⒈ 目的 制御システム工学課程は,高度に統合化されたシステムを制御する技術を身につけ新時代の科学・技術を自ら展開し,多方面に応用できる研究者,技術者を養成することを目的とする。特に創造性豊かで幅広く柔軟な考えを持ち,新分野においても主導的立場でプロジェクトを立案・遂行できる人材の育成に重きを置いている。
⒉ 学習の指針 当課程では,付表にある制御システム工学課程標準科目表(以下,標準科目表と略す)に示すとおり,機械,電気などの分野の基礎教育の上に幅広い分野の授業科目を用意し,高度に統合化されたシステムを制御するために必要な計測,制御などのシステム制御技術を体系的に教授する。さらに,創造性と物造りを重視した一連の実験・実習教育を,工学の基礎からシステム開発のレベルまで一貫して実施している。詳しくは学科所属時に当学科の理念に基づいてガイダンスを行う。制御システム工学課程科目履修図に揚げる科目については,原則として図に示す順序で履修すること。
⒊ 学士論文研究申請資格のための要件 本課程の学士論文研究を履修するためには,6学期以上在学し,次のすべての要件を満たしていなければならない。
⑴ 文系科目及び総合科目14単位(文系ゼミを除く文系科目の10単位以上を含む),国際コミュニケーション科目12単位,理工系基礎科目16単位,健康スポーツ科目3単位を少なくとも修得している。(注1)
⑵ 標準科目表中の基礎専門科目より,○印を5科目のうち4科目以上,無印を14単位以上修得している。
⑶ 標準科目表中のLゼミ科目(◎印)を修得している。
⑷ 標準科目表中の総修得単位数が,上記の⑵,⑶の単位を含めて55単位以上(学士論文研究8単位を除く)である。
(注2,3)⑸ 総修得単位数が上記の⑴,⑷の単位を含めて108単位以上である。(注3,4)
⒋ 卒業資格のための要件 本課程を履修して卒業するためには,次のすべての要件を満たしていなければならない。
⑴ 文系科目及び総合科目18単位(文系ゼミを除く文系科目の12単位以上を含む),国際コミュニケーション科目14単位,理工系基礎科目16単位,健康スポーツ科目3単位を少なくとも修得している。(注1)
⑵ 3の⑵〜⑷の要件を満たしている。
⑶ 学士論文研究8単位を修得している。
⑷ 総修得単位数が,上記の⑴〜⑶の単位を含めて124単位以上である。(注3,4)
⒌ 早期卒業のための要件 次の⑴,⑵の要件を満たした場合,3の⑶,⑷,⑸に係らず本課程の学士論文研究を6,7学期に履修できる。
⑴ 「東京工業大学早期卒業に関する規則」に記載された要件を満たしている。
⑵ 3の⑴,⑵の要件を満たし,標準科目表中の総修得単位数が51単位以上(学士論文研究8単位を除く(注2,3))である。
上記の⑴,⑵に加えて,7学期終了時において4の卒業資格のための要件を満たした場合,早期卒業と認定する。
(注1) 国際コミュニケーション科目に関する学士論文研究申請資格のための要件,および卒業資格のための要件については,「総説」および「国際コミュニケーション科目履修案内」の該当箇所を参照すること。
(注2) 情報ネットワーク科目,環境教育科目の履修単位は3の⑷,5の⑵の総修得単位数には算入しない。
(注3) 標準科目表にない他課程等の基礎専門科目および理工系広域科目は原則として理工系広域科目として扱い,3の⑷,3の⑸,4の⑷及び5の⑵の総修得単位数に算入できる。
(注4) 国際コミュニケーション科目T・U,理工系基礎科目および健康スポーツ科目の履修単位については,それぞれ,学士論文研究申請資格および卒業に必要な単位数として,14単位,16単位,5単位の計35単位を総修得単位数として数えるが,それ以上修得しても3の⑸及び4の⑷の総修得単位数には算入しない。
本学科における国際コミュニケーションT「英語5,英語6又は英語7」の単位認定のための基準設定点(TOEIC試験の点数で示される)は,500点です。
付図 制御システム工学課程科目履修図 [PDF]
付 表 制御システム工学課程標準科目表
第 1 学 期 |
第 2 学 期 |
||||
Fゼ 〃 理広 |
機械工学系リテラシー(4類,通年) 5類Fゼミ(5類) 工業力学第一(4類) |
2-1-1 2-0-0 1-1-0 |
Fゼ 理広 〃 |
機械工学系リテラシー(4類,通年) 工業力学第二(4類) 情報基礎学(5類) |
2-1-1 1-1-0 2-0-0 |
第 3 学 期 |
第 4 学 期 |
||||
基専 〃 〃 〃 〃 理広 〃 〃 |
動的システム基礎 計測制御数学第一 計測工学基礎 要素設計 電気回路基礎 創造設計第一 情報処理概論及び演習(制シ) システム設計学 |
2-0-0 2-1-0 2-0-0 2-0-0 2-0-0 2-0-2 1-3-0 2-0-0 |
基専 〃 〃 〃 〃 〃 |
○フィードバック制御 ○画像と信号の処理 ○メカトロニクスラボ 計測制御数学第二 加工学基礎 ロボット工学第一 |
3-0-0 2-0-0 1-0-3 2-1-0 2-0-0 2-1-0 |
第 5 学 期 |
第 6 学 期 |
||||
基専 〃 〃 〃 〃 〃 〃 理広 〃 〃 基専 |
○現代制御論 ○制御システム工学ラボ研修 流体制御システム 計測システム論 熱と流体の力学 センサ工学 ロボットビジョン アナログ電子回路 ディジタル電子回路 電気機器学 生産加工技術 |
2-0-0 1-0-2 2-0-0 2-0-0 2-0-0 2-0-0 2-0-0 2-1-0 2-1-0 2-0-0 2-0-0 |
Lゼ 基専 〃 理広 〃 〃 〃 〃 〃 |
◎創造設計第二 ディジタル制御 ロボット工学第二 熱エネルギー変換学 プロセス制御 知能集積システム 知能システム基礎 移動機械と制御 科学技術者実践英語 |
2-0-2 2-0-0 2-0-0 2-0-0 2-0-0 1-0-0 1-0-0 2-0-0 1-0-0 |
第 7 学 期 |
第 8 学 期 |
||||
学論 理広 〃 〃 |
◎学士論文研究 原子核工学概論 スポーツ科学 Fundamentals of Mechanical Engineering A |
4 2-0-0 1-1-0 2-0-0 |
学論 理広 〃 〃 〃 〃 |
◎学士論文研究 オペレーションズリサーチ 品質管理 現代日本の企業と社会 航空宇宙技術 Fundamentals of Mechanical Engineering B |
4 2-1-0 1-0-⒈5 2-0-0 2-0-0 2-0-0 |