生命工学課程

1. 生命工学課程は,物理化学,有機化学,生物化学,分子生物学,細胞工学等の,広範な学問を修得し,生命工学分野で教育,及び応用開発に従事する人材の養成を目的としている。

2. 生命工学課程の標準科目及び推奨学期は,付表5のとおりである。◎印を付した科目は必修科目である。1年次に基礎生物学A,基礎生物学Bを履修することが望ましい。

3. 生命工学基礎実験第一,同第二,生命工学総合実験第一,同第二は,この順序で履修することを原則とするが,やむを得ない場合には,生命工学基礎実験第一と同第二,生命工学総合実験第一と同第二の順序をかえて履修することを認める。

4. 第3,第4学期の科目は,ほぼ全面的に履修し,第5学期以降の科目は,各コース課程により推奨される授業科目を履修するように計画をたてること。

5. 学士論文研究を申請するためには,6学期以上在学し,原則として次の単位を修得していなければならない。

(イ) 付表5中の第1〜4学期及び付表6〜8中の所属するコースの第5〜6学期の標準科目中の◎印科目全て

(ロ) 理工系広域科目(理広),◎印の科目を含めて20単位以上

但し,以下の組み合わせの科目の単位を両方とも修得した場合,他学科の科目の単位は学士論文研究申請要件に含めない。

生物化学(生命工)第一

生物化学(生命科)第一

生物化学(生命工)第二

生物化学(生命科)第二

物理化学(生命工)第一

物理化学(生命科)第一

物理化学(生命工)第二

物理化学(生命科)第二

有機化学(生命工)第一

有機化学(生命科)第一

有機化学(生命工)第二

有機化学(生命科)第二

基礎生命理工学演習(生命工)第一

基礎生命理工学演習(生命科)第一

基礎生命理工学演習(生命工)第二

基礎生命理工学演習(生命科)第二

(ハ) 基礎専門科目(基専),◎印の科目を含めて20単位以上

(ニ) 上記(イ),(ロ),(ハ)を含め理工系広域科目,基礎専門科目,Lゼミ科目,環境教育科目,情報ネットワーク科目及びFゼミ科目の修得単位数が60単位以上

(ホ) 上記(ニ)を含め,総修得単位数が107単位以上。ただし,全学共通の科目について,必修単位のほかに総修得単位数に含めることができるのは,「文系科目・総合科目の必修14単位を超える2単位まで」又は「国際コミュニケーションIについて,英語5〜7のいずれか一科目」のみとする。

(ヘ) 「東京工業大学早期卒業に関する規則」の要件を満たした場合は,5学期在学で学士論文研究を申請することができる

 その場合は,

・前項(イ)の「5〜6学期」を「5学期」と読み替える

・前項(ロ)の「20単位以上」を「10単位以上」と読み替える

・学士論文研究の期間は6学期とし8単位を認定する

6. 生命工学科を卒業するためには,次の単位を修得していなければならない。

(イ) 付表5中の第1〜4学期及び付表6〜8中の所属するコース課程の第5〜8学期の標準科目中の◎印科目全て

(ロ) 理工系広域科目(理広),◎印の科目を含めて20単位以上

(ハ) 基礎専門科目(基専),◎印の科目を含めて20単位以上

(ニ) 学士論文研究8単位

(ホ) 上記(イ),(ロ),(ハ),(ニ)を含め総修得単位数が124単位以上

(ヘ) 5. (ヘ)により学士論文研究を申請した者は,前項(イ)の「5〜8学期」を「5〜6学期」と読み替える

生命工学科課程及び全学共通科目関係履修要件一覧


区  分


学士論文研究申請資格要件


卒 業 資 格 要 件

授業科目


必  修


選  択


必  修


選  択







文系科目

総合科目

14単位

(文系ゼミ以外の文系科目10単位以上を含む。)

次の科目について,左記を超えるいずれか2単位まで

○「文系科目,総合科目」

○国際コミュニケーションIについて,英語5〜7のいずれか一科目(注1)

18単位

(文系ゼミ以外の文系科目12単位以上を含む。)

左記18単位を超えて取得した科目

国際コミュニケーションI・II

12単位

(国際コミュニケーションIを6単位及び国際コミュニケーションIIを6単位又は国際コミュニケーションIを8単位及び国際コミュニケーションIIを4単位のいずれか12単位。なお,国際コミュニケーションIについては,英語5〜7を除く。また,国際コミュニケーションIIについては,ドイツ語,フランス語,ロシア語及び中国語のうち一外国語とする。)

14単位

(国際コミュニケーションIを8単位及び国際コミュニケーションIIを6単位又は国際コミュニケーションIを10単位及び国際コミュニケーションIIを4単位のいずれか14単位。なお,国際コミュニケーションIについては,英語5〜7のいずれか一科目を含めなければならない(注1)。また,国際コミュニケーションIIについては,ドイツ語,フランス語,ロシア語及び中国語のうち一外国語とする。14単位を超える単位数を取得しても卒業に必要な単位数として算入しない。)

 

国際コミュニケーション選択

     

国際コミュニケーション選択

理工系基礎科目

16単位

(16単位を超える単位数を取得しても必要単位数として算入しない。)

(同 左)

 

健康・スポーツ科目

3単位

(健康科学1,スポーツ実習2)

(同 左)

健康・スポーツ科学1単位

生涯スポーツ実習1単位

45単位

51単位

 







Fゼミ科目

◎4単位

(同 左)

 

環境教育科目

 

環境教育科目

 

環境教育科目

情報ネットワーク科目

 

情報ネットワーク科目

 

情報ネットワーク科目

理工系広域科目

◎8単位

◎印以外から

12単位以上

理工系広域科目・

基礎専門科目

(同 左)

理工系広域科目・

基 礎 専 門 科 目

基礎専門科目

◎8単位

◎印以外から

12単位以上

(同 左)

Lゼミ科目

◎2単位

 

◎4単位

 

学士論文研究

   

◎8単位

必修:46単位以上

 

必修: 56単位以上

 

小  計

必修:91単位以上

選択:

上記から16単位以上

必修:107単位以上

選択:

上記から17単位以上

合  計

107単位以上

124単位以上

(注1) 本学科における国際コミュニケーションI「英語5,英語6又は英語7」の単位認定のための基準設定点(TOEIC試験の点数で示される)は,650点です。

付表5

第  1  学  期

第  2  学  期

Fゼ

理基

◎F1ゼミ

 基礎生物学A

2−0−0

2−0−0

Fゼ

理基

◎バイオ創造設計

 基礎生物学B

0−2−0

2−0−0

第  3  学  期

第  4  学  期

理広

◎生命工学基礎実験第一

 物理化学(生命工)第一

 生物化学(生命工)第一

 有機化学(生命工)第一

 生物工学基礎

◎生命工学概論第一

 基礎生命理工学演習(生命工)第一

0−0−2

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

0−2−0

理広

基専

◎生命工学基礎実験第二

 物理化学(生命工)第二

 生物化学(生命工)第二

 有機化学(生命工)第二

◎生命工学概論第二

 基礎生命理工学演習(生命工)第二

 環境化学工学

0−0−2

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

0−2−0

2−0−0

第  5  学  期

第  6  学  期

次頁各コース課程のとおり

次頁各コース課程のとおり

第  7  学  期

第  8  学  期

次頁各コース課程のとおり

次頁各コース課程のとおり

生物工学コース課程

1. 生命工学科生物工学コース課程は,生物機能のうち最も根本的なものは,物質の生産・変換を通じたエネルギーの産生及び環境への対応であると捉え,生物物質の機能と,これを基盤とする「生物プロセス」を修得させ,生物工学的な分野で活躍する人材を養成することを目的としている。

2. 生命工学科生物工学コースの標準科目及び推奨科目は,付表6のとおりである。

付表6

第  5  学  期

第  6  学  期

基専

◎生命工学総合実験第一

 分子生物学

 生物物理化学第一

 生物有機科学

 生物化学工学

 機器分析概論

 応用生物工学第一

 生命理工学特別講義第一(奇)

 生命理工学特別講義第二(偶)

 生命理工学特別講義第三(奇)

 生命理工学特別講義第四(偶)

 生命工学インターンシップI

0−0−4

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

0−0−2

基専

Lゼミ

◎生命工学総合実験第二

 細胞工学

 遺伝子工学

 生命理工学実験法

 生物関連法規概論

 応用生物工学第二

 生命倫理学概論

 生命工学インターンシップII

◎生命工学L1ゼミ

0−0−4

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

0−0−2

2−0−0

第  7  学  期

第  8  学  期

基専

Lゼ

学論

 生命理工学特別講義第一(奇)

 生命理工学特別講義第二(偶)

 生命理工学特別講義第三(奇)

 生命理工学特別講義第四(偶)

 企業社会論

 ナノバイオインテリジェンス

◎生命工学L2ゼミ

 学士論文研究

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

1−0−0

2−0−0

3

基専

学論

 科学英語特別講義

 学士論文研究

2−0−0

5

(注)表中の(奇)は西暦年の奇数年度に開講するもの,(偶)は同じく偶数年度に開講するものである。


生体分子コース課程

1. 生命工学科生体分子コースでは,有機化学,物理化学,生化学を基本とし,生物にとって必要な機能を持つ分子の構造,物性,合成を総合的に学び,これを工学的に応用できる人材を育成することを目的としている。

2. 生命工学科生体分子コースの標準科目及び推奨科目は,付表7のとおりである。

付表7

第  5  学  期

第  6  学  期

基専

◎生命工学総合実験第一

 有機化学第三

 生物物理化学第一

 細胞生理工学

 機器分析概論

 分子生物学

 生命理工学特別講義第一(奇)

 生命理工学特別講義第二(偶)

 生命理工学特別講義第三(奇)

 生命理工学特別講義第四(偶)

 生命工学インターンシップI

0−0−4

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

0−0−2

基専

Lゼ

◎生命工学総合実験第二

 応用分子生物学

 有機化学第四

 生体高分子科学

 生物物理化学第二

 生体分光学

 生体有機化学

 生命理工学実験法

 生物関連法規概論

 生命倫理学概論

 生命工学インターンシップII

◎生命工学L1ゼミ

0−0−4

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

0−0−2

2−0−0

第  7  学  期

第  8  学  期

基専

Lゼ

学論

 生命理工学特別講義第一(奇)

 生命理工学特別講義第二(偶)

 生命理工学特別講義第三(奇)

 生命理工学特別講義第四(偶)

 企業社会論

 ナノバイオインテリジェンス

◎生命工学L2ゼミ

 学士論文研究

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

1−0−0

2−0−0

3

基専

学論

 科学英語特別講義

 学士論文研究

2−0−0

5

(注)表中の(奇)は西暦年の奇数年度に開講するもの,(偶)は同じく偶数年度に開講するものである。


生命情報コース課程

1. 生命工学科生命情報コース課程は,生命情報を基盤として生命現象を体系的に理解するとともに応用をめざし,遺伝情報発現,細胞レベルの増殖・分化,個体レベルの老化・生殖,癌・感染症や成人病,免疫・神経システム,生体・薬剤相関,生物・環境相関などの分野において,バイオサイエンスとバイオテクノロジーの融合により新しいフロンティアを開拓する人材を育成することを目的としている。

2. 生命工学科生命情報コースの標準科目及び推奨科目は,付表8のとおりである。☆印の科目(コース講義)は,本コースに所属する教員が行う講義であり,本コースに在籍する学生はこれらを履修することが推奨される。

付表8

第  5  学  期

第  6  学  期

基専

◎生命工学総合実験第一

☆分子生物学

☆細胞生物学

☆生体分子化学

 機器分析概論

 生物環境論

 生物物理化学第一

 生命理工学特別講義第一(奇)

 生命理工学特別講義第二(偶)

 生命理工学特別講義第三(奇)

 生命理工学特別講義第四(偶)

 生命工学インターンシップI

0−0−4

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

0−0−2

基専

Lゼ

◎生命工学総合実験第二

☆遺伝子工学

☆生命情報工学基礎

☆分子生理学

☆応用有機化学

 細胞工学

 生命理工学実験法

 生物関連法規概論

 生命倫理学概論

 生命工学インターンシップII

◎生命工学L1ゼミ

0−0−4

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

0−0−2

2−0−0

第  7  学  期

第  8  学  期

基専

Lゼ

学論

 生命理工学特別講義第一(奇)

 生命理工学特別講義第二(偶)

 生命理工学特別講義第三(奇)

 生命理工学特別講義第四(偶)

 企業社会論

 ナノバイオインテリジェンス

◎生命工学L2ゼミ

 学士論文研究

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

2−0−0

1−0−0

2−0−0

3

基専

学論

 科学英語特別講議

 学士論文研究

2−0−0

5

(注)表中の(奇)は西暦年の奇数年度に開講するもの,(偶)は同じく偶数年度に開講するものである。