1. 社会工学課程は,環境と社会経済システムの改善と向上を目指す政策,コンセプト,計画を構想し,実行する企業家,行政官,研究者,デザイナー,プランナーを育成することを目的とする。そのために,この課程の履修者は,新しい分野へのチャレンジ精神と緻密な洞察力を有し,人文社会科学の深い理解の上で理工学の手法を駆使する能力をもつことが期待される。
卒業後は民間団体等及び各種公共機関企業において社会・経済の各方面における社会・公共システムのデザインや,地域・都市などの諸分野に国境を越えて幅広く従事することになろう。
2. 社会工学科は広汎な分野を扱うため別表の標準科目は幅広い選択可能性をもって構成されている。諸君は下記要件を満す範囲で,進路に応じ,これに拘束されることなく時には他学科等の科目も含めて学習計画をたてることが推奨される。
3. 学士論文研究の申請は,次に示す必要条件を満たさねば原則として許可されない。
(1) 6学期以上在学すること
(2) 付表に示す◎印の科目14単位を全て修得していること
(3) 付表に示す○印の科目を17単位以上修得していること
4. 社会工学課程の卒業と認められるためには卒業時において次に示す条件を全て満たしていなければならない。
(1) 付表に示す◎印の科目14単位を全て修得していること
(2) 付表に示す○印の科目を24単位以上修得していること
(3) ◎印の科目(14単位)を含めて,付表に示す科目区分のうち基礎専門科目(基専)から20単位以上修得していること
(4) 付表に示す科目区分のうち,理工系広域科目(理広)から8単位以上修得していること
(5) 付表に示す科目区分のうち,Lゼミ科目(Lゼ)から4単位以上修得していること
(6) 学士論文研究(学論)12単位を修得していること
(7) 上記(1)〜(6)を含めて付表に示す科目と他学科の理工系広域科目または基礎専門科目の総修得単位が70単位以上であること
(8) 上記(1)〜(7)を含めて総修得単位が124単位以上であること
5. 四大学連合「複合領域コース」に所属している学生が,他大学で複合領域コース向けに開設されている科目の単位を取得した場合,「専門(その他の専門)」として認定する。
(注1) 平成18年度入学者から,卒業資格に必要な理工系基礎科目の単位数16単位を超えた単位数については,卒業に必要な単位数124単位に含める。
(注2) 本学科における国際コミュニケーションI「英語5,英語6又は英語7」の単位認定のための基準設定点(TOEIC試験の点数で示される)は,500点である。
社会工学課程の授業科目の構造 [PDF]
付 表
第1学期 |
第2学期 |
||||
Fゼ |
6類特別講義第1 |
2−0−0 |
Fゼ |
6類特別講義第2 |
2−0−0 |
第3学期 |
第4学期 |
||||
基専 〃 〃
理広 〃 〃 〃 |
◎社会工学と問題発見 ◎空間設計の基礎 ◎コンピュータ・ネットワーク 活用技術の基礎 ○都市計画概論 ○経済学の基礎理論 ○社会システムの構造分析 ○ゲーム理論 |
1−0−1 1−0−1 0−0−1 2−0−0 2−1−0 2−0−0 2−0−0 |
基専 〃 理広 基専 理広 〃 〃 Lゼ 基専 〃 |
◎社会工学数理の基礎 ◎問題の構造化と調査 ○経済システムと政策論 ○国土と地域の計画 ○法システム ○教育情報の多変量解析 ○コラムiランド ○社会工学特別演習第一 ○社会工学専門講義第一 ○公共経済学(社工) |
1−1−1 1−1−0 2−0−0 2−0−0 2−0−0 0−2−0 0−1−0 0−2−0 2−0−0 2−0−0 |
第5学期 |
第6学期 |
||||
基専 〃 理広 基専 〃
基専 Lゼ 基専 理広 〃 〃 基専 |
◎社会工学計画第一 ○計画効果の事前評価方法 ○人間環境の計画史 ○プロジェクトの経済評価 ○移動とコミュニケーションの システムデザイン ○デザインプレゼンテーション ○社会工学特別演習第二 ○社会工学専門講義第二 ○環境経済・政策論I ○社会工学の政策と計画実践論 ○歴史空間論 ○計量経済学入門 |
1−1−0 2−0−0 1−1−0 2−0−0 2−0−0 1−0−1 0−2−0 2−0−0 2−0−0 2−0−0 2−0−0 2−0−0 |
基専 〃 〃 〃 〃 Lゼ 基専 理広 |
◎社会工学計画第二 ○コンピュータ・プログラミング ○環境経済・政策論II ○人間科学概論 ○住宅・土地政策 ○社会工学特別演習第三 ○社会工学専門講義第三 ○科学技術者実践英語 |
0−0−2 1−1−0 2−0−0 2−0−0 2−0−0 0−2−0 2−0−0 1−0−0 |
第7学期 |
第8学期 |
||||
学論 広域インターンシップ |
学士論文研究 ○社会工学インターンシップ |
4 0−2−0 |
学論 |
学士論文研究 |
8 |