38 価値システム専攻

価値システム専攻大学院学習課程として下記に示した講義科目が開講されている。以下の表に示されているように,講義科目には,修士課程・博士後期課程の区別は設けられていないが,その他の授業科目には必修として履修するものと,選択必修するものとの区別がある。また他専攻の講義科目を関連科目として聴講する場合は,指導教員と相談の上決定することが望ましい。

博士一貫教育プログラム用カリキュラムは博士一貫教育プログラムのページを参照してください。

授業科目

単位

担当教員

学期

備考

社会的合意形成の理論と技術

2−0−0

桑   子

 

感性認知科学

2−0−0

徃   住

 

認知的知識資源論

2−0−0

徃   住

 

言説編成

2−0−0

橋   爪

 

芸術文化論

2−0−0

焉@  岸

 

比較価値論

2−0−0

上   田

 

言説方法

2−0−0

井   口

 

社会システム論

2−0−0

今   田

 

社会計測

2−0−0

未   定

E,平成20年度休講

多変量統計解析

2−0−0

未   定

O,平成20年度休講

社会シミュレーション

2−0−0

中   丸

 

共生と紛争のシステム科学

2−0−0

木   嶋

 

COE特別講義「価値創造社会システム科学の展開」

1−0−0

木   嶋

 

サービス科学基礎論

2−0−0

木嶋 ほか

 

実験経済学

2−0−0

大   和

平成20年度休講

近代日本文化の比較研究

2−0−0

リース モートン

 

社会理工学インターナショナルセミナー

1−1−0

未   定

英語開講

政治決定論

2−0−0

田   中

 

地球環境ガバナンス論

2−0−0

蟹   江

 

経済予測論

2−0−0

飯   塚

 

企業経営と情報

2−0−0

潮   見

 

地方財政論

2−0−0

飛   田

 

民事紛争処理と手続法

2−0−0

金   子

偶数年開講

情報マネジメント法学

2−0−0

金   子

奇数年開講

社会システムモデリング

2−0−0

猪   原

 

翻訳の理論と実践

2−0−0

未   定

平成20年度休講

比較文化史概論

2−0−0

奇数年開講

日中近代文化交渉論

2−0−0

偶数年開講

多文化共生社会論

2−0−0

江   川

 

公共管理特論

2−0−0

劉 ほか

清華大学で開講

◎価値システム学入門

2−0−0

桑   子

 

◎価値システム討議・実験 第一

0−1−1

各 教 員

修士課程1年

◎同           第二

0−1−1

  〃  1年

◎同           第三

0−1−1

  〃  2年

◎同           第四

0−1−1

各 教 員

  〃  2年

価値システム特別演習 第一

0−1−0

修士課程1年

同          第二

0−1−0

各 教 員

修士課程1年

同          第三

0−1−0

  〃  2年

同          第四

0−1−0

  〃  2年

コミュニケーション演習

0−1−0

猪   原

 

基礎数学演習

0−1−0

猪   原

 

紛争処理演習

0−1−0

金子・猪原

 

国際ネットワーク形成演習 第一

0−2−0

猪原 ほか

 

国際ネットワーク形成演習 第二

0−2−0

猪原 ほか

 

国際発表実践演習 第一

0−2−0

猪原 ほか

 

国際発表実践演習 第二

0−2−0

猪原 ほか

 

価値システム・インターンシップ 第一

0−2−0

 

同                第二

0−2−0

 

◎価値システム講究 第一

2

指導教員

修士課程1年

◎同        第二

2

  〃  1年

◎同        第三

2

  〃  2年

◎同        第四

2

  〃  2年

◎同        第五

2

博士後期課程1年

◎同        第六

2

   〃   1年

◎同        第七

2

   〃   2年

◎同        第八

2

   〃   2年

◎同        第九

2

   〃   3年

◎同        第十

2

   〃   3年

(注)

1)

◎印の付してある授業科目は,必ず履修しなければならない授業科目で,備考欄にその履修年次が示されている。

2)

備考欄には,さらに選択必修科目の「価値システム特別演習」の履修年次も示されている。

3)

備考欄中Eは西暦年の偶数年度に開講するもの,Oは同じく奇数年度に開講するもの,何も書いていないものは毎年開講の授業科目である。

価値システム専攻は,社会システムの数理分析能力と言説能力の修得を教育の目標とする。そのため,社会システムを解明するための数理と言説の両面から授業科目を構成するとともに,基礎理論の学習から実践的応用能力を身につけることができるものとなっている。これを示したものが下表である。

 

基   礎

応   用

A.研究方法論

価値システム学入門

価値システム学応用

B.理論・論理・数理

社会的合意形成と理論と技術

言説編成

共生と紛争のシステム科学

社会システムモデリング

社会システム論

実験経済学

経済予測論

C.発見・問題構造化・定式化

民事紛争処理と手続法

情報マネジメント法学

多文化共生社会論

COE特別講義「価値創造社会システム科学の展開」

D.技術

1.数理・統計

社会シミュレーション

社会計測

多変量統計解析

2.言説

感性認知科学

翻訳の理論と実践

言説方法

3.情報

比較価値論

認知的知識資源論

芸術文化論

近代日本文化の比較研究

4.マネジメント

 

政治決定論

比較文化史概論

日中近代文化交渉論

企業経営と情報

5.プランニング・

デザイン

 

地球環境ガバナンス論

地方財政論

E.演習・実験・実習

価値システム講究第1〜第10

価値システム討議・実験第1〜第4

価値システム特別演習第1〜第4

 

〔教 授 要 目〕

 

66001

社会的合意形成の理論と技術(Theory and Technique of Social Consensus Building)

前学期 2−0−0  桑子 敏雄 教授

社会基盤整備や環境問題の解決などをめぐる不特定多数の関係者による合意形成の理論と技術を学ぶ。紛争の防止・回避および発生してしまった紛争の解決・処理について,市民と行政との合意,市民どうし,行政機関どうし,あるいは行政内部など,複雑な話し合いのプロセスの構築と事業の全体をプロジェクトとしてマネジメントするための理論について論じ,またワークショップ形式の授業によって技術を習得する。

66002

感性認知科学(Advances in Cognitive Science)

後学期 2−0−0  徃住 彰文 教授・*松本 斉子 非常勤講師

認知科学と感性科学の最先端について,研究の動向をまとめ展望する。言語,思考,感情などの高次認知過程と,美学(文学,詩学,音楽)などの高次感性過程が本講義の対象である。

66041

認知的知識資源論(Cognitive Approaches to the Knowledge Resource Study)

前学期 2−0−0  徃住 彰文 教授

知識資源の設計,収集,獲得,蓄積,利用に関する基本知識を整理する。特に,認知科学的観点から知識資源研究にアプローチするための基本技能の習得をめざす。知識資源を,文字,記号,文書,知識資源,大規模知識資源として扱う方法を概観し,電子的(ディジタル化した)表現法,計算的(プログラミング言語やツールによる)操作法の基礎を学ぶことが主たる内容である。

66003

言説編成(Discourse Formation)

後学期 2−0−0  橋爪大三郎 教授

事実報道,法律,科学論文から始まって宗教,物語,神話に至る様々な言説について,テキストの内部編成,論理構造,反証メカニズム,実証法,論理操作などを解明するのが,言説編成である。授業は,毎年個別のテーマを選んで,情報発信や意思決定など具体的な言説編成の場面を実例を通して学ぶ。

66022

芸術文化論(Art and Culture)

後学期 2−0−0  煌ン  輝 准教授

古今東西のあらゆる造形芸術を研究の対象とする美術史学は,作品の様式(スタイル)を年代に沿って比較しながら,各地域における文化の規範性や特殊性を見出していく。こうした方法論は,現代社会において我々の生活を取り巻くあらゆる造形の分析に適用可能である。講義では,まず日本美術を例にとり作品解析の手法を紹介し,次に受講者それぞれの研究分野に関わるモノのカタチに関する研究発表と討議を行いたい。

66005

比較価値論(Comparative Studies on Value Systems)

前学期 2−0−0  上田 紀行 准教授

高度科学技術社会に生じる諸問題の根底には,多様な価値観の対立の問題がある。その対立のうち,主要なものを年度ごとに選び,それらの構造と論理を明らかにするとともに,対立の克服,来たるべき社会像について論ずる。

66006

言説方法(Methods of Discourse)

後学期 2−0−0  井口 時男 教授

社会的価値意識は膨大な言説複合体として形成されている。我々の日々の言説実践は,こうした社会的言説への批判を内蔵していなければならない。講義では近代の文芸批評を事例として,文芸批評とはいかなる言説行為であるか,文芸批評はいかに社会的言説と切り結んだか,を考える。扱うのは,小林秀雄と中野重治の対比を中心に,昭和の戦時下の言説。

66007

社会システム論(Social Systems Sciences)                                        

前学期 2−0−0  今田 高俊 教授

第二次世界大戦後に構築されたシステム・パラダイム群と社会学の関係を考察し,社会システムの理論化のためのポイントを学ぶ。具体的には,一般システム論,情報理論を含むサイバネティックス,社会学の構造機能主義,経済学の一般均衝理論,文化人類学の構造主義,自己組織性論などにおけるシステム思考の特徴を比較することで,学際的なシステム科学を模索する。特に,みずからの手でみずからの構造を変える自己組織システムについて,自己創生論(オートポイエシス:生物学),ゆらぎが共鳴しあって新たな構造や秩序を形成する側面を理論化する共同現象論(シナジェティクス:物理学),散逸構造論(熱力学)など,システム論の新しい展開を摂取して,従来の枠組みを超えた社会システム論を考察する。授業は,講義とセミナー形式を混合して,議論を重視しておこなう。

66008

社会計測(Sociometrics) 平成20年度休講

前学期 2−0−0  未   定

66023

多変量統計解析(Multivariate Statistical analysis) 平成20年度休講

前学期 2−0−0  未   定

66009

社会シミュレーション(Social Simulation)

前学期 2−0−0  中丸麻由子 講師

社会を研究する手段として数理モデルやエージェントベースシミュレーションがある。仮定のシンプルなモデルでも,複雑であると思われている社会を的確に表現する場合もあり,社会の本質を見極める手段として非常に有用なツールである。この講義では代表的な社会に関するモデルを紹介しながら,演習も行いながらモデルの解析手法の基礎を講義する。解析手法として具体的には,微分方程式や差分方程式,偏微分方程式などの解析手法やコンピュータによる数値計算方法,エージェントベースシミュレーションモデルのプログラミング手法について講義する。この講義を通して社会のモデル研究の面白さや難しさ,長所・短所を学んで欲しい。

66011

共生と紛争のシステム科学(Systems Science on symbiosis and confrontation)

前学期 2−0−0  木嶋 恭一 教授

個人,組織,集団,あるいは国家などを自律的な意思決定主体として捉え,システム科学の視点から,それらが多様な価値観と決定行動原理に基づき相互作用する状況を多主体複雑系として定式化する。ついで,特に多主体間の折り合い・共生・紛争という側面を,数理的モデル・シミュレーションモデルから,バーバルモデルまで幅広い方法論を駆使して考察する。さらに,そのような分析を踏まえ,多主体の共生・共存(アコモデーション)を支援する方法論についても論述する。

66042

COE特別講義「価値創造社会システム科学の展開」

(Development of Value Creating Social Systems Sciences)

後学期 1−0−0  木嶋 恭一 教授 他

社会システム科学という共通の枠組みから,社会的付加価値創造の最近の話題について論述する。「新たな豊かさ,心の豊かさ」を実感できる社会の実現に向けて,イノベーションの創出に主体的にかかわり,科学技術をベースにした社会的サービス価値の創出・イノベーションに貢献するために必須になる「分野を横断した文理融合的な社会技術の高度なリテラシー」を教授する。人文社会科学と社会システム科学を基礎として,木だけでなく森も見る俯瞰的な視点を涵養する。

66058

サービス科学基礎論(Foundation of Service Science)

前学期 2−0−0  木嶋 恭一 他

本学教員と産業界からの実務家とのコラボレーションにより,前半では,新しい学際領域サービス科学の意義・定義からその現在の位置まで,社会システム科学の視点から包括的に論じる。後半は,サービス科学を実際にインプリメントしている実務家を多方面から招き,サービス科学の学問的および実践的な今をビビッドに紹介する。

66012

実験経済学(Experimental Economics) 平成20年度休講

後学期 2−0−0  大和 毅彦 教授

経済学で近年発達してきた実験研究に関して講義する。理論と予測と実験結果の比較,実験結果を説明する新たな理論構築などについて説明する。受講者の関心・研究分野に即してテーマを選び,指導する。

66013

政治決定論(Political Decision)

後学期 2−0−0  田中善一郎 教授

政治決定とは政治一般に関わる決定をいう。この講義では,特に現代日本政治において政治決定に関わる国会・行政府・政党・選挙に関する本を選び,受講者の報告とディスカッションを通じて,日本における政治決定の特質の理解を深めることを目的とする。

66014

地球環境ガバナンス論(Global Environmental Governance)

前学期 2−0−0  蟹江 憲史 准教授

気候変動やオゾン層の保護をはじめとする地球環境問題の解決のためには,環境ガバナンスにかかる様々な機能を,多様な行為主体やそのネットワークが適切な形で満たしていく必要がある。今日までの環境ガバナンスの経験から我々はどのような教訓を学び取ることが出来るのであろうか?本科目では,様々な地球環境ガバナンスのケーススタディをもとに,環境ガバナンスのあり方を議論していきたい。

In order to solve global environmental issues such as climate change and depletion of Ozone layer, various environmental governance functions need to be satisfied with multiple actors as well as their trans-boundary networks. What lessons canwe learn from the past experience on environmental governance in this respect? Using case studies on variety of issues on environmental governance, this course provides students with insights on the reality of environmental governance, and discuss lessons learnt for the future institutions for the earth.

66015

経済予測論(Economic Forecasting)                               

後学期 2−0−0  飯塚 信夫 教授

「予測」をキーワードに日本や世界経済の様々な論点を切り出し,受講者とのディスカッションを通じて,「生きた経済」への理解を深める講義にしたい。具体的な論点は,受講者の研究・関心分野の即したものを選ぶが,例えば,@シンクタンク予測に比べて現下の雇用回復が遅れている背景に何があるか,A経済予測と実績のズレが現下の金融・株式市場にどのような影響を与えているか−などが考えられよう。なお,経済予測を行うために必要な,計量経済学,経済統計,マクロ経済学などの基礎知識や,経済予測の現実的な流れについても必要に応じて授業で解説・紹介し,PCを用いた実習の場も設けたい。

66037

企業経営と情報(Corporate Management and Information)

前学期 2−0−0  潮見  登 教授

企業においては,ビジョン・戦略に始まって商品開発・組織人事など具体的なものに至るまで,日々様々な意思決定が行われている。そこで重要な役割を果たすのが「情報」であるが,本講義では企業内でどのように情報が扱われ,それが企業活動に結びつくかについて,理解を深めることを目的とする。特に生活者を対象とするマーケティング分野や,企業経営とIT(情報技術)との関わりに重点を置き,極力,現実の企業の姿を把握してもらう。

66017

地方財政論(Local Government Finance)

後学期 2−0−0  飛田 博史 准教授

地方分権時代の地方財政のあり方について,地方財政の格差問題を中心に検討していく。講義の前半は,地方財政の基本的仕組みと課題について解説し,後半は地方財政の格差是正の仕組みである地方財政調整制度(地方交付税制度)をめぐる最新の議論の紹介や実証分析を行う予定である。各自の研究には直接関わらない分野と思われるが,地方財政を制度的にとらえるアプローチは研究手法の幅を広げる上で参考になると思う。

66019

民事紛争処理と手続法(Dispute Resolution and Procedure Law: Civil) 偶数年度開講

前学期 2−0−0  金子 宏直 准教授

多様化する民事の紛争処理について,民事訴訟法等の手続法の理論がどのように役立つか,さらに他の法規範との関係をどのように捉えればよいのか日本法と外国法の比較法的考察を通じて学習する。

各開講年度ごとに,集団訴訟,企業の不適切会計問題,倒産問題等の現代の具体的な民事紛争にかかわるテーマを取り上げる。

66040

情報マネジメント法学(Information Management Law) 奇数年度開講

前学期 2−0−0  金子 宏直 准教授

企業情報や個人情報などの各種情報の保護をめぐる法制度ならびに法律問題について最新事情を検討する。日本法と米国法ならびにEU諸国との比較法的検討を行うので,主に英語(必要に応じて独語等も)の資料を使用する。

66030

社会システムモデリング(Social Systems Modeling)

前学期 2−0−0  猪原 健弘 准教授

社会システムの数理モデル化の手法とモデル分析手法を,講義と演習を通じて学ぶ。特に,標準形ゲーム,展開形ゲーム,オプション・フォーム,グラフ・モデル,シンプル・ゲーム,特性関数形ゲームなどを,その例と分析方法とともに紹介する。また,提携分析や関係分析の手法も紹介する。扱いたい意思決定状況に応じて分析のためのモデルを選択する能力,現実の状況をモデルとして表現する能力,モデルを分析し現実への示唆を導出する能力,分析結果を簡潔に他者に伝える能力を養うことを目的とする。

66020

翻訳の理論と実践(Translation: Theory and Practice) 平成20年度休講

後学期 2−0−0  未   定

66026

比較文化史概論(Comparative Culture Study) 西暦奇数年度開講

前学期 2−0−0  劉  岸偉 教授

本講義は中国及び日本の近代文化の発生と交流の諸相を考察する。二十世紀初頭の中国は,伝統社会の崩壊に直面し,文化の転型を迫られていた。混沌とした中国社会の各側面を,特に日本との関わりを視野に入れて,数人の作家を中心にこの時期に書かれた諸種のテキストを通して読み解く。前期では,比較文化史の視点から,日本近代文化の生成を概観し,後期では,人物,テキスト往還の諸相を考察する。

66027

日中近代文化交渉論(Intercultural Communication) 西暦偶数年度開講

後学期 2−0−0  劉  岸偉 教授

前期と同じ

66031

多文化共生社会論(International Migration, Culture and Adjustment)

前学期 2−0−0  江川  緑 准教授

こころの健康と文化,異文化での適応,多様性の共生などのテーマについて,主として精神保健学(メンタルヘルス)の視点から検討する。精神保健学の特徴は,精神疾患の予防にとどまらず,一般健常者のこころの健康の保持・向上,すなわちこころのより良い状態を目指す実践活動とその理論化にある。研究対象は,ひとりひとりの個人から,集団,組織,地域などと幅広い。本講義では,関連する基礎知識を整理した上で,留学生・中国帰国者・海外勤務者など、越境移住者のこころの健康とその関連要因に検討を加え,あわせて異文化ストレスマネジメントについても学習する。ついで,多様性の共生への理解を深めるため,異文化シナジー,ワークライフバランス,ゲールの地域精神保健などを取り上げ考察する。

66046

近代日本文化の比較研究(A Comparative Study of Modern Japanese Culture)

後学期 2−0−0  リース  モートン

近代日本文化の比較研究は,近代日本文化あるいは近代日本人の感受性を形作る基本的なテキストを学生に紹介し,理解してもらい,論じるのがねらいである。日本語でおこないます。

66033

価値システム学入門(Introduction to Value and Decision Science)

前学期 2−0−0  桑子 敏雄 教授

価値システム専攻は,「価値判断と意思決定の科学」をめざす世界でもきわめてユニークな大学院専攻である。本講義では,この新しい科学の理念,研究方法,予想される研究成果などについて論じる。形式は,価値システム専攻に所属する教員がリレー式講義で行う。「価値システム学」の入門となる講義である。

66711667126671366714

価値システム討議・実験第一

前学期

0−1−1

各教員

同          第二

後学期

0−1−1

同          第三

前学期

0−1−1

同          第四

後学期

0−1−1

(Discussion Program in Value and Decision Science T-W)

大学院生と教員が全員参加する。取り上げるテーマは深い問題意識と広い視野を学生が身に付けるた

めに,先端的あるいは萌芽的もしくは時宜的な分野,または,学際的な分野に関する諸問題とする。また,実験科目として,調査実習,シミュレーション実験,フィールドワークなど研究分野に合ったものを実施する。修士課程における必修科目であり,第一〜第四の4つのうち最低3つをとらなければならない。ただし,留学や休学等,特別な事情がない限り,4月入学の場合には第一,二,三の順に,10月入学の場合には第二,一,四の順に履修すること。

66721,66722,66723,66724

価値システム特別演習第一

前学期

0−1−0

各教員

同         第二

後学期

0−1−0

同         第三

前学期

0−1−0

同         第四

後学期

0−1−0

(Special Seminar in Value and Decision Science T-W)

価値システム専攻に所属する学生と教員とが共有すべき広がりと深さを持った知識をともに学習する演習である。哲学・数理・情報・コミュニケーションの4系統を中心に,セミナー形式で実施する。

66051

コミュニケーション演習(Communication Techniques)

前学期 0−1−0  猪原 健弘 准教授

学習・研究を進めていく上での種々のリテラシーについて学ぶ。特に,プレゼンテーション機材の使い方,学習・研究情報の収集の仕方,効率的な議論の方法,プレゼンテーションの技術などを習得する。*特別教育研究コース履修生のみ履修可(価値システム専攻の学生は特別演習として履修可,詳しくは担当教員に問い合わせること)

66052

基礎数学演習(Basics in Mathematics)

前学期 0−1−0  猪原 健弘 准教授

記号論理学,集合論,代数系,測度論などの基礎事項を,演習を通じて身につける。

*特別教育研究コース履修生のみ履修可(価値システム専攻の学生は特別演習として履修可,詳しくは担当教員に問い合わせること)

66053

紛争処理演習(Dispute Resolution)

前学期 0−1−0  金子 宏直 准教授・猪原 健弘 准教授

紛争処理に関する文献を購読し,紛争処理の実際について理解を深める。

*特別教育研究コース履修生のみ履修可(価値システム専攻の学生は特別演習として履修可,詳しくは担当教員に問い合わせること)

66054

国際ネットワーク形成演習第一(International Research Internship T)

前学期 0−2−0  猪原 健弘 准教授 ほか

国際研究セミナーへの参加,研究発表を行うことにより,国際的研究交流をはかる。

*特別教育研究コース履修生のみ履修可(詳しくは担当教員に問い合わせること)

66055

国際ネットワーク形成演習第二(International Research Internship U)

後学期 0−2−0  猪原 健弘 准教授 ほか

海外拠点にて学習・研究を行い,国際的研究ネットワークの形成をはかる。

*特別教育研究コース履修生のみ履修可(詳しくは担当教員に問い合わせること)

66056

国際発表実践演習第一(International Research Presentation T)

前学期 0−2−0  猪原 健弘 准教授 ほか

海外拠点にて学習・研究を行い,国際的研究ネットワークの形成をはかる。

*特別教育研究コース履修生のみ履修可(詳しくは担当教員に問い合わせること)

66057

国際発表実践演習第二(International Research Presentation U)

後学期 0−2−0  猪原 健弘 准教授 ほか

国際研究セミナーへの参加,研究発表を行うことにより,国際的研究交流をはかる。

*特別教育研究コース履修生のみ履修可(詳しくは担当教員に問い合わせること)

価値システム・インターンシップ第一

前学期

0−2−0

各教員

66043

同              第二

後学期

0−2−0

66044

(Value and Decision through Internship T-U)

専攻の理念である学問と実践の融合を,将来のキャリア関連した就業体験を通じてめざすのが,価値システムにおけるインターンシップの位置づけである。企業と連携をとりながら,インターンシップ就業の設計を行い,価値システム専攻の科目として認定する。

価値システム講究第一

前学期

2単位

指導教員

66701

同       第二

後学期

2単位

66702

同       第三

前学期

2単位

66703

同       第四

後学期

2単位

66704

(Colloquium in Value and Decision Science T-W)

学生の希望と指導教員の助言によって研究テーマを設定し,それに関連した文献の輪読・実験・調査を通じて研究事項の討議を行う。修士課程における必修であり,順を追って履修しなければならない。

価値システム講究第五

前学期

2単位

指導教員

66801

同       第六

後学期

2単位

66802

同       第七

前学期

2単位

66803

同       第八

後学期

2単位

66854

同       第九

前学期

2単位

66805

同       第十

後学期

2単位

66806

(Colloquium in Value and Decision Science X-])

博士後期課程における必修科目であり,博士後期課程相当の高度の輪講,論文指導,などからなる。