⒈ 目的
本課程は,情報工学科に属する者が履修する課程であって,計算機を核に広がっている情報・通信関連の広い分野において,指導的立場で活躍できる人材を養成することを目的とする。学生諸君は,将来進みたい進路を念頭に置き,表1およびシラバスを参照して系統的に学習されたい。
なお,情報工学科ホームページ(http://www.cs.titech.ac.jp/~csu/index-jap.html)も参照すること。
⒉ 科目の構成
本課程は,大きく2つの分野から構成されているが,情報関連の学問の基礎となる共通事項を教授するコア科目のグループと,集積システムの分野と計算工学の分野それぞれについて専門科目のグループが用意されている。
(イ) コア科目(○印)
基礎的共通事項を教授する科目(計36単位)で構成される。この科目については2クラスの並列講義が準備され,大人数教育の弊害に対処するよう考慮されている。クラス分けは,学籍番号の偶奇性により機械的に行なわれる。
(ロ) 専門科目(☆,●,◇印)
計算工学分野の科目(☆印),集積システム分野の科目(◇印),および共通科目(●印)が用意されている。
いずれの分野も程良い専門性を身につけることを目的としており,分野の選択は学生諸君に任されている。
(ハ) 実験科目(◎印)
情報実験第一〜情報実験第四が用意されている。
尚,コア科目は理工系広域科目であり,専門科目及び情報実験第一〜第三は基礎専門科目である。情報実験第四はLゼミ科目であり,実験内容を希望により選択できるようになっている。また1年次に,Fゼミ科目として5類F1ゼミが用意されている。
(ニ) その他
この他に,無印の科目も用意されている。
⒊ 必要単位数
本学の定める学則,学部学習規定,及び学習案内総則に規定される条件に加えて,本課程では,以下の単位を修得しなければならない。
(イ) 学士論文研究の申請
表1の◎印から6単位以上,○印から28単位以上。
表1の☆印と●印から12単位以上,または◇印と●印から12単位以上。
(ロ) 卒業
表1の◎印から9単位以上,○印から30単位以上。
表1の☆印と●印から16単位以上,または◇印と●印から16単位以上。
学士論文研究8単位。
(ハ) 「東京工業大学早期卒業に関する規則」および上記(イ) ,(ロ)の要件を満たした場合,卒業と認定する。早期卒業の場合,学士論文研究は半年間でも終えることができるものとし,その場合も8単位を認定する。
(ニ) 総務省の定める資格である「電気通信主任技術者」の国家試験の一部免除を申請する場合には,情報工学科に所属して,省の定める科目を在学中に履修しておくことが必要である。詳細は情報工学科ホームページの電気通信主任技術者の項を参照のこと。
⒋ その他
本課程の目的から,Fゼミ,Lゼミ,コンピュータリテラシ,コンピュータサイエンス入門などの科目を履修することが望ましい。実験科目の申告には、コンピュータリテラシの単位を取得していることが必要である。なお,本課程では重複申告は認められていないので,注意すること。
本学科における国際コミュニケーションT「英語5,英語6又は英語7」の単位認定のための基準設定点(TOEIC試験の点数で示される)は,500点である。
表1 [PDF]