4. 大学院広域科目

 各研究科(系)で開講する、より広い視野に立った授業科目。

[工学系]

授業科目

単位

担当教員

学期

備考

Sustainable Engineering Technology

1−1−0

小林,竹村,池本*
犬丸*,植田*,中野*
長野*,岡崎*

後学期

 

事業計画立案演習U

0−1−0

※山崎正宏

前学期

 

海外企業の研究体制概論U

1−0−0

※岡田常義

前学期

 

異分野チャレンジ学U

1−0−0

※古田健二

前学期

 

コミュニケーションスキル演習U

0−1−0

増沢隆太

前学期

 

新エネルギービジネスと社会受容

1−0−0

西條美紀

前学期

 

科学技術コミュニケーションと社会
−メディアインターンシップ

0−1−1

西條美紀

前学期

 

サイエンスコミュニケーションと海外インターンシップ

2−0−2

野原,
マイケル・ノートン

前学期

 

グローバル人材のためのサイエンスコミュニケーション
−海外インターンシップ

1−1−0

野原 佳代子
※マイケル・ノートン

前学期

 

Technical Management for Sustainable Engineering

2−0−0

小林,花岡、※Wesp,
※荻林,※八田,※秋山,
※益田,※佐々木,※長島

後学期

 

科学技術コミュニケーション

1−1−0

Jeffrey S.CROSS

後学期

 

キャリアデザイン(O)

2−0−0

※伊東,※守島

後学期

 

キャリアデザイン(S)

2−0−0

※守島,※伊東

後学期

 

 

[総合理工学研究科]

授業科目

単位

担当教員

学期

備考

重点プロジェクト研修A

2−0−0

各教員

前学期

博士複合創造領域コース

重点プロジェクト研修B

2−0−0

各教員

後学期

博士複合創造領域コース

重点プロジェクト特論第一

1−0−0

各教員

前学期

博士複合創造領域コース

重点プロジェクト特論第二

1−0−0

各教員

後学期

博士複合創造領域コース

テクニカルディスカッション1

0−2−0

リチンスキ・ベラール

前学期

博士複合創造領域コース

テクニカルディスカッション2

0−2−0

リチンスキ・ベラール

後学期

博士複合創造領域コース

テクニカルラィティング1

0−2−0

リチンスキ・ベラール

前学期

博士複合創造領域コース

テクニカルラィティング2

0−2−0

リチンスキ・ベラール

後学期

博士複合創造領域コース

科学技術者の倫理

2−0−0

原科幸彦・山村雅幸
ほか

後学期

博士複合創造領域コース

 

[社会理工学研究科]

授業科目

単位

担当教員

学期

備考

Contemporary Art Workshop

1−0−0

※Kinji Akagawa

後学期

集中講義

情報社会の社会契約論

2−0−0

東  浩紀

後学期

 

記号機能の解明を通じて哲学的諸問題を考究する

2−0−0

※菅野 盾樹

前学期

 

 

[授 業 要 目]

【工学系】

99302
Sustainable Engineering Technology

 Autumn Semester (1-1-0)

 Coordinators of SEP and invited lectures
 Sustainable Development has been secured by a various technologies. In this course, leading engineers and researchers will give lectures on a specific area which is crucial for sustainable development, such as, energy and environment, material production, and information technology. In addition to the lectures, the students will investigate the relation of their specialty to the specific area by various ways, including site visits, and give presentations on the investigation to share the knowledge with the students of different specialty in a seminar. Through lectures and seminars with the discussions by the students of different disciplines, this course aims to train the students as “highly educated, internationalized engineers” having a wide spectrum of technical knowledge from basics to their applications

99303
事業計画立案演習U
(Business Strategy & Planning )
 前学期 0−1−0  ○古田 健二 特任教授,山崎 正宏(非常勤講師) 他

 PLIP(プロダクティブリーダー養成機構)科目
 本講義の狙いは,独創的アイデアを生かし,技術と経営を融合させ,事業計画を立案遂行できるイノベーティブリーダーを養成する一助となることである。具体的には「マネジメントを行う上で必要不可欠な幅広い基礎知識を身につけること」および「リーダーに必要な能力を有するリーダーとなるために必要な要点を身につけるために「基礎知識の学習と事業計画立案演習」を行う。講義はメーカーにおける研究開発技術者として,また 研究開発マネジメント管掌の幹部として活動しながら自ら研究者に対する事業戦略・計画に関する教育プログラムを構築している企業出身の講師が担当する。

99304
海外企業の研究体制概論U
(R&D Strategy & Structure of Multi-National Corporation)
 前学期 1−0−0  ○古田 健二 特任教授,岡田 常義(非常勤講師) 他

 PLIP(プロダクティブリーダー養成機構)科目
 本講義においては欧米系企業研究開発部門あるいは日系企業の海外研究開発拠点で実務経験を有する講師が自己の実体験をベースとして,日・米・欧企業もしくはそれぞれの地域の特殊性などについて,実際の行動様式,その背景にある考え方,価値観などについてオムニバス形式で進める。産業分野も,電機・電子,情報機器,自動車(部品を含む),化学,製薬,通信等幅広い分野をカバーしている。話の内容は「理論」でなく実務を通した「実感」が主体となるので,各人各様の異なった「理解」「解釈」が出ているのも興味深いところである。講義は少人数の利点を生かして,できるだけ「双方向」で進める。具体的には受講生からの講義中の活発な質問を促し,また講師先生からの頻繁な問いかけで講義を進める。

99305
異分野チャレンジ学U
(New Field Challenge Strategy)
 前学期 1−0−0  ○古田 健二 特任教授 他

 PLIP(プロダクティブリーダー養成機構)科目
 高度技術人材が多様なキャリアを考える際には,自分の研究領域にこだわらないようにすることにより活躍の場が一層広くなる。そこでこのように自分の研究領域に固執しないで活躍しようという志向性を持っている受講生に対し,そのような活動をした先輩からの直接の声および幅広い分野において活動する際に役立つ基礎スキルについて多様な経験を有する学外の講師から講義を受ける。具体的には「領域の異なる複数の分野における活動の意味」,「知的財産関連活動の実態」や「意思決定過程でのポイントとなるゲームの理論」さらには「先端技術ベースにメーカーを起こし成長を続けているベンチャー」についてなどを学外の講師から学ぶ。

99306
コミュニケーションスキル演習U
(Communication Skill)
 前学期 0−1−0  ○増沢 隆太 特任教授 他

 PLIP(プロダクティブリーダー養成機構)科目
 理系人,それも博士としての知見をしっかりと組織内において共有できるコミュニケーション能力を,技術とその構造理解において,実践的に修得することを目指す。コミュニケーションは「雄弁術」ではなく,必ず双方向で成り立つものであるという構造理解,「相手が」理解できるロジックの構築,そのコミュニケーションの戦略性等を総合的に習得する。これはビジネスの場で求められるコミュニケーションであることはもちろん,アカデミアを含めたあらゆる環境において,効率的かつ戦略的な思考が鍛えられるものである。

99313
新エネルギービジネスと社会受容
(Clean Energy Business & Social Acceptance)
 前学期 1−0−0  西條 美紀

 接続可能な社会を実現するためには,消費者・企業・自治体・科学者など異なる立場の人々が協調しながら,それぞれの責任を果たしていくことが求められる。本講義では,それを実現する方法論について社会科学の立場からケーススタディに基づいて広く概観する。ケーススタディとして新エネルギー関連のビジネスにおけるコミュニケーションを取り上げる。

99314
科学技術コミュニケーションと社会−メディアインターンシップ

(Science Communication & Society - Media Internship)
 前学期 0−1−1  西條 美紀

 科学技術コミュニケーションを実践しているメディア,NPO,政府系機関,企業等に学生を派遣する。派遣の前には,科学技術コミュニケーションの概念の把握,社会人としての振る舞い方を身につける演習を行う。派遣後には,日本の科学技術コミュニケーションの多様性を知るとともに,インターンの経験を自らのキャリアパスに結びつけるワークショップを行う。履修人数は面接などの選抜により10人程度とする。

99312
グローバル人材のためのサイエンスコミュニケーション−海外インターンシップ

(Science Communication for Global Scientists- Overseas Internship)
 前学期 1−1−0  ○野原 佳代子 准教授・マイケル・ノートン 講師(非常勤)

 グローバルな場面で活躍できる科学者・技術者に不可欠なサイエンスコミュニケーションの基礎的理論とスキルを派遣前の集中講義・研修(すべて英語)で学んだのち,海外の関連機関でインターンシップに参加し業務を体験する。派遣先は科学技術と政策・社会の界面で指導的役割を果たしている英国議会科学技術室、ロンドンの科学博物館など多数。面接により10名程度の履修者を選抜する。インターンシップ期間は2〜4週間程度。時期については相談の上で決定する。

99319
Technical Management for Sustainable Engineering

 後学期 2−0−0  小林,花岡,※Wesp,※荻林,※八田,※秋山,※益田,※佐々木,※長島

 To educate international high skill experts in technology with proper understanding of management in the industries where their specialties and technology are utilized, this course provides basic concept and theories as well as practical example in the field of account, management of technology(MOT), decision-making theory, corporate finance, merger & acquisition(M&A), intellectual property, project management. Acquisition of integrated perspective of technical management for sustainable engineering with international competitive edge is expected.

科学技術コミュニケーション(Technical Communications)
 後学期 1−1−0  Jeffrey S. CROSS

 This course uses a task-based learning approach to teach technical communications to engineering graduate students. The classroom time is divided into lecture, group discussion on various topics or tasks for reinforcement of the lecture topic, and student's oral presentations on their research topics. The tasks covered in the course consist of e-mail communication, writing a business letter, writing a research paper, resume and giving an oral technical presentation in class. In addition, an introduction to patents and patenting is also covered. This course focuses on teaching 20 non-native speakers of English both written and oral technical communication skills. An English proficiency level equivalent to 600 points or higher on the TOEIC test is a prerequisite to enroll in this course.

99320
キャリアデザイン(O)(Career Design(O))※大岡山開講

 後学期 2−0−0  ※伊東,※守島

 受講生が間近にせまった就職活動に臨むにあたり,主体的に「職業選択」でき将来のキャリアが描けるようになるための知識と技術を講義する。直近の大卒就職活動を事例とするが,単なる「就活技術」ではなく,受講生が,今後の職業人生における「キャリアの節目」で選択を行う際に踏むべき必要な手順(@自分を知るA職業社会を知るB選択の意志決定を行う)を実践的に身につけることを目的とする。講義中心の授業ではなく,毎回グループワークを行う。授業で学んだことを受講生各自がアウトプットにまとめ,まとめた内容を発信し相互にフィードバックしあうことを重視する。

99321
キャリアデザイン(S)(Career Design(S))※すずかけ台開講

 後学期 2−0−0  ※守島,※伊東

  受講生が間近にせまった就職活動に臨むにあたり,主体的に「職業選択」でき将来のキャリアが描けるようになるための知識と技術を講義する。直近の大卒就職活動を事例とするが,単なる「就活技術」ではなく,受講生が,今後の職業人生における「キャリアの節目」で選択を行う際に踏むべき必要な手順(@自分を知るA職業社会を知るB選択の意志決定を行う)を実践的に身につけることを目的とする。講義中心の授業ではなく,毎回グループワークを行う。授業で学んだことを受講生各自がアウトプットにまとめ,まとめた内容を発信し相互にフィードバックしあうことを重視する。

 

【総合理工学研究科】

99407
重点プロジェクト研修A
(Internship Program on Priority Project A)
 前学期 2−0−0  各 教 員

99409
重点プロジェクト研修B
(Internship Program on Priority Project B)
 後学期 2−0−0  各 教 員

 重点プロジェクトサブコースに所属する学生が国内外の大学・研究機関・企業において3ヶ月以上の研究経験を得ることにより,国際的に第一級の力量をもつ研究者・技術者の養成を行う。

99401
重点プロジェクト特論第一
(Advanced Course on Priority Project I)
 前学期 1−0−0  各 教 員

 重点プロジェクトサブコースに所属する学生が国際的な場で第一線の研究者となるために必要な研究成果を国内外に発表する際の戦略,プロジェクトの獲得や管理,遂行を円滑に行う手法,共同研究や委託研究を行う際の一般的な手続きについて学ぶ。

99402
重点プロジェクト特論第二
(Advanced Course on Priority Project II)
 後学期 1−0−0  各 教 員

 重点プロジェクトサブコースに所属する学生が国際的な場で第一線の研究者として活躍するために必要な科学者・技術者倫理,知的財産権の知識を修得する。

99403
テクニカルディスカッション1
(Technical Discussion 1)
 前学期 0−2−0  ○ダン リチンスキ 特任准教授,ダニエル ベラール 特任准教授

99404
テクニカルディスカッション2
(Technical Discussion 2)
 後学期 0−2−0  ○ダン リチンスキ 特任准教授,ダニエル ベラール 特任准教授

 博士複合創造領域コースに所属する学生を対象として,英語による実践的なディスカッション演習を通して,国際的な場で第一線の研究者として活躍するために必要な技量を習得する。

99405
テクニカルライティング1
(Technical Writing 1)
 前学期 0−2−0  ○ダン リチンスキ 特任准教授,ダニエル ベラール 特任准教授

99406
テクニカルライティング2
(Technical Writing 2)
 後学期 0−2−0  ○ダン リチンスキ 特任准教授,ダニエル ベラール 特任准教授

 博士複合創造領域コースに所属する学生を対象として,国際的な場で第一線の研究者となるために必要な,英語による科学技術論文,報告書の書き方等,実践的なライティングスキルの基礎及びより高度なライティングスキルを習得する。

99408
科学技術者の倫理
(Ethics for Scientists and Engineers)
 後学期 2−0−0  ○原科 幸彦 教授,山村 雅幸 教授 ほか

 科学技術者が持つべき倫理について学ぶ。まず,さまざまな領域で培われてきた倫理上の諸概念について,環境政策と住民参加,生命倫理と遺伝子組換え安全基準の歴史的経緯等の具体例を通して概説する。つづいて,新規複合領域を考える際の倫理のあり方について話題を持ち寄り,調査と討論を重ねることで理解を深める。

 

【社会理工学研究科】

99318
Contemporary Art Workshop

 後学期 集中  1−1−0  Kinji Akagawa(非常勤講師)

 この講義は大学院広域科目で専攻外科目にカウントされます。(2単位)今回はミネソタ芸術大学で長く芸術家を育ててきたアカガワキンジ氏を迎えてパブリックアートの最先端を教授していただくとともに作品を作ります。日本語英語とに堪能な型ですが,講義はまじめにでることが必要です。
 *Lecture given in Japanese and English

99317
情報社会の社会契約論
(Social Contract in Information Society)
 後学期  2−0―0  東  浩紀(特任教授)

 政治思想の古典,ジャン=ジャック・ルソーの『社会契約論』(1762)を現在の情報環境を前提として読み直し,集合知やロングテールやウェブ2.0などの概念を参照しながら,新しい民主主義の可能性を模索する。受講者に仏語の知識を要求しないが,社会思想,政治思想の基礎的な知識は前提となり,大学院生向けである。博士課程の受講者には発表を義務づける。

99315
記号機能の解明を通じて哲学的諸問題を考究する
(Inquiry info/through semiotic)
 前学期 2−0−0  菅野 盾樹(非常勤講師)

 知覚=運動系としての人間は環境とつねに相互作用をおこなっているが,この相互作用すなわち記号過程からさまざまな記号系が創出される。本講義は,ソシュールとパースの記号論/記号学を継承する現代の記号論的哲学のうち,とくにネルソン・グッドマンの業績を詳しく検討し,これによって個々の記号系の問題への考察を深めたい。なお授業では,グッドマン『世界制作の方法』(ちくま学芸文庫,2009年第2刷)その他を使用する。