lゼミ(Lゼ)2単位  

学士論文研究8単位  

7. 以上の規定にかかわらず,「東京工業大学早期卒業に関する規則」の要件を満たした場合,卒業と認定する。早期卒業の場合,第7学期推奨の高分子加工または社会技術革新学概論の単位取得は必要としない。また,特別に学士論文研究は半年間で終えることができるものとし,その場合も8単位を認定する。

8. 本学科における国際コミュニケーションI「英語5,英語6又は英語7」の単位認定のための基準設定点(TOEIC試験の点数で示される)は,500点です。

付 表

第  1  学  期

第  2  学  期

Fゼ

 3類セミナー

2−0−0

理広

 有機化学(工) 第一

2−0−0

第  3  学  期

第  4  学  期

理広

◎応用化学実験 第一

○物理化学(工) 第一

○有機化学(工) 第二

○有機化学演習(高) 第一

 基礎工業数学 第一

 電気学 第一

0−0−4

2−0−0

2−0−0

0−1−0

2−0−0

2−0−0

理広

基専

◎応用化学実験 第二

○物理化学(工) 第二

○有機化学(工) 第三

○有機化学演習(高) 第二

 基礎工業数学 第二

 基礎化学工学

○高分子化学 第一

0−0−4

2−0−0

2−0−0

0−1−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

第  5  学  期

第  6  学  期

基専

理広

◎応用化学実験 第三

○物理化学(高) 第三

○高分子化学 第二

○高分子構造

 特性解析

 生体高分子

 触媒化学(高)

0−0−4

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

基専

理広

Lゼ

◎高分子工学実験

○高分子物性

 高分子工業化学

 高分子計算化学

 無機化学(工)

 工業材料

 基礎生命工学

 科学技術者実践英語

 繊維・複合材料

 高分子工学特別ゼミ

0−0−4

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

1−0−0

2−0−0

0−2−0

第  7  学  期

第  8  学  期

基専

理広

学論

 高分子工学コロキウム 第一

 高分子加工

 社会技術革新学概論

 学士論文研究

0−2−0

2−0−0

2−0−0

3

基専

学論

 高分子工学コロキウム 第二

 学士論文研究

0−2−0

5