[1][2]

〔教 授 要 目〕

平成18年度4月入学者から以下のカリキュラムを適用する。

共通必修科目

68031

法哲学(Philosophy of Law)

前学期 2−0−0  宇佐美 誠 助教授

価値観が競合しあう現代社会において公共的問題に対処するためには,規範的概念の正確な理解が不可欠である。これらの概念は,公共的問題に対処する制度の構成的・規制的な理念であるだけでなく,市民が現行制度への評価・批判や新たな制度の提言を行う際の根拠ともなりうる。本講義では,規範的概念を分析してきた法哲学のなかの法価値論をおもに取り扱う。公共的問題対処における最重要概念である正義について詳説し,他の主要概念である自由・平等・公益について概説する他,近年注目されている共同性・関係性・公共性にも論及する。

68037

文章表現論(Expression in Japanese)

後学期 2−0−0  山室 恭子 教授

日本語表現の豊かさやおもしろさやむずかしさについて,実践を通じて体得する。毎回,受講者自らが書いた短い文章を素材とし,匿名ディスカッション方式という,受講者同士の刺激の与えあいが大きな力となるシステムを用いて,全体のレベルアップをはかる。

68043

評価論(Public Policy and Project Valuation)

後学期 2−0−0  肥田野 登 教授

評価はあらゆる人間の行為に関係する。特に,異なった価値観,異なった社会経済特性を有する主体の評価は異なる。その調整は困難なため,恣意的は方法がとられことがおおい。本講義では社会的行為を評価する際に社会科学の中でもっとも一貫した体系によって人間社会をとらえている,経済学に準拠した費用便益分析の理論と実際について論じ,その可能性と限界を明確にするとともに,現在行なわれている方法の批判的検討を行う。

制度設計理論(経済学)プログラム関連

68006

上級ミクロ経済学(Advanced Microeconomics)

前学期 2−0−0  内藤 巧 助教授

この講義では,世界標準の大学院レベルの価格理論を習得することを目指す。家計や企業の最適化行動と,厚生経済学の基本定理が成り立つ状況における一般均衡理論を扱う。

68036

非協力ゲーム理論と意思決定(Non-cooperative Game Theory and Decision Theory)

 前学期 2−0−0  ○武藤 滋夫 教授,大和 毅彦 教授

非協力ゲーム理論の主要な概念,戦略形ゲーム,展開形ゲーム,ナッシュ均衡とその精緻化(部分ゲーム完全均衡,完全ベイジアン均衡,逐次均衡,完全均衡)など,について,厳密な数学的取り扱いを提供するとともに,その基礎となる効用理論,不確実性のもとでの効用理論についてもふれる。

68005

マクロ経済動学理論(Theory of Macroeconomic Dynamics)

後学期 2−0−0  金子 昭彦 助教授

この講義ではまず不確実性の下での一般均衡理論を学び,その後動学的最適化理論に基づいた個人の貯蓄・消費および資産選択,企業の生産投資行動についてふれる。さらに動学的最適化モデルの応用として内生成長理論・リアルビジネスサイクル理論,関連事項としてインフレーションと金融政策を取り上げる。学部レベルのマクロ経済学および上級ミクロ経済学を習得していることが望ましい。

This course develops core models of dynamic macroeconomics and economic growth. The topics treated include: exogenous and endogenous growth model; monetary depression model.

68042

計量経済学I(Advanced Econometrics for Cross Section and Panel Data)

前学期 2−0−0  田中 隆一 助教授

近年急速に進展しているクロスセクションおよびパネルデータに対応する計量経済学の理論を主にウールドリッジのテキストに基づき(1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11章)講義し,演習を通して,数学的基礎,理論の展開の確固たる理解を促す。

68050

計量経済学II(Econometrics: Applications and Development)

後学期 2−0−0  樋口 洋一郎 教授

現実のデータを計量経済分析する際には,種々の問題が発生する。それらの問題をまずは検知し,より適切な方法を選択していかなければならない。様々な応用分野における計量経済分析を学習し,対処方法を学ぶことを目的とする。行列ベクトルによる演算の基礎,推定や手法開発のための数理を実例をもちいて習得し,応用分野の実例を検討する。

履修のための条件:「計量経済学I」を受講してあること。

68030

公共経済の理論と制度(Advanced Public Economics)

前学期 2−0−0  小西 秀樹 教授

市場の失敗とその対策について,Mascolell他著Microeconomic Theoryの第11〜14章にもとづいて講義する。具体的には,外部性,公共財,不完全競争,逆選択,モラル・ハザードが主なトピックスである。「上級ミクロ経済学」および「非協力ゲームと意思決定」を並行して履修し内容を十分に理解していることが必要である。

68039

協力ゲーム理論と規範(Cooperative Game Theory and Normativity)

後学期 2−0−0  ○武藤 滋夫 教授,宇佐美 誠 助教授

前半は,交渉ゲーム及び協力ゲーム理論の主要な概念,ナッシュ交渉解,特性関数形ゲームとその解(コア,仁,シャープレイ値など)について,厳密な数学的取り扱いを提供する。後半は,哲学・倫理学の観点から,規範命題への懐疑論(価値相対主義),規範に関する主要な立場(義務論・功利主義など),規範命題上の主要概念(義務・徳など)を取り扱う。

68044

データ調査論(Statistical Techniques for Collection of Data and Simulation)

後学期 2-0-0  ○樋口 洋一郎 教授,土場 学 助教授

最新の経済学では,ミクロデータの活用が極めで重要になっている。本講義では社会調査のサンプリング理論,実験計画法,およびシミュレーションを用いた統計解析手法について論ずる。

68015

環境経済・政策特論(Frontier of Environmental Economics and Policy Studies)

後学期 2−0−0  ○増井 利彦 助教授

地球環境問題や環境リスクなどの新しい環境問題への対応,それに環境産業の成長や発展途上国への支援の拡大など新しい政策ニーズの登場によって,環境経済学や環境政策の研究は最近になって大きな進展を遂げつつある。本講義では,これらの研究の国際的なフロンティアをわかりやすく説明し,最新の研究トピックを環境経済学や環境政策学の基礎理論に言及しながら解説する。

68027

環境経済理論特論(Theory of Environmental Economics)

後学期 2−0−0  日引  聡 助教授

“Environmental Economics: In Theory and Practice” (Hanley, N., J. F. Shogren, and B. White (1997), Oxford University Press) などを用いて環境経済学の基礎理論を学ぶ。本講義は,ミクロ経済学の知識をベースにしているので,上級ミクロ経済学を履修し単位取得済みであるか,それと同等の学力であることが必要である。

68028

地球環境と経済発展のモデリング(Modeling of Global Environment and Economic Growth)

前学期 1−1−0  ○増井 利彦 助教授

環境と経済の関係を表現するモデルの構造とその分析方法,モデル作成過程を説明するとともに,実際にモデルを用いて環境政策を評価することで,モデル分析の有用性と限界を理解する。また,モデル分析の最先端の状況について説明を行う。

68651,68652,68653,68654

ワークインプログレスセミナー(制度設計理論)第一

前学期

0-1-0

プログラム関連教員

同                     第二

後学期

0-1-0

同                     第三

前学期

0-1-0

同                     第四

後学期

0-1-0

(Work-in-progress Seminar(Economics)I−IV)

制度設計理論プログラムに属する学生の希望とプログラム教員,指導教員の助言によって研究テーマを設定し,それに関連した文献の論講,実験,調査を通じて研究事項の討論を行う。修士課程における必修科目であり,原則として順を追って履修しなければならない。他のプログラムの学生は受講できない。

The seminars are requisites and only for economics program master course students.

68655,68656,68657,68658,68659,68660

ワークインプログレスセミナー(制度設計理論)第五

前学期

0-1-0

プログラム関連教員

同                     第六

後学期

0-1-0

同                     第七

前学期

0-1-0

同                     第八

後学期

0-1-0

同                     第九

前学期

0-1-0

同                     第十

後学期

0-1-0

(Work-in-progress Seminar(Economics) V−X)

ニューパラダイムコース博士後期課程制度設計理論プログラムにおける科目であり,同プログラムに属する博士後期課程の学生のみが受講できる高度の論講,演習などからなる。

The seminars are only for Economics program of new paradigm doctor course students.

公共システムプログラム関連

68008

計画組織デザイン特論(Organizational Design for Planning)

後学期 2−0−0  坂野 達郎 助教授

計画組織の設計と改善を行うためには,環境条件に適応的な計画過程と組織構造の特質を理解することが不可欠である。本特論では,不確実性と価値対立を克服する情報処理過程の視点から既存理論の紹介を行い,変動の激しい環境に柔軟に対応できる高度な学習機能を持つ計画組織の設計理論を修得することをねらいとする。

68014

公共性の社会学特論(Sociology of the Public)

前学期 2−0−0  土場  学 助教授

「公共性」を鍵概念として,現代社会において望ましい社会制度を構築するための基本的な論理と思想について社会学的な観点から考察していく。

時空間デザインプログラム関連

68003

都市空間利用計画特論(Advanced Theories and Practice of Urban Land Use Planning)

後学期 2−0−0  中井 検裕 教授

都市の諸活動を空間利用という視点からとらえ,その計画手法と実現手法さらには計画策定のプロセスについて論ずる。

This lecture discusses the theories and practices of various land use planning techniques. The English lectures will be provided in an intensive form, separately from the Japanese class. Those students who wish to participate the English class should contact directly to the lecturer at the beginning of the semester.

68010

公共空間デザイン特論(Advanced Topics of Civic Design)

前学期 2−0−0  斎藤  潮 教授

景観あるいは風景という概念を通して人間と環境との関係を考察した上で,公共空間のデザインの意味を論ずる。

68038

歴史空間特論(Advanced Topics of Historical Landscapes)

後学期 2−0−0  山室 恭子 教授

歴史空間という豊饒にして,とらえがたきものを古今の歴史家たちがどのように認識し,どう描写してきたか,ひとりの歴史家について1回という読み切りスタイルで順に検討してゆく。そのことを通じて,代表的な歴史観の変遷を映し出すことを目ざす。

68032

都市デザイン・まちづくり特論(Advanced Theories and Practices of Urban and Community Design)

前学期 2−0−0  真野 洋介 助教授

20世紀に大きく展開した都市デザイン・まちづくりの世界の広がりと可能性について,都市・建築の実体的空間,デザイン手法とプロセス・仕組みを社会工学的視点から解説する。

68040

社会空間特論(Advanced Theory of Socio-Space)

後学期 2-0-0   土肥 真人 助教授

人は社会的生物であり,同時に空間的存在である。したがって,人類の歴史はまた,社会と空間の相互関係によって記述することができる。現代社会・現代都市を理解することを特に念頭に置き,社会と空間を同時に把握しその関係を追及するための思考技術を講義する。コミュニティ・デザイン特論と交替で隔年開講。

68041

コミュニティ・デザイン特論(Advanced Theory of Community Design)

後学期 2-0-0   土肥 真人 助教授

人々の生活全般に関わる様々な情報が積極的に公開され,その情報に基づき,都市空間に関わる計画・デザインは,住民をはじめとする利用者サイドの責任ある参加および決定を大幅に取り入れつつある。このような社会における意匠の課題および解決手法について,コミュニティ・デザインの立場から講述し,また紹介する事例についての討論を行う。社会空間特論と交替で隔年開講。

その他指導教員との話し合いで履修する科目

68020

社会工学計画特別演習(Advanced Planning Exercises in Social Engineering)

後学期 0−0−2  ○中井 検裕 教授・坂野 達郎 助教授

与えられた社会経済的,地域的問題をある一定の側面から把握し,利用可能な人的時間的物的資源を効率的に使用し,コンセプト的解決案を提示できるような開発・施設・政策・制度プロジェクトを運営していくためのプロポーザルを作成する。学生には実社会における活動への参加を通して,理論と実践の連携を認識させる。

In this course, we study the modern economic theory of consumption, saving and investment. In the latter half, we apply the theory to investigation into international trade.

68033

空間設計特別演習(Advanced Exercises in Space Design)

前学期 1−0−1  ○斎藤 潮 教授・奥山 信一 助教授・土肥 真人 助教授

空間を計画・設計するのに最低限必要な基礎知識として,空間把握・解釈法,空間の操作および統合の技法,空間表現・空間計画の技法,方法および日本の代表的空間について講述する。また,空間を表現する道具としての図面について,演習を通じて学習させる。

(1) 空間の把握

・身体を用いた空間計測,・空間スケール,・地形構造,・地被と地物,・要所把握,・人間活動,・歴史的意義

(2) 空間の計画と表現

・現況把握と評価,・問題抽出と解決,・統合

68034

社会工学数理特別演習(Advanced Mathematical Methods for Social Engineering)

後学期 1−1−1  ○樋口洋一郎 教授・肥田野 登 教授

社会工学における問題解決のための数理的手法である(1) 統計 (2) 回帰分析を学習する。(1) 統計においては,基礎概念,推定(最尤法)と検定及び離散統計,(2) 回帰分析と多変量解析においては,連続・離散的変数(量と質)の扱いに注意しつつ,重回帰分析の基礎と応用を学習する。分野ごとにコンピュータ・パッケージを利用した演習・実験を行う。

68035

コンピュータネットワーク特別演習(Advanced Exercises of Computer Network)

前学期 0−0−1  樋口 洋一郎 教授

コンピュータリテラシーの習得を目的とし,情報収集,分析処理,コミュニケーション・表現方法としてのコンピュータおよびネットワークの利用法を,ワークステーションを用いた演習を通じて学ぶ。

(1) UNIXシステム (2) 文書の入力 (3) 電子メール (4) インターネット (5) 統計分析とグラフィクス処理 (6) レポートライティングとDTP

68601,68602,68603,68604

社会工学特別研究第一

前学期

0−1−0

各教員

同       第二

後学期

0−1−0

同       第三

前学期

0−1−0

同       第四

後学期

0−1−0

(Studies on Special Topics I−IV)

学生の論文投稿,学会発表のインセンティブとして設け,各自の研究論文のドラフトを題材に,自己のテーマが深まるよう議論する演習形式の科目である。履習希望者はあらかじめ社会工学専攻の教務担当教員まで申し出ること。

The aim of this study is to promote to present academic papers in academic society. A student should apply to a member of the faculty who is responsible for the curriculum whether his/her proposal can be eligible to this study before the course starts.

68501,68502,68503,68504

社会工学特別講義第一

前学期

2−0−0

各教員

同       第二

後学期

2−0−0

同       第三

前学期

2−0−0

同       第四

後学期

2−0−0

(Special Seminar in Social Engineering I−IV)

その時々の社会的な話題について,現実世界における社会工学の実践を通じて,社会工学的問題解決のあり方を学ぶものである。履習希望者は,あらかじめ社会工学専攻の教務担当教員まで申し出ること。

Those who are interested in this seminar should apply to a member of the faculty who are responsible for the curriculum.

社会工学講究第一

前学期

0-2-0

指導教員

68701

同     第二

後学期

0-2-0

68702

同     第三

前学期

0-2-0

68703

同     第四

後学期

0-2-0

68704

(Seminar in Social Engineering I−IV)

学生の希望と指導教員の助言によって研究テーマを設定し,それに関連した文献の論講,実験,調査を通じて研究事項の討論を行う。修士課程における必修科目であり,原則として順を追って履修しなければならない。

The Seminars are requisites for Master course students.

社会工学講究第五

前学期

0-2-0

各教員

68801

同     第六

後学期

0-2-0

68802

同     第七

前学期

0-2-0

68803

同     第八

後学期

0-2-0

68804

同     第九

前学期

0-2-0

68805

同     第十

後学期

0-2-0

68806

(Seminar in Social Engineering V−X)

博士後期課程における必修科目であり,博士後期課程相当の高度の論講,実験,調査,製図などからなる。

The Seminars are requisites for Doctor Course students.

68021,68022

プランニングアドミニストレーションA

前学期

0−1−0

各教員

68021

同                B

後学期

0−1−0

68022

(Planning Administration A/B)

ノンプロフィットマネージメントコースの学生およびニューパラダイムコースに属する社会人大学院の博士後期課程における学科目であり,AとBを合わせて履修しなければならない。その内容は,研究テーマに即した程度の高い論講,演習,実験をおこなう。

ノンプロフィットマネージメントコース科目

68051

ノンプロフィット・セクター原論(Fundamentals in Nonprofit Sector)

前学期 2−0−0  中井 検裕 教授*未定

非営利民間部門であるノンプロフィット・セクターについて,諸外国と日本を対象にその成立の歴史,社会的役割,現状と課題などを,講義する。博士後期課程ノンプロフィットマネージメントコースの学生の必修科目である。

68052

社会イノベーションの組織論(Organizations for Social Innovation)

後学期 2−0−0  *未定

従来型の環境・福祉などのボランティによる社会活動などに対し,新規に構想する社会へのインパクトとなる社会的事業は,営利組織の場合も非営利組織の場合もありうる。省エネルギーと廃棄物処理を両立させる事業は,どちらの組織にしても成り立つ可能性があり,また,非営利と営利の二つの組織の連携もありうる。若者就職支援などの事業も同様である。これら事業の具体的事例を元に,各種組織のあり方の基本課題を学習する。博士後期課程ノンプロフィットマネージメントコースの学生の必修科目である。

68053

ノンプロフィット組織の経営論(Management for Nonprofit Organization)

前学期 2−0−0  *小島 廣光 非常勤講師・*横山 恵子 非常勤講師

非営利組織は株式会社と異なり利益配分を株主に還元する必要はないが,赤字では運営できない。組織の維持拡大を図るには,優れたマネジメント力が必須である。経営論は従来は企業経営中心に研究されてきたが,非営利組織のマネジメントは企業組織以上に多くのファクターが関与し,ステークホルダーへの責任を果たす必要がある。経営論の原論に依拠しつつ,ケース・スタディを入れながら,非営利組織のマネジメントのあり方を学習する。博士後期課程ノンプロフィットマネージメントコースの学生の必修科目である。

68045

社会イノベーションとノンプロフィット・セクター(Social Innovation and Nonprofit Sector)

後学期 2−0−0  中井 検裕 教授・*未定

社会イノベーションとは,従来の政府,企業,NPOなど単一セクターでは対処不可能な社会が直面する複雑な問題に,各境界を取り外しながら如何に目的を達成するかを追及する,新しいソリューションを提供するものである。中心的役割は非営利組織が果たすことになるが,企業や政府との共有可能な事業スキームが必要である。事例を中心に成功・失敗の理由と課題を議論し,CSRにも言及しつつ,ソリューション形成プロセスを学習する。博士後期課程ノンプロフィットマネージメントコースの学生の必修科目である。

68046

ノンプロフィット地球環境論(Global Environmental Issues and the Role of Nonprofit Organization)

後学期 2−0−0日引  聡 助教授・増井 利彦 助教授

地球環境は公共財の一つであるが,これまでの保全に関する議論は先進国の視点が中心であった。一方,今後の地球環境の保全は,人口や経済規模からも発展途上国の役割が重要となる。発展途上国からの視点もふくめ地球環境の保全,経済発展と,それを支えるための先進国の役割について議論を行う。

68047

ノンプロフィット医療・福祉論(Non Profit Management in the Age of Post Welfare Society)

後学期 2−0−0  坂野 達郎 助教授・土場学 助教授・*未定

医療・福祉サービスに対するニーズ発生の構造と生産・供給の仕組みは,大きな変極点を迎えている。本講義では,まず,変化の動向を理解するために必要な理論と分析概念,具体的には,ポスト福祉国家論,コミュニティ解放論,ソーシャルキャピタル論を機軸に,国家,市場,家族,地域,NPOの役割,及びジェンダー等の問題について学ぶ。第二に,社会変動の理論的理解を背景としながら,医療・福祉分野で活躍する現在および将来の社会起業家,政策リーダーに対して,革新的なアイデアを着想し,実現するマネジメントの過程を既存事例から実践的に学ぶ機会を提供する。

68048

ノンプロフィットまちづくり論

(Theories and Practices of Community Development by Non-Profit Sector)

後学期 2−0−0  ○真野 洋介 助教授・土肥 真人 助教授・*未定

NPOや市民組織など,ノンプロフィット・セクターがイニシアチブをとって地域のまちづくりを進めるための具体的方法について,様々なケース・スタディを通じて学んでいく。

68049

ノンプロフィット国際人権論 (International Human Rights and NGOs)

後学期2−0−0  ○樋口洋一郎 教授・宇佐美 誠 助教授・ハリ スリニバス 非常勤講師

本講義では,NGOへの期待がますます高まっている国際人権の領域について,理論的および実践的な観点から解説する。貧困層のための食料・住居等の確保,経済的自立を可能とする農業形態の開発・普及,官憲による重大な人権侵害に対する被害者救済などの課題を達するために,NGOはいかなる役割をはたしうるか,そのためにどのような方策をとりうるか,NGOの活動を実効的にする経済的・政治的・社会的条件は何かを,学際的アプローチにより明らかにする。

以下の3科目はノンプロフィトマネージメントコースの学生だけが履修可能である。履習希望者はあらかじめノンプロフィットマネージメントコース主任まで申し出ること。

68671,68672,68673,68674,68675,68676

ノンプロフィットマネージメント特別研究第一〜第六

(Special Studies in Nonprofit Management 1-6)(0-1-0)

学生の論文投稿,学会発表のインセンティブとして設け,各自の研究論文のドラフトを題材に,自己のテーマが深まるよう議論する演習形式の科目である。

68681,68682,68683,68684,68685,68686

ノンプロフィットマネージメント特別演習第一〜第六

(Special Practicum in Nonprofit Management 1-6)(0-1-0)

学生の希望と指導教員の助言によって決めたテーマについてまとめあげる演習,実験であり,高度の知識と技術を実際に即して修得させる。

68621

社会イノベーション活動特別演習(Practicum in Social Innovation)

前学期 0−2−0各教員

NPO/NGOにおけるインターン活動,企業のCSR活動への参加などを通じて,社会イノベーションの実践を体験し,経験を報告としてまとめる能力を習得する。博士後期課程ノンプロフィットマネージメントコースの学生の必修科目である。

ノンプロフィットマネージメント特別研究第一

前学期

0-1-0

各教員

同                  第二

後学期

0-1-0

同                  第三

前学期

0-1-0

同                  第四

後学期

0-1-0

同                  第五

前学期

0-1-0

同                  第六

後学期

0-1-0

ノンプロフィットマネージメント特別演習第一

前学期

0-1-0

各教員

同                  第二

後学期

0-1-0

同                  第三

前学期

0-1-0

同                  第四

後学期

0-1-0

同                  第五

前学期

0-1-0

同                  第六

後学期

0-1-0

平成17年度10月入学までの学生には,これまでのカリキュラムが適用される。

68018

リサーチデベロップメント特論(Research Methodology for Social Engineering)

前学期 2−0−0  ○土場 学 助教授・金子 昭彦 助教授・十代田 朗 助教授

社会工学における研究の方法について述べる。文献の調査方法,資料の取得方法にはじまり,研究論文の構成,形式などの標準形を理解させる。集中講義形式で開講する。なお,平成17年度入学までの入学者の修士課程における必修科目であり,平成18年度以降の入学者は受講できない。

68611,68612,68613,68614

社会工学特別演習第一

前学期

0−1−0

各教員

同       第二

後学期

0−1−0

同       第三

前学期

0−1−0

同       第四

後学期

0−1−0

(Advanced Experiments in Social Engineering I−IV)

学生の希望と指導教員の助言によって決めたテーマについてまとめあげる演習,実験であり,高度の知識と技術を実際に即して修得させる。平成18年度以降の入学者は受講できない。

The aim of this course is to master the expert knowledge and techniques for each research topics. Those who are interested in this seminar should apply to a member of the faculty who are responsible for the curriculum.


[1][2]