V 副専門制度の履修案内
大学院での学習は,学生の所属する専攻での高度な専門知識を体系的に修得することは勿論であるが,所
属専攻だけにとどまらず,所属専攻以外の分野についての講義を履修し,複数の専門領域に関する学習を行
うことは有意義であることと考える。
このため,下記に示す専攻に副専門制度が設けられており,副専門としようとする専攻において所定の単
位を修得し,当該専攻の認定を得られれば,成績証明書に副専門とした専攻名と修得した授業科目名が付記
される。
この副専門の履修を希望する者は,指導教員の承認を得た後,あらかじめ希望する副専門の専攻において,
あらかじめ履修指導を受け,所定の単位を修得した場合は,所定の様式により,その専攻に願い出て認定を
受けた後,教務課に届け出なければならない。
ただし,最終学期の受講をもって副専門制度の認定を受けようとする者は,3月修了予定者については,
前年の10月の学習申告期,9月修了予定者については,4月の学習申告期に副専門認定願を教務課に届け出
なければならない。
なお,所属専攻が指定科目としている授業科目は,副専門で修得しようとする授業科目には含めることが
できない。
また,大学院学習規定第8条第2項の規定により,修士課程の修了要件となる16単位以上の一部となった
授業科目は,含めることができない。
材料工学専攻
金属材料分野もしくは無機材料分野のいずれかについて下記授業科目を履修すること。
金属材料分野(8単位)
(1) 金属材料分野副専門申請希望者は,前もって材料工学専攻長に相談し,受講計画を提出すること。
(2) 金属材料分野の主専攻授業科目において,次の3分野から,各分野最低1科目ずつ履修すること。
(1) 金属物理学分野:回折結晶学 2−0−0
材料強度物理学 2−0−0
(2) 金属化学分野 :物質非平衡熱力学特論 2−0−0
金属電気化学 2−0−0
酸化物の固体化学 2−0−0
材料の環境劣化 2−0−0
融体の物理化学 2−0−0
(3) 金属材料学分野:合金の相変態 2−0−0
高温強度学特論 2−0−0
金属のミクロ組織 2−0−0
(3) 所定の単位取得後に副専門認定試験(平成14年2月中頃)を行う。
無機材料分野(8単位)
(1) 次の授業科目から選択する。
セラミックスプロセッシング特論 2−0−0
誘電体・強誘電体特論 2−0−0
無機機能物質特論 2−0−0
粉体の物理化学 2−0−0
高温構造材料特論 2−0−0
材料資源原料特論 2−0−0
ファインセラミックス特論 2−0−0
材料機器分析特論 2−0−0
(2) 対象は,修士課程及び博士後期課程の学生とする。
(3) 有機材料工学,化学工学,高分子工学及び材料科学の各専攻に所属する学生は当専門の副専門の認定
は受けられない。
(4) 所定の単位を取得した時又は取得がはっきり予定できる場合に,本専攻長に申し出て申請手続を行
った者に対してのみ認定する。
応用化学専攻(8単位)
(1) 次の授業科目から選択する。あらかじめ,応用化学専攻長と相談すること。
有機合成化学特論 2−0−0
有機反応化学特論 2−0−0
有機分子設計特論 2−0−0
分子触媒化学特論 2−0−0
錯体化学特論 2−0−0
無機固体化学特論 2−0−0
無機反応特論 2−0−0
触媒反応特論 2−0−0
化学熱力学特論 2−0−0
固体触媒の化学 2−0−0
反応速度論 2−0−0
化学工学専攻(8単位)
(1) 次の授業科目から選択する。あらかじめ,化学工学専攻長と相談すること。
移動現象操作 2−0−0
反応工学特論 2−0−0
化工物性解析 2−0−0
エネルギー操作論 2−0−0
分離操作特論 2−0−0
化学装置設計特論 2−0−0
プロセスシステム解析 2−0−0
触媒反応プロセス 2−0−0
化学工学要論第一 2−0−0
化学工学要論第二 2−0−0
機械物理工学専攻,機械制御システム専攻,機械宇宙システム専攻(9単位)
(1) 次の3科目7単位と学習案内に記載されている熱・流体分野科目(下表参照)より2単位以上を含む
9単位以上を取得すること。
材料力学特論 2−0−0
システム制御特論 2−1−0
機械力学特論 2−0−0
熱・流体分野科目
熱物理工学特論 2−0−0
流体工学持論 2−0−0
ミクロ輸送学特論 2−0−0
エネルギー物理学特論 2−0−0
エネルギー工学特論 2−0−0
環境熱工学持論 2−0−0
実験熱流体力学持論 1−0−0
極限エネルギー変換特論 2−0−0
数植熱流体力学特論 2−0−0
トライボロジー特論 2−0−0
流体物理学特論 2−0−0
環境の情報化と意思決定論 2−0−0
Advanced Thermal Engineering 2−0−0
熱制御工学持論 1−0−0
(2) 上記機械系3専攻のいずれを選択するかは自由である。あらかじめ希望する専攻の専攻長と相談す
ること。
(3) 機械系3専攻に所属する学生は、所員外の機械系3専攻の副専門の認定は受けられない。
(4) 情報環境学専攻(機械系)ならびにメカノマイクロ工学専攻に所属する学生は当専門の副専門の認定は
受けられない。
電気電子工学専攻,電子物理工学専攻,集積システム専攻(8単位)
(1) いずれの専攻とも,申請者は履修計画案を作成し専攻長に申し出ること。専攻長は履修計画案に
従って適当な専攻の履修指導官を推薦する。申請者は履修指導官の指導のもとに学習を進めること。
(2) 履修計画案は,3専攻の科目中で同一分野に属する科目を統一的に選択するように立てることが好ま
しい。
土木工学専攻(8単位)
(1) 各研究科共通科目を除く専攻の授業科目から選択すること。
(2) 副専門申請希望者は,修士課程1年終了時までに土木工学専攻長に申し出て履修指導を受けること。
国際開発工学専攻(8単位)
次の授業科目から選択する。ただし,I系に含まれる科目から6単位以上取得すること。あらかじめ,専
攻主任と相談すること。
I系
国際開発プロジェクト特論 2−0−0
国際環境工学 2−0−0
開発プロジェクト演習 0−2−0
国際数理学 2−0−0
国際共存 2−0−0
I系以外
Evaluation and Planning of Regional Infrastructure 2−0−0
Advanced Geotechnical Engineering 2−0−0
Regional Atomospheric Environment 2−0−0
電気基盤工学特論 2−0−0
Basic Theories of Information Processing 2−0−0
国際資源産業論第一 2−0−0
国際資源産業論第二 2−0−0
国際開発生産システム工学 2−0−0
開発シミュレーション工学 2−0−0
原子核工学専攻(8単位)
(1) 次の授業科目から選択する。あらかじめ,専攻長と相談すること。
原子炉理論 2−1−0
原子炉設計工学 2−0−0
原子核反応・放射線 2−0−0
原子力安全工学 2−0−0
地球環境とエネルギーシステム 2−0−0
原子力システム工学 2−0−0
核・放射化学 2−0−0
燃料サイクル工学 2−0−0
核燃料・材料工学 2−0−0
プラズマ工学基礎 2−0−0
分子生命科学専攻(8単位)
(1) 次の授業科目から選択する。
生体機能分子論 2−0−0
構造解析学特論 2−0−0
生体超分子論 2−0−0
分子遺伝生化学特論 2−0−0
生体物性学特論 2−0−0
(2) 生体システム,バイオサイエンス,生命情報,バイオテクノロジー,生物プロセス及び生体分子機能
工学専攻に所属する学生は,当専攻の副専門の認定は受けられない。
生体システム専攻(8単位)
(1) 当専攻の授業科目から選択する。選択科目が同一講座の科目に偏らないよう,あらかじめ専攻長と
相談すること。
(2) 分子生命科学,バイオサイエンス,生命情報,バイオテクノロジー,生物プロセス及び生体分子機能
工学専攻に所属する学生は,当専攻の副専門の認定は受けられない。
バイオサイエンス専攻(8単位)
(1) あらかじめ専攻長と相談すること。
(2) 分子生命科学,生体システム,生命情報,生物プロセス及び生体分子機能工学専攻に所属する学生は,
当専攻の副専門の認定は受けられない。
生命情報専攻(8単位)
(1) 次の授業科目から選択する。
細胞情報科学 2−0−0
生命情報医工学 2−0−0
遺伝情報工学 2−0−0
高次生命科学 2−0−0
情報伝達分子科学 2−0−0
ゲノム情報科学 2−0−0
超分子科学 2−0−0
生命情報工学 2−0−0
情報バイオテクノロジー 2−0−0
生物圏情報科学 2−0−0
(2) 分子生命科学,生体システム,バイオサイエンス,バイオテクノロジー,生物プロセス及び生体分子
機能工学専攻に所属する学生は,当専攻の副専門の認定は受けられない。
バイオテクノロジー専攻(8単位)
(1) あらかじめ専攻長と相談すること。
(2) 分子生命科学,生体システム,生命情報,生物プロセス及び生体分子機能工学専攻に所属する学生は,
当専攻の副専門の認定は受けられない。
生物プロセス専攻(8単位)
(1) 次の授業科目から選択する。
生物化学プロセス特論 2−0−0
有機生物化学特論 2−0−0
生物機能工学特論 2−0−0
生物化学工学特論 2−0−0
タンパク質工学特論 2−0−0
細胞工学特論 2−0−0
(2) 分子生命科学,生体システム,バイオサイエンス,生命情報,バイオテクノロジー及び生体分子機能
工学専攻に所属する学生は,当専攻の副専門の認定は受けられない。
生体分子機能工学専攻(8単位)
(1) 生命理工学研究科5専攻共通開講科目・特別講義・実験・講究を除く,生体分子機能工学専攻教員が
担当する科目の中から選択する。
(2) 分子生命科学,生体システム,バイオサイエンス,生命情報,バイオテクノロジー及び生物プロセス
専攻に所属する学生は,当専攻の副専門の認定は受けられない。
創造エネルギー専攻(8単位)
(1) 次の3つの授業科目とその他の当専攻開講授業科目より2単位を取得
すること。
エネルギー環境基礎論 2−0−0
エネルギー変換基礎論 2−0−0
エネルギー創造基礎論 2−0−0
(2) あらかじめ専攻長と相談し,履習指導を受けること。
化学環境学専攻(8単位)
(1) 各研究科共通科目を除く専攻の授業科目から選択する。
メカノマイクロ工学専攻(8単位以上)
(1) 次の授業科目から選択する。ただし,精密機械システム基礎学第一,同第二及び同第三のうちから1
科目以上取得すること。
なお,機械系の専攻に所属する学生は当専攻の副専門の認定は受けられない。
メカノマイクロ工学基礎学第一 3−0−0
同 第二 3−0−0
同 第三 3−0−0
超精密オプトメカトロニクス 2−0−0
自律ロボットシステム特論 2−0−0
自動設計論 2−0−0
流体制御系 2−0−0
不規則信号論 2−0−0
先端機械システム設計論 2−0−0
神経回路システム特論 2−0−0
振動・音響計測特論 2−0−0
プロセス計測制御特論 2−0−0
工作機械工学特論 2−0−0
微細加工・応用特論 2−0−0
極限機械システム特論 2−0−0
知能システム科学専攻(8単位以上)
(1) 特別講義・特別実験・講究等を除く専攻の授業科目のうちから8単位以上を選択する。
計算工学専攻(10単位)
(1) 基盤的科目より8単位,先端的科目より2単位を取得すること。
(2) 4つの専門分野から必ず1授業科目は取得すること。
(3) 所属専攻の推奨科目は,副専門の履修科目としては認めない。
情報環境学専攻(8単位)
(1) 次の授業科目から選択する。
ダイナミカルシステム特論 2−0−0
数理シミュレーション特論 2−0−0
計測情報の数理処理 2−0−0
環境の情報化と意志決定論 2−0−0
生体情報特論 2−0−0
ロバスト制御特論 2−0−0
逆解析特論 2−0−0
ハイブリッドシステム特論 2−0−0
計測・情報学特論 2−0−0
オブジェクト指向設計法 1−1−0
情報環境特論 2−0−0
情報環境システム特論 2−0−0
広領域知識ベース特論 2−0−0
情報地域計画特論 2−0−0
知的基盤システム特論 2−0−0
環境数値シミュレーション1 2−0−0
環境数値シミュレーション2 2−0−0
環境モニタリングと情報化1 2−0−0
環境モニタリングと情報化2 2−0−0
工学における創造性と倫理特論 2−0−0
経営工学専攻(8単位)
(1) 演習,実験,講究を除く経営工学専攻の授業科目から選択すること。
価値システム専攻(8単位)
(1) 研究科共通科目及び価値システム討議・実験(ディスカッション・プログラム)を除く専攻の授業科
目から選択すること。
(2) ただし,価値システム特別演習については2単位までとする。
(3) 所定の単位を取得したときに,本専攻長に申し出て,決められた申請手続をとること。