研究

東工大ニュース

東工大、米MIT・ハーバード大などのオンライン講座コンソーシアム「edX」に参加

2014.10.01

概要

東京工業大学(東工大 = Tokyo Tech、三島良直学長)は、米国マサチューセッツ工科大学(MIT)・ハーバード大学の共同設置による大規模オンライン講座「MOOC(s)」[解説1] のコンソーシアム「edX」[解説2] に参加しました。

東工大は世界トップ10のリサーチユニバーシティ(研究大学)を目指しており、このたび「スーパーグローバル大学創成支援」にも採択されました。「国際的視野での教育システムの刷新」の一環として、世界中の学習者にインターネットを通じて東工大の教育を「TokyoTechX」[解説3] として配信し、双方向の学びを提供します。加えて、東工大の学生に対しても反転授業[解説4] を導入したSPOC(Small Private Online Courses)[解説5] のコースを配信し、質の高い教育・学習環境の提供を実現します。

第1弾として、2015年秋学期に、文部科学省から世界トップレベル研究拠点プログラムとして採択されている地球生命研究所の廣瀬敬所長・教授による講義の配信を計画しております。

TokyoTechX

画像をクリックでTokyoTechXへ

意義・狙い

東工大は卓越した専門性に加えてリーダーシップを備えた理工系人材の育成を目指して、大規模な教育改革を実施し、2016年より新しい教育システムをスタートさせます。edXへの参加は、この新しい教育環境の整備の一環として実施するもので、世界中のトップ大学が集まるedXで本学の教育を世界に発信することにより、世界中の学習者に最先端の理工系の研究を通じた学びを実現させるだけでなく、将来的には優秀な研究者を東工大に集めることが可能になります。

そして、edXを通じた世界中の学習者と東工大の学生による双方向コミュニケーションは、東工大の学生のグローバル化を促進することにつながると考えています。また、SPOCによる学内向けコンテンツの配信によって、理工系分野におけるアクティブラーニングを促進し、学生に主体的な学びと深い理解を導きます。一方で、質の高い教育を提供するための教授力の強化、また、それを支援する職員の能力向上も喫緊の課題です。edXのプラットフォームを通じて、本学の教職員向けのコンテンツ配信も検討しております。

今後の取り組み

文部科学省から世界トップレベル研究拠点プログラムとして採択され、世界中からトップクラスの研究者が集結し、地球と生命の謎の解明に取り組んでいる地球生命研究所outerの廣瀬敬所長・教授による講義の配信を、2015年秋学期に計画しております。本年度は、廣瀬敬所長・教授による講義コンテンツ制作のほかに、2015年度春学期から在学生向けのSPOCの実施を目指し、コンテンツの制作を進めます。また、edXは新たに高校生に向けた取り組みも発表outerしています。東工大も世界中の高校生に向けたコンテンツを開発し、講義の配信を検討していきます。

東工大のedXへの取り組みに対する三島良直学長のコメント

世界トップクラスの大学として世界中から優秀な留学生を集めるためには本学の教育の質を高めてそのコンテンツを世界に発信する必要があります。そして東工大生にとっても授業の予習・復習を効果的に行うことにより積極的な学びの姿勢を持つためのツールとしてその内容をいつでも閲覧できるシステムが必要です。現在進行中の本学の教育改革は2016年4月に本格的にスタートしますが、今回のedXへの参加が大きな役割を果たすことを期待しています。

解説

[解説1] MOOC(s) (Massive Open Online Course(s)) : インターネット上において無料提供され、誰もが受講することができる大規模な講義です。通常の講義のように学習期間が設定されており、学習者は科目提供者や同じ科目を登録している学習者とコミュニケーションを取ることができるなど、双方向の学びが提供されています。

[解説2] edX : マサチューセッツ工科大学とハーバード大学を中心に、世界のトップ大学によって構成される非営利のコンソーシアムです。edXでは、最先端の学習を世界中の誰もがどこからでも学ぶことができる環境をインターネット上で提供するだけでなく、最先端の教育学、教授法に基づいた学習環境の提供を実現しています。

[解説3] TokyoTechX : edXにおける各教育機関(大学等)は、機関名Xとして呼ばれます。本学はTokyoTechXとして、MOOCコンテンツを配信します。

[解説4] 反転授業 : インターネットやビデオなどを通じて、説明型の講義などの基本的な学習を授業前に行い、講義室では事前に学習した内容を踏まえ、個別指導やプロジェクト型学習などを行い知識の定着や応用力などを育成します。

[解説5] SPOC (Small Private Online Course) : MOOC(s)はインターネット上で誰にでも開かれていますが、SPOCは対象者や提供先などが限られている、オンラインでの講義です。主に企業や大学などの構成員に対して外部非公開の形で提供されます。

東工大教育改革

2016年4月、東工大の教育が変わります。現在推進中の教育改革の骨子と進捗をまとめた特設ページをオープンしました。

東工大教育改革

問い合わせ先

大学院理工学研究科
教授 Jeffrey Scott Cross (ジェフリー・スコット・クロス)

窓口

広報センター

TEL: 03-5734-2975 / FAX: 03-5734-3661

Email: media@jim.titech.ac.jp