VIII 専 門 科 目

1. 1年次における専門分野の科目

理学セミナー(Science Seminar)C

各教員(°類主任)  後学期  2−0−0

 理学における最近のトピックスについて,入門的講義を行なう。また科学技術者倫理教育を行なう。

材料科学セミナー(Materials Science Seminar)

各教員(°類主任)

前学期  2−0−0

I 現在進歩しつつある材料科学の全般について修得することを目的とする。材料系3学科の担当教員が材料の各分野における研究の現状を具体的な実例を示しながら説明した後,与えられた課題についての調査・討論・発表・レポート作成などを通じて,学生達に主体的な学習姿勢を学ばせる。

II 材料とは?,材料研究の重要性,材料各分野における現状と今後の発展

材料科学A(Materials Science A)

a 丸山 俊夫 教授

b 大門 正機 教授

後学期  2−0−0

I 化学第一に続く講義である。

II 液体,相平衡,多成分系の熱力学,束一的性質など。

3類セミナー(FreshmanSeminar III)

各教員(°類主任)  前学期  2−0−0

 将来化学及び関連工業を中心とする分野での活躍を志望する学生が,化学工学(化学工学コース・応用化学コース),高分子工学,経営システム工学,開発システム工学(化工コース)の各学科に所属する以前に,化学および関連分野に対する「総括的な概念」を習得するとともに,「科学技術者としての倫理」に関わる視点を養うためにこの講義が設けられている。

 講義内容は上記4学科に所属する教員がそれぞれの専門的立場から関連する工業についての一般論や具体的事象,問題点などを少人数ゼミ方式を含めて講述する。

有機化学(工)第一(Organic Chemistry I)

碇屋 隆雄 教授  °高田十志和 教授

後学期  2−0−0

I 工学部における化学系学部学生のために,有機化学の基礎的で必須な知識を修得させようとするものである。

II テキスト「マクマリー,有機化学」上巻

機械工学系リテラシー(MechanicalEngineering Literacy)SC SC:(H17選定)創造性育成科目

各教員(°類主任)  前後学期  2−1−1

 本講義は通年の講議である。4類の新入生を対象とし,「科学技術者倫理教育を含む専門教育の導入科目」と位置づけ,エンジニアリングセンス養成の第一弾として,これから学ぶ機械工学を中心とする工学の楽しさと奥深さを種々の実体験を通じて理解させるとともに,科学技術者倫理を身につけさせる。

工業力学第一

1) 木村 康治 教授  2) 大熊 政明 教授  3) 堀江三喜男 教授  前学期  1−1−0

I 工学および応用力学諸分野の基礎となる力学の講義および演習をおこなう。高校の物理からより専門的な力学への橋渡しを目的とする。

II 静力学(質点と剛体,骨組み構造,分布加重等),質点の動力学(運動の法則,運動量,エネルギー等)

工業力学第二

1) 斉藤 卓志 助教授  2) 高原 弘樹 助教授  3) 杉本 浩一 教授  後学期  1−1−0

I 工業力学第一に引き続き,工学および応用力学諸分野の基礎となる力学の講義および演習をおこなう。質点・剛体の3次元運動を中心に講義する。

II 質点の動力学(相対運動等),剛体の動力学(慣性モーメント,慣性テンソル,3次元運動の運動方程式等)

5類F1ゼミ(Introduction to Electrical Engineering, Electronics, Computer Science and Control Engineering)

各助言教員(°類主任)  前学期  2−0−0

 本講義は,電気・情報および制御の各工学分野について,学問,産業,さらには社会との関わりへと広く目を開き,問題意識や深い関心を目覚めさせ,大学での学習に主体的かつ意欲的に取り組めるようにするために設けられている。

 そのために,本講義は,教員による各分野のトピックス講義,工学技術者の倫理のあり方について啓発の機会を与える講義,定められたテーマに関する調査および討論力を養成するためのディベート,教員研究室訪問および教員との面談,など多様な形を組み合わせて行われる。

情報基礎学(Foundations of Computer Science)

V-1, 2°上野 修一 教授  V-3, 4 中嶋 正之 教授  V-5, 6 佐藤 泰介 教授

V-7, 8 伊東 利哉 教授  V-9, 10 高橋 篤司 助教授  後学期  2−0−0

I 5類1年次の学生を対象として,情報工学の基礎となる概念や手法について講義する。

II 集合,写像,関係,論理,再帰,グラフ,アルゴリズム。

電気電子基礎学(Fundamentals of Electrical Engineering, Electronics and Control Systems)

各教員(°類主任)  後学期  2−0−0

I 学生は,将来様々な分野で活躍するために基礎科目を学部期間に履修するが,産業界・学会で現在取り扱われている問題と,そこで生かされる基礎的素養について知ることによっても基礎科目履修への強い動機が生まれるであろう。また基礎は順序立てて履修することで築かれる。この観点からカリキュラム体系を説明し科目履修へ動機付けすることが本講義の目的である。

II 講義では,電気電子工学科,制御システム工学科,開発システム工学科に所属する教員が,それぞれの専門分野と関連する産業界,学会で現在扱われている問題と各科目内容との関連を具体例を挙げながら説明する。

6類特別講義第一(Introduction to Construction and Planning Course I)

各教員(°類主任)  利穂 吉彦 講師  前学期  2−0−0

I 土木工学,建築学,社会工学,開発システム工学(土木コース)の各分野に進む人々にそれぞれの分野の基本的な理念と考え方について修得させる。

II 建設物,都市施設の計画と建設,都市計画,社会問題の統計学など。

III 将来の専門分野における科学技術者倫理の重要性について講述する。

6類特別講義第二(Introduction to Construction and Planning Course II)

各教員(°類主任)  後学期  2−0−0

I 人間生活に直接関係する様々な問題,たとえば環境と土木工学,建築学,社会工学,開発システム工学(土木コース)の各分野の連関について,具体的に概説し,これらの問題解決に必要となる基本的な知識を修得させる。

II 住居環境と建築設計,水環境,都市防災,都市・国土デザイン,社会問題のための数理モデルなど。

(7類)

F1ゼミ(Freshman Seminar I)

各教員  前学期  2−0−0  (1学期)

 生命理工学部の教員により,バイオサイエンス及びバイオテクノロジーに関係する様々な研究成果や最近のトピックスなどについて学び,議論する。

(7類)

バイオ創造設計(Creative Design for Bioscience and Biotechnology) SC:(H17選定)創造性育成科目

各教員  後学期  0−2−0  (2学期)

 少人数ゼミの形式で,バイオサイエンスやバイオテクノロジーに関する様々な問題を取り上げて,学生が主体となり文献・資料を調査し問題点について整理する。グループ毎にまとめた考えをプレゼンテーション形式で発表する。教えられる学習ではなく,自ら考えて答えを探すことを学ぶ。後半に,技術倫理に関する講義を行う。