メカノマイクロ工学専攻大学院学習課程として,下記の講義等が用意されている。この専攻は多くの分野の総合のうえに成り立つものであることから,履修計画を立てるに当たっては各指導教員と相談の上,下記科目のほかに関連科目を含めて選択することが望ましい。また,メカノバイオ融合博士一貫教育プログラム用カリキュラムは博士一貫教育プログラムのページを参照してください。なお,国際大学院プログラムの学生については別に履修できる科目を定める。
授業科目 |
単位 |
担当教員 |
学期 |
備考 |
メカノマイクロ工学基礎学 第一 (材料力学系) |
3−0−0 |
堀江・秦・佐藤(千) |
前 |
修士課程(1) |
メカノマイクロ工学基礎学 第二 (機械力学系) |
3−0−0 |
北條・吉岡 松村・新野 |
前 |
同 (1) |
メカノマイクロ工学基礎学 第三 (流体力学系) |
3−0−0 |
横田・吉田・香川 |
前 |
同 (1) |
メカノマイクロ工学基礎学 第四 (制御工学系) |
3−0−0 |
佐藤(海)・小俣 川嶋 |
前 |
同 (1) |
メカノマイクロ工学基礎学 第五 (電気・情報工学系) |
3−0−0 |
初澤・小杉・進士 |
前 |
同 (1) |
+超精密オプトメカトロニクス |
2−0−0 |
佐 藤(海) |
後 |
E |
+*Theory of Robotics |
2−0−0 |
小 俣 |
後 |
|
+アクチュエータ工学特論 |
2−0−0 |
横田・香川・吉田 |
後 |
|
+不規則信号論 |
2−0−0 |
小 杉 |
後 |
O |
+*Advanced Mechanical Systems Design |
2−0−0 |
堀江・佐藤(千) |
後 |
O |
+*Advanced Neural Network Systems |
2−0−0 |
小 杉 |
後 |
E |
+振動・音響計測特論 |
2−0−0 |
北條・松村 |
後 |
E |
+*Process Measurement and Control |
2−0−0 |
香川・川嶋 |
後 |
E |
+工作機械工学特論 |
2−0−0 |
新野・吉岡 |
後 |
|
+極限機械システム特論 |
2−0−0 |
進 士 |
後 |
O |
微細加工・応用特論 |
2−0−0 |
初澤・ノ田 |
後 |
|
機械量子工学特論 |
1−0−0 |
※矢部・北條 |
後 |
※非常勤講師 |
メカノマイクロ工学特論 第一 |
2−0−0 |
各 教 員 |
前 |
博士後期課程 |
同 第二 |
2−0−0 |
〃 |
後 |
同 |
○メカノマイクロ工学基礎実験 |
0−0−4 |
ノ 田 |
前 |
修士課程(1) |
○メカノマイクロ工学講究 第一 |
1 |
各 教 員 |
前 |
同 (1) |
○同 第二 |
1 |
〃 |
後 |
同 (1) |
○同 第三 |
1 |
〃 |
前 |
同 (2) |
○同 第四 |
1 |
〃 |
後 |
同 (2) |
○同 第五 |
2 |
〃 |
前 |
博士後期課程(1) |
○同 第六 |
2 |
〃 |
後 |
同 (1) |
○同 第七 |
2 |
〃 |
前 |
同 (2) |
○同 第八 |
2 |
〃 |
後 |
同 (2) |
○同 第九 |
2 |
〃 |
前 |
同 (3) |
○メカノマイクロ工学講究 第十 |
2 |
各 教 員 |
後 |
博士後期課程(3) |
メカノマイクロ工学特別講義 |
2−0−0 |
未 定 |
後 |
平成20年度開講 非常勤講師 |
メカノマイクロ工学専攻インターンシップ |
0−0−1 |
専 攻 長 |
前 後 |
|
メカノマイクロ工学派遣プロジェクト 第一 |
0−0−4 |
各 教 員 |
前 |
博士一貫プログラム用授業科目 |
メカノマイクロ工学派遣プロジェクト 第二 |
0−0−4 |
〃 |
後 |
博士一貫プログラム用授業科目 |
メカノマイクロ工学基礎学第一 (バイオメカノ) |
3−0−0 |
堀江・秦・佐藤(千) |
前 |
博士一貫プログラム用授業科目 |
メカノマイクロ工学基礎学第二 (バイオメカノ) |
3−0−0 |
北條・吉岡 松村・新野 |
前 |
博士一貫プログラム用授業科目 |
メカノマイクロ工学基礎学第三 (バイオメカノ) |
3−0−0 |
横田・吉田・香川 |
前 |
博士一貫プログラム用授業科目 |
メカノマイクロ工学基礎学第四 (バイオメカノ) |
3−0−0 |
佐藤(海)・小俣 川嶋 |
前 |
博士一貫プログラム用授業科目 |
メカノマイクロ工学基礎学第五 (バイオメカノ) |
3−0−0 |
初澤・小杉・進士 |
前 |
博士一貫プログラム用授業科目 |
医歯工学概論 |
1−0−0 |
小杉・※高瀬・田中 |
後 |
医歯工学特別コース用授業科目 ※非常勤講師 |
医療機器開発概論 |
2−0−0 |
※瀬尾・※依田 ※斉藤・※大森 ※小川・※井出 吉川・梶川・赤池 |
後 |
医歯工学特別コース用授業科目 ※非常勤講師 |
神経回路システム回路特論 |
1−0−0 |
小杉 |
後 |
医歯工学特別コース用授業科目 |
(注) |
1) |
授業科目欄に○印を付してある授業科目は必ず履修し単位を取得しておかなければならない授業科目で,備考欄の(1),(2),(3)は履修年次を示す。なお,国際大学院プログラムの学生はこれらの授業科目を履習できない。 |
2) |
メカノマイクロ工学基礎学第一から第五のうち3科目以上履修し単位を取得していない場合には,専攻会議で認めた特殊事情がある場合を除いて,メカノマイクロ工学講究第二〜第四は履習できない。 |
|
3) |
一部の授業科目は隔年講義となっており,備考欄の中のEは西暦年の偶数年に,同じくOは奇数年に開講することを示す。 |
|
4) |
社会人大学院プログラムにおいてはメカノマイクロ工学講究第五〜第十,メカノマイクロ工学特論第一〜第二を履修することが必要である。 |
|
5) |
*印を付してある授業科目は,英語で開講する授業科目である。国際大学院プログラムの学生はこれを履修することを薦める。 |
|
6) |
+印を付してある授業科目は,国際コミュニケーション科目に振替えることができる。 |
〔教 授 要 目〕
83019
メカノマイクロ工学基礎学第一(材料力学系)(Fundamentals for Mechano-Micro Engineering T)
前学期 3−0−0 ○堀江 三喜男 教授・秦 誠一 准教授・佐藤 千明 准教授
メカノマイクロ工学の解析・設計・計測・制御等に必要な材料力学の基礎的な知識を修得させる。
83020
メカノマイクロ工学基礎学第二(機械力学系)(Fundamentals for Mechano-Micro Engineering U)
前学期 3−0−0 ○北條 春夫 教授・吉岡 勇人 准教授・松村 茂樹 准教授
新野 秀憲 教授
メカノマイクロ工学の解析・設計・計測・制御等に必要な機械力学の基礎的な知識を修得させる。
83021
メカノマイクロ工学基礎学第三(流体力学系)(Fundamentals for Mechano-Micro Engineering V)
前学期 3−0−0 ○横田 眞一 教授・吉田 和弘 准教授・香川 利春 教授
メカノマイクロ工学の解析・設計・計測・制御等に必要な流体力学の基礎的な知識を修得させる。
83022
メカノマイクロ工学基礎学第四(制御工学系)(Fundamentals for Mechano-Micro Engineering W)
前学期 3−0−0 ○佐藤 海二 准教授・小俣 透 教授・川嶋 健嗣 准教授
メカノマイクロ工学の解析・設計・計測・制御等に必要な制御工学の基礎的な知識(MATLABを用いた制御系シミュレーションを含む)を修得させる。
83023
メカノマイクロ工学基礎学第五(電気・情報工学系)(Fundamentals for Mechano-Micro Engineering X)
前学期 3−0−0 ○初澤 毅 教授・小杉 幸夫 教授・進士 忠彦 准教授
メカノマイクロ工学の解析・設計・計測・制御等に必要な電気・情報工学の基礎的な知識を修得させる。
83024
超精密オプトメカトロニクス(Ultra-precision Opto-mechatronics) 西暦偶数年度開講
後学期 2−0−0 佐藤 海二 准教授
マイクロメートルオーダ以下の精度で,その機能,性能が論じられる精密・超精密なメカニズムに関連した諸問題を,運動学,設計学的観点から考察するとともに,機械要素,アクチュエータ,光応用計測,制御などを総合するシステム化技術について講述する。
83027
Theory of Robotics(ロボット工学論)
後学期 2−0−0 小俣 透 教授
ロボット工学に関する基礎的な知識と最近の話題についての知識を修得させる。前者については,シリアルマニピュレータ,パラレルマニピュレータ,ロボットハンドなどのメカニズム,機構学,設計論を講述し後者については医療福祉ロボットなどの話題を取り上げる。(英語で講義)
83006
アクチュエータ工学特論(Advanced Actuator Engineering)
後学期 2−0−0 ○横田 眞一 教授・香川 利春 教授・吉田 和弘 准教授
機能性流体を応用したマイクロアクチュエータ,流体マイクロマシン,圧縮性流体を用いたアクチュエータの基礎と応用を中心として,最近のアクチュエータ工学に関するトピックスを解説する。
83007
不規則信号論(Random Signal Analysis) 西暦奇数年度開講
後学期 2−0−0 小杉 幸夫 教授
工学的見地から不規則信号の一般的取扱い方法について述べ,その生体信号処理等への応用について解説する。
83036
Advanced Mechanical Systems Design(先端機械システム設計論) 西暦奇数年度開講
後学期 2−0−0 ○堀江三喜男 教授・佐藤 千明 准教授
近年の機械設計に必要なアクチュエータ,センサ,メカニズム等の先端機械要素・技術で成り立つ機械システムの機構学的,材料力学的設計法を講述する。(英語で講議)
83015
Advanced Neural Network Systems(神経回路システム特論) 西暦偶数年度開講
後学期 2−0−0 小杉 幸夫 教授
神経様素子から構成される情報処理システムの構成および特徴を生体システムとの関連において論じるとともに,ニューラルネットワークを用いたロボット制御や医用データ処理,社会システムのモデル解析など,応用面についても触れる。(英語で講義)
83016
振動・音響計測特論(Sound and Vibration Measurement) 西暦偶数年度開講
後学期 2−0−0 ○北條 春夫 教授・松村 茂樹 准教授
各種の振動・音響計測の手法について,FFTに代表される周波数分析の原理を解説し,また実用例を示しながら解説して,この分野における理論的基盤および技術の理解を深める。
83035
Process Measurement and Control(プロセス計測制御特論) 西暦偶数年度開講
後学期 2−0−0 ○香川 利春 教授・川嶋 健嗣 准教授
プロセス計測制御とは温度,レベル,流量,圧力,成分などのプロセスの重要な諸量を計測し,適切
に操作する制御を言う。まず主なプロセスの例と特徴を解説する。次にプロセス計測制御に特有なセンサ,制御装置及び操作機器を述べる。またこれらの要素で構成される制御システムの調整法を示す。
講義の進め方はまずプロセス計測制御の基礎事項を解説し,適当な英文資料をゼミ形成での討論を行い,随所に演習問題を課題として与える。(英語で講義)
83034
工作機械工学特論(Machine Tool Engineering)
後学期 2−0−0 ○新野 秀憲 教授・吉岡 勇人 准教授
次世代生産環境を構築する上で必要不可欠な「マザーマシン工学」の体系化を目的として,歴史的展開,基礎原理,設計,並びに高度化技術について代表的なテーマに基づいて講義する。その際には具体的な研究開発課題及び研究状況を概説する。なお,対象とするテーマとしては,マザーマシン設計の基礎概念と設計方法論,超精密加工システム,多機能インプロセス計測系などが挙げられる。
83039
極限機械システム特論(Advanced Course of Ultimate Mechanical Systems) 西暦奇数年開講
後学期 2−0−0 進士 忠彦 准教授
機械システムの高精度化,微小化,高速化,簡略化などの極限を目指す上での問題点を解説し,その解決方法に関して,最近の研究例を取り上げながら講述する。
83037
微細加工・応用特論(Micromachining and Application)
後学期 2−0−0 ○初澤 毅 教授・ノ田 保子 准教授
マイクロマシンの製作プロセス,MEMS/NEMSについて講義するとともに,バイオテクノロジーへの応用について紹介する。
83038
機械量子工学特論(Advanced Course for Quantum Mechanical Engineering)
後学期 1−0−0 ○矢部 彰 教授・北條 春夫 教授
機械部品や機械システムにおける微視的な力学的挙動の解析を分子レベル・原子レベルで取り扱う最新の研究動向と成果を示し,マイクロマシンの運動や,強度等の微視的な観点から機械システムの構成についての考え方について述べる。講義は集中形式でおこなう。
メカノマイクロ工学特論第一 |
前学期 |
2−0−0 |
各 教 員 |
83030 |
|
同 第二 |
後学期 |
2−0−0 |
83031 |
(Advanced Course of Mechano-Micro Engineering T−U)
社会人大学院の博士後期課程の学生が履修すべきもの,メカノマイクロ工学に関連する最先端の研究ならびに技術に関する論文の講読,討論によって幅広い知識を修得させる。
83032
メカノマイクロ工学基礎実験(Experiments in Mechano-Micro Engineering)
前学期 0−0−4 ノ田 保子 准教授
メカノマイクロ工学の解析・設計・計測・制御等に必要な基礎的な実験技術を修得させる。実験内容はパラレルロボットの機構解析と制御,ネットワーク援用計測系の構成,プロセス制御,電気泳動による核酸の検出,振動・音響計測とFFTによる処理、電子線描画によるマイクロ構造の製作,空気圧位置決めサーボシステムの動特性,マイクロ放電加工機を用いたサンプル製作,超精密ダイヤモンド切削加工,基礎加工技術。
メカノマイクロ工学講究第一 |
前学期 |
1単位 |
各 教 員 |
83701 |
|
同 第二 |
後 〃 |
1 〃 |
83702 |
||
同 第三 |
前 〃 |
1 〃 |
83703 |
||
同 第四 |
後 〃 |
1 〃 |
83704 |
(Seminar in Mechano-Micro Engineering T−W)
修士課程の各学期で行なう。この実施は指導教員の研究室で行なわれることが原則であり,その内容は,内外の著書,論文について輪講,討論または各自の研究項目の発表,討論などである。
メカノマイクロ工学講究第五 |
前学期 |
2単位 |
各 教 員 |
83801 |
|
同 第六 |
後 〃 |
2 〃 |
83802 |
||
同 第七 |
前 〃 |
2 〃 |
83803 |
||
同 第八 |
後 〃 |
2 〃 |
83804 |
||
同 第九 |
前 〃 |
2 〃 |
83805 |
||
同 第十 |
後 〃 |
2 〃 |
83806 |
(Seminar in Mechano-Micro Engineering X−])
いずれも博士後期課程における学科目であり,それぞれ示した期間に履修すべきもので,指導教員の指導のもとに行う専門分野の輪講,実験,製図,討論などである。
83511
メカノマイクロ工学特別講義
後学期 2−0−0 未 定(非常勤講師)
各講師がそれぞれの研究分野における特徴ある研究開発課題を取り上げ,その研究内容を講述する。
83041(前学期) 83042(後学期)
メカノマイクロ工学専攻インターンシップ 0−0−1 専攻長
医歯工学特別コース関係
(コースの概要,履修についての詳細は医歯工学特別コースのページをご覧ください。)
83050
神経回路システム特論(Neural Network Systems for Biomedicine)
後学期 1−0−0 小杉 幸夫 教授
生体内の神経回路と,人工のニューラルネットワークを対比して論じる。医用工学への応用面にも配慮する。
83051
医歯工学概論(Medico-Dental Engineering Outline)
後学期 1−0−0 ○小杉 幸夫 教授・高瀬 浩造 講師(非常勤)
田中 順三 教授
医歯工学に関わる基礎的事項を説明し,医療を支える医学の特殊性,医療における診断の概要,治療方法の概要ならびに医療における倫理面の問題と対応方法について医学・工学の両面より論じる。
83052
医療機器開発概論(Developmental Instrumentation for Medicine)
後学期 2−0−0 瀬尾 育弐 講師(非常勤)・依田 潔 講師(非常勤)
斉藤 吉毅 講師(非常勤)・大森 健一 講師(非常勤)
小川 哲朗 講師(非常勤)・井出 勝久 講師(非常勤)
吉川 史郎 准教授・梶川 浩太郎 准教授
赤池 敏宏 教授
医療機器の開発の現場で遭遇する諸問題(含 GLP, GCP, GMP)について,各実務担当者が講じる。