創造エネルギー専攻一貫教育プログラムでは,特別選抜された学生に対して体系的な教育と教育成果の把握,適切な審査,効率の良い研究指導を行う。本専攻では,とくに研究室の枠組みを超えた幅広い観点からの教育と研究指導を目指す。このような教育と研究指導のもとに,高度な専門的能力,幅広い知識,国際的なコミュニケーション能力,さらには高い倫理観を持った人材を養成すると同時にレベルの高い研究成果を生み出す事を目的とする。
学生の特別選抜:
(1) 選抜方法:学生からの出願に基づき,基礎学力,研究計画,研究経過に関する口頭試問を行い,選抜を行う。
(2) 選抜時期:修士課程入学後5ヶ月,11ヶ月,17ヶ月の専攻が定めるいずれかの期日。
(3) 所属時期:上記選抜に合格した学生(以下「コース学生」と呼ぶ)のコース所属は毎年4月あるいは10月とする。
コース学生は以下の要項に基づき一貫教育を受け学位(博士)を目指す。
(1) 一貫教育プログラム修了要件:
(ア) 修士の学位を有し,大学院に3年以上在籍していること。
(イ) 在学期間中の講究を全て履修すること。
(ウ) 「創造エネルギー派遣プロジェクト」により海外の大学または研究機関,あるいは国内外の企業において3ヶ月以上の長期プロジェクトを行うこと。
(エ) 専攻が指定する講義科目を受講すること。
(オ) 中間発表を行い,中間審査に合格すること。
(カ) 中間審査に合格後は通常のコースの博士修了条件に準ずる手続きによる。原則として,学位論文は英文とし,学外を含む幅広い分野の審査教員によって評価を受け最終試験に合格すること。
(2) 修士の授与
(ア) 履修学生は在学中に本学が制定する規則(学則,学位規定,学習規定,等)に基づき修士(工学,理学,あるいは学術)の学位が授与される。
(イ) 修士学位取得要件は修士課程修了学生に準ずる(講究を含む30以上の講義単位の取得)が,特定課題成果報告書の提出と口頭試問をもって修士論文に代えることができる。(学位規定参照)
授業科目:
下記の博士一貫教育コースの授業科目以外については,創造エネルギー専攻の学習案内及び教授要目を参照すること。
授 業 科 目 |
単位 |
担当教員 |
学期 |
備 考 |
□創造エネルギー派遣プロジェクト第一 |
0-0-4 |
専 攻 長 |
前 |
博士一貫プログラム(注) |
□創造エネルギー派遣プロジェクト第二 |
0-0-4 |
専 攻 長 |
後 |
博士一貫プログラム(注) |
(注) 本授業科目は博士一貫教育コースの授業科目であり,履修者はコース学生として選抜試験に合格していなければならない。□印を付してある2科目中のどちらか一方の科目の履修を必修とする。また,専攻長もしくは指導教員に相談すること。
〔教 授 要 目〕博士一貫教育コース用のみ掲載
93038(第一)93039(第二)
創造エネルギー派遣プロジェクト第一 (Energy Science Off-Campus Project I)
前学期 0-0-4 専攻長
創造エネルギー派遣プロジェクト第二 (Energy Science Off-Campus Project II)
後学期 0-0-4 専攻長
いずれも博士一貫教育コースの科目であり,海外の大学または研究機関あるいは国内外の企業において3ヶ月以上の長期プロジェクトを行う科目である。プロジェクトを通じて高度な専門知識,国際的なコミュニケーション能力,幅広い知識を習得するとともにリーダーシップ能力を高めることを目的とする。派遣時期に応じ1または2のどちらか一方を履修するものとする。