V 大学院博士一貫教育プログラム学習案内及び教授要目

29 人間行動システム専攻 大学院博士一貫教育コース

学生の特別選抜:

  1. (1) 選抜方法:学生からの出願に基づき面接により選抜を行う。
  2. (2) 選抜時期:修士課程入学後5ヶ月,11ヶ月,17ヶ月。
  3. (3) 所属時期:上記選抜に合格した学生(以下「コース学生」と呼ぶ)のコース所属は毎年4月あるいは10月とする。

コース学生は以下の要項に基づき一貫教育を受け学位(博士)取得を目指す。

(1) 一貫教育プログラム修了要件

  1. (ア) 修士学位を有し,大学院に3年以上在籍していること。
  2. (イ) 講究,人間行動システム派遣プロジェクトを除く,大学院科目から26単位以上を取得すること。((カ)を参照のこと。)
  3. (ウ) 人間行動システム派遣プロジェクト(必修)により海外の大学または研究機関あるいは国内外の企業または研究機関において3〜6ヶ月程度の長期プロジェクトを行うこと(インターンシップの場合,相手期間における実務の総時間数が160時間以上であることを要す)。
  4. (エ) 在学期間中の講究を全て履修すること。(必修)
  5. (オ) (イ)で記した必修26単位に含める選択必修科目として,大学院総合科目,大学院国際コミュニケーション科目,大学院社会理工学研究科の他専攻科目,社会理工学インターナショナルセミナー(価値システム専攻),社会理工学プロジェクトマネジメント(経営工学専攻),人間行動システム専攻科目のうちから4単位以上履修し,必修単位の中に算入させること。
  6. (カ) 学位論文を提出し審査を受けて最終試験に合格すること。

(2) 修士の授与

  1. (ア) 履修学生は在学中に本学が制定する規則(学則,学位規定,学習規定,等)に基づき修士(工学,理学,学術のいずれか)の学位が授与される。
  2. (イ) 修士学位取得要件は修士課程修了学生と同一とするが,修士論文の代わりに特定課題研究成果報告書により審査を行うことができる。(学位規定参照)

授 業 科 目

単位

担当教員

学 期

備    考

◎人間行動システム研究法第一

0−2−0

中川・前川

山岸 ほか

 

※人間行動システム研究法第二

0−2−0

室   田

 

教授・学習システム論

0−1−0

松   田

偶数年度開講

Introductory Cognitive Psychology

(認知科学基礎編)

2−0−0

山   岸

英語で開講

国際大学院と兼用

認知科学(発展編)

2−0−0

中   川

 

※学習情報ネットワーク論

1−0−0

室   田

 

※学習情報システム論

1−0−0

馬越・室田

 

教育評価システム特論

1−0−0

石   塚

 

人間行動のキネシオロジー

2−0−0

須田・丸山

 

教授設計論

2−0−0

赤堀・加藤

 

Computational and Cognitive Approaches to Semantic Network

(コンピュータと認知による意味ネットワーク)

2−0−0

赤   間

英語で開講

国際大学院と兼用

メディア学習論

2−0−0

赤堀・中山

 

教育開発と評価

1−1−0

牟   田

 

能力測定法特論

1−0−0

 

精神適性論

2−0−0

石   井

 

書誌環境論

2−0−0

早   坂

 

ヒューマンインタフェース論

2−0−0

西原・中山・西方

 

情報教育論

1−0−0

赤   堀

20年度休講

日本語の言語構造

2−0−0

仁   科

 

※心理・教育測定法(基礎編)

2−0−0

未   定

 

心理・教育測定法(発展編)

2−0−0

前   川

 

教育システム設計演習

0−2−0

松   田

奇数年度開講

運動機能解剖学

1−0−0

未   定

非常勤講師

偶数年度開講

知識資源活用(実習編)

0−0−1

中川・赤間

20年度休講

知識資源活用(発展編)

2−0−0

中川・赤間

 

身体系メディアとバーチャルリアリティ

1−0−0

未   定

非常勤講師

奇数年度開講

Webベース学習システム設計

0−1−0

柳沢*・赤堀

*: 非常勤講師

偶数年度開講

Presentation Skills

1−1−0

松本*・前川

*: 非常勤講師

英語で開講

国際大学院と兼用

人間行動システム派遣プロジェクトA

0−0−4

早坂・赤間

博士一貫コース

人間行動システム派遣プロジェクトB

0−0−4

早坂・赤間

博士一貫コース

身体系エコノミクスと脳

1−0−0

未定*・赤間

*: 非常勤講師

Embodied Economics and Language

1−0−0

未定*・赤間

*: 非常勤講師

英語で開講

国際大学院と兼用

Embodied Economics and Cognition

1−0−0

未定*・山岸

*: 非常勤講師

英語で開講

国際大学院と兼用

○教育システム特別実験 第一

0−0−2

中川ほか

修士課程

○同          第二

0−0−2

☆行動システム特別実験 第一

0−0−2

石井ほか

☆同          第二

0−0−2

○教育システム講究 第一

2

中川ほか

○同        第二

2

○同        第三

2

○同        第四

2

☆行動システム講究 第一

2

石井ほか

☆同        第二

2

☆同        第三

2

☆同        第四

2

◎人間行動システム講究 第五

2

指導教員

博士後期課程

◎同          第六

2

◎同          第七

2

◎同          第八

2

◎同          第九

2

◎同          第十

2

△社会理工学実践論理思考

2−0−0

中川・赤間

山岸ほか

 

△社会理工学インターナショナルセミナー

0−2−0

未   定

博士一貫プログラム(注4)

△社会理工学プロジェクトマネジメント

0−2−0

未   定

博士一貫プログラム(注4)

△総合科目Cより選択必修

2

各 教 員

 

博士一貫プログラム(注4)

△大学院国際コミュニケーション科目より選択必修

2

各 教 員

 

博士一貫プログラム(注4)

△研究科他専攻科目より選択必修

2

各 教 員

 

博士一貫プログラム(注4)

△自専攻科目より選択必修

2

各 教 員

 

博士一貫プログラム(注4)

(注1)

◎印を付してある授業科目は必ず履修しなければならない授業科目である。
※印が付された科目は選択必修であり,この内から2単位を履修しなければならない。

(注2)

○印と☆印を付してある授業科目はどちらか一方を選択し,必修とする授業科目で,配属研究室によって異なる。

(注3)

A印とB印を付してある授業科目はどちらかひとつを選択し,必修とする。

(注4)

△印を付してある授業科目は,「講究,人間行動システム派遣プロジェクトを除く大学院科目から26単位以上」に含める選択必修科目として,「社会理工学実践論理思考」および「実践論思考」社会理工学インターナショナルセミナー(他専攻科目),社会理工学プロジェクトマネジメント(他専攻科目),大学院総合科目,大学院国際コミュニケーション科目,大学院社会理工学研究科の他専攻科目,人間行動システム専攻科目のうちから4単位以上履修し,必修単位の中に算入させるものとする。

 

〔教 授 要 目〕博士一貫教育コース用のみ掲載

65501

人間行動システム派遣プロジェクトA(Human System Science Off-Campus Project A)

前学期 0−0−4 早坂 眞理 教授・赤間 啓之 准教授

博士一貫教育プログラム履修学生を対象とし,人間科学の各分野の知見を通じ,国際社会,企業社会において積極的なリーダーシップを発揮できる実力を養成するため,3ヶ月以上の長期プロジェクトとして,海外の研究機関への派遣,もしくは国内外の企業への派遣を行なう。なお,本科目は,博士一貫教育プログラム履修学生以外の学生は履修できない。

65502

人間行動システム派遣プロジェクトB(Human System Science Off-Campus Project B)

後学期 0−0−4 早坂 眞理 教授・赤間 啓之 准教授

博士一貫教育プログラム履修学生を対象とし,人間科学の各分野の知見を通じ,国際社会,企業社会において積極的なリーダーシップを発揮できる実力を養成するため,3ヶ月以上の長期プロジェクトとして,海外の研究機関への派遣,もしくは国内外の企業への派遣を行なう。

 

【実験の計画】

本実験科目を履修する場合,博士一貫教育プログラム履修学生は,履修を予定する学期の開始前に,あらかじめ本演習科目の担当教員との間で派遣プロジェクトの内容を構築し,それをもとに内外の派遣先機関との間で研究および実務内容を協議することが必要である。

1)企業派遣の場合:相手機関における実務の総時間数が160時間以上であることを要する。企業が独自に設定する通常の「インターンシップ」とは異なる内容のものとする。

2)海外派遣の場合:海外滞在期間(留学期間)をプロジェクト機関とみなす。海外の大学において履修し単位を取得した科目あるいは修得状況の証明を得た科目にあっては別途本学の定める規則に従いこれを単位認定する。

 

【履修の条件等】

本科目は,博士一貫教育プログラム履修学生以外は履修できない。

博士一貫教育プログラム履修学生は,博士一貫教育プログラム期間中のいずれかの学期において,本科目を履修する。履修時期に関しては,修士取得以前,以降は問わないが,博士取得予定学期は除くものとする。ただし,前期に派遣される場合は,人間行動システム派遣プロジェクトA,後期に派遣される場合は,人間行動システム派遣プロジェクトBを履修するものとする。(ただし,AまたはBのいずれかを履修するものとし,両方は履修できない。)

 

【成績評価】

博士一貫教育プログラム履修学生は,派遣プロジェク遂行後,すみやかに報告書を提出し,単位認定の評価(合・否)を受けなくてはならない。

 

【担当教員から一言】

博士一貫教育プログラム履修学生は,できるだけ早い時期に,本科目の担当教員との間で履修計画を立てる必要がある。