1.数学課程は,将来主として数学の研究者,教育者及び数学的素養をもって社会の各分野で活躍しようとする者を養成することを目的とし,そのいずれにも進みうるように組まれている。
2.数学課程の標準科目は付表1に示す第3学期以降の科目である。そのうち,◎印を付した科目は必ず修得しなければならない。また○印を付した科目は本課程の基本的専門科目であるから,各自の学習計画にあわせてできるだけ修得することが推奨される。集合と位相第一・第二およびその演習は情報科学科による同一名科目があるが,これらを数学科開講のものと重複して修得できない。数学科の学生は数学科開講の集合と位相第一・第二とその演習の履修を推奨する。
3.他学科の学生が3年次に数学科を希望する場合は,◎印4単位以上,かつ◎印と○印あわせて8単位以上を修得していなければならない。
4.6学期以上在学し以下の規定を満たすものは,指導教員を選んで学士論文研究の履修を申請することができる。
(1) 数学科に所属している場合:数学課程の標準科目より合計40単位以上を修得し,そのうち◎印8単位,○印26単位以上〔うち講義科目12単位以上〕を修得している者。
(2) 学士論文研究申請時に数学科に所属変更する場合:理工系広域科目,基礎専門科目より合計40単位以上を修得し,さらに次の条件を満たす者。
@数学課程の標準科目より◎印8単位,○印12単位以上〔うち講義科目8単位以上〕を修得していること。
A付表1,2に含まれる修得科目の合計が34単位以上であること。
5.数学課程を履修して卒業するためには,数学課程の標準科目より60単位以上(学士論文研究10単位,◎印8単位,○印26単位以上〔うち講義科目12単位以上〕を含む)を修得しなければならない。ただし学士論文研究申請時に数学科に所属した場合には,付表2に含まれる科目について,修得単位のうち12単位までは数学課程の標準科目として,さらにその中から6単位は○印の単位として,読み替えることができる。
6.早期卒業を希望する者に対しては,特別な審査により,3年次終了時に学士論文研究10単位を与えることがある。
7.理工系基礎科目の取得単位数の取扱いについて
平成18年度入学者から,卒業資格に必要な理工系基礎科目の単位数16単位を超えた単位数については,卒業に必要な単位数124単位に含める。
8. 国際コミュニケーションT「英語5,英語6又は英語7」の単位認定のための本学科における合格基準点は,550点(TOEIC試験の点数)である。なお,卒業までにTOEIC試験730点(本学科の目標点)相当以上の英語能力を身に付けることが望ましい。
付表1(数学課程)
第 3 学 期 |
第 4 学 期 |
||||
理広 |
◎集合と位相第一 |
2−0−0 |
理広 |
◎集合と位相第二 |
2−0−0 |
第 5 学 期 |
第 6 学 期 |
||||
理広 |
○代数学第一 |
2−0−0 |
理広 |
○代数学第二 |
2−0−0 |
第 7 学 期 |
第 8 学 期 |
||||
基専 |
代数学第三 |
2−0−0 |
基専 |
代数学第四 |
2−0−0 |
付表2(学士論文研究申請時に数学科に転学科した学生が,数学課程の標準科目として算入可能な科目)
|
前 学 期 |
後 学 期 |
||
物理学課程 |
電磁気学第一 |
2−0−0 |
熱・統計力学第一 |
2−0−0 |
地球惑星科学課程 |
力学(地惑) |
2−2−0 |
電磁気学(地惑) |
2−2−0 |
情報科学課程 |
集合と位相第一演習 |
0−1−0 |
集合と位相第二演習 |
0−1−0 |